ウルトラマンの壁

九条水音 @mizune

『ネクサス』との類似性についてはもっと語られてもいい気がするのだが、そもそもネクサス、マックス、メビウスはウルトラシリーズでも認知度が異様に低いし、放送時間帯も結構バラバラだったんで話題にしにくいな！ [人間性：-17]

九条水音 @mizune

『ネクサス』はその流れを継いで「ウルトラマンっぽくないウルトラマン」として物語を紡いできた。それは「人の思念から生まれる怪物」や「主人公が変身しない」という設定にも表れているのだけれど、『ネクサス』が凄いのはそこまで徹底して今までとは違う路線だったのに、 [人間性：-17]

九条水音 @mizune

最終回ではきちんとウルトラシリーズの路線に戻した。「ウルトラマンが社会に隠れて戦う」から「大衆から支持され、応援され、それでも負けない不屈のヒーローであるウルトラマン」へ。この辺の「亜流」から「正流」にきちんと戻し切っているのだ！ [人間性：-17]

九条水音 @mizune

あの流れを受けて、『マックス』は「子供向けで強いウルトラマン」になったと思うし、『メビウス』は「ゼロから始まるウルトラマン」だったと思うんだよな。そういう意味では『ネクサス』『マックス』『メビウス』はウルトラシリーズデモかなり重要な位置を占めていると言ってもいい。

九条水音 @mizune

実際『メビウス』には歴代ウルトラマンが登場して『メビウス』を成長させるんだけど、同時に彼らも彼らで「悩みを抱えたまま地球にやってくる」。その上でメビウスやメビウスの所属する防衛隊の人々と会話し、答えを再確認するわけだし。 [人間性：-17]

九条水音 @mizune

あ、『メビウス』→『ゼロ』の流れは割と妥当だと思うんだよね。『メビウス』のラストで人類はウルトラマンと共闘できるレベルの「宇宙に出れる存在」になってしまったので、「正真正銘の超人同士が戦う」ぐらいしかやることがなくなってしまったというか。 [人間性：-17]

九条水音 @mizune

『ダークナイト』がヒットしなかったのは、やっぱり『ウルトラマン』ぐらい外装を作りこまないとダメだと言う事だったんじゃないかと思うわ……。実際「ヒーローとしての自覚」ということなら『ULTRAMAN』でやっていてこれもまあ素晴らしい作品なんですが、やっぱりヒットしなかったし。

九条水音 @mizune

はてブみて「ウルトラマンは孤独のヒーローじゃないじゃないか！」と言う人がいて、「ああ……」と思ってしまうなぁ。『ウルトラセブン』を見ても分かる通り、ウルトラマンは孤独なヒーローですよ……。 [人間性：-17]

九条水音 @mizune

というか、防衛隊の代表なら変身して真っ先にスペシウム光線をぶち込んで怪獣をブッ殺せばいいだけの話であり、三分間と言う限られた時間の中で殴られ、蹴られ、それでもなおなぜ立ち上がるのか！その意味をもうちょっと考えるべきではないだろうか。アイツらプロレスしてるわけじゃないのよｗ

九条水音 @mizune

「なぜウルトラマンが戦うのか」という話でもあるんだが、ウルトラマンは同じ宇宙人として分かり合おうとして戦うんですよ……。でも防衛隊の奴らは容赦なく殺そうとするわけで、「対話しようとするウルトラマン」は防衛隊側でありながら防衛隊の代表ではないのです。 [人間性：-17]

九条水音 @mizune

ウルトラの父ですら孤独ですよ。アイツは「父」と言われるように「息子」にあたるウルトラ戦士達をいつ終わるともしれない戦いに送り出さなくてはいけないんですよ……。そしてその苦しさと戦い続けてるんですよ。孤独すぎるわ [人間性：-17]

四海鏡 a.k.a. ホンナタカヒロ @shikaikilyou

ウルトラマンって基本的に神様に近い存在だから、「孤独なヒーロー」と違うんじゃねぇのかなー、とか。「宇宙人との対話」と書いてあったけど、最初のウルトラマンは基本的にはベムラーを倒しに来た訳だし、バルタン星人との交渉も地球人としてハヤタがしてて、ウルトラマンは基本的に倒す側だったし。

四海鏡 a.k.a. ホンナタカヒロ @shikaikilyou

なぜウルトラマンが殴られ蹴られしつつ戦うのかって言えば、人間（防衛隊みたいな人たち）がどう頑張っても無理な時に、神様仏様レベルの存在として現れ、苦難の末に人々を救う、という感じじゃねーのかな。怪獣そのものだけじゃなく、ジャックとかは竜巻や津波みたいな自然災害系も防いでたし。

四海鏡 a.k.a. ホンナタカヒロ @shikaikilyou

怪獣殺害以外の方法で解決してる話って、明らかに怪獣が被害者だったり困ってたり実は無害だったりした場合で、それも対等の立場で対話して片付けてる訳じゃなく、庇護者みたいな感じだと思うし。

jyansato @jyansato

「最初からスペシウム光線撃てば終わりじゃんwww」とドヤ顔で言ってくる奴には「あんたスーファミの『ウルトラマン』やったことないの？　ダッサ。有野課長見て出直してこい」という反論が有効な気がする。あのゲームは、ウルトラマンがスペシウムをなかなか撃たない理由付けが非常に上手だった。

jyansato @jyansato

怪獣をある程度弱らせないと、もしかしたら光線を避けられるかもしれないし、仮に命中しても撃破に至らないかもしれない。そもそも光線は体力を消耗するので連発したくない。要するに「3分の間に、いかにしてスペシウム1発撃てば倒せるまでに弱らせられるか」が、彼らの戦い方の根本にある訳ですね。

jyansato @jyansato

それでもたまに読みが外れることもあるわけで、アボラスなんか、スペシウムを二度撃ち込んでも倒せず、三度目の照射でようやく撃破に成功するという珍しいフィニッシュでした。あんなに余裕のない戦い方をしていたウルトラマンも珍しい。

jyansato @jyansato

時々、ウルトラマンが戦いの序盤でスペシウムを撃つ事もありますよ。ただ、その場合は間違いなくスペシウムが効かないんですよね。つまり、強敵の強さを引き立たせる為の小道具として「バトル早々でのスペシウム撃ち」が描写されている訳ね。初代ウルトラマンからこの演出は確立されています。

jyansato @jyansato

だいたい、いきなりスペシウムを撃つと大抵ろくな事にならないですよ。スペシウムを跳ね返すバルタン星人二代目や、スペシウムを吸収してパワーアップするベムスターとか。どっちもウルトラマン達は酷い目に遭っていましたな。

jyansato @jyansato

彼らが延々とプロレスをするのは、どの技が効果的に効くか見極めているのもあるかと。こいつ切断技効きそうだなーとか。彼らだって、スペシウムが万能でない事ぐらい知っている。勿論、読みが外れて負ける事もあるかもしれない。まあ、セオリー通りにいかないところも含めて、バトルの醍醐味な訳で。

四海鏡 a.k.a. ホンナタカヒロ @shikaikilyou

セブンやメビウスみたいに地球人の姿になって生活してる場合もあるけど、基本的にウルトラ戦士に変身する主人公って、なんらかの「力」を借りてて、それを人間としてどう使うかってのがポイントって部分もあるしなー。特に平成三部作とか？

四海鏡 a.k.a. ホンナタカヒロ @shikaikilyou

ネクサスの話から派生して「ウルトラマンは孤独のヒーローでは」という流れになったと認識してるんだけど、ネクサスからウルトラシリーズ全体へと広げるにしては、あの話の展開は、ちょっと端折り過ぎだと思うなぁ。自説を補強するために「そうも考えられる」を取り入れまくってるイメージというか。

四海鏡 a.k.a. ホンナタカヒロ @shikaikilyou

あと、arabakiさんも言ってたんだけど、メビウスが異様に知名度が低いとか（比較的近作であり過去作からの客演が多かったこともあって、そんなことはないかと）、ティガはただのクトゥルフとか（これはクトゥルフサイドからも異議あると思うなー）、そこらへんも「うーん？」と感じてしまった。

ゆとりのT-10 @arabaki

メビウスを異様に知名度が低いといったり、ティガはただのクトゥルフとか言ったり、この人独断から生ずる理論の飛躍が多い印象だなあ。なんなんだよただのクトゥルフって。ティガの登場人物は毎週コズミックホラーに慄いてたのかよ！

ゆとりのT-10 @arabaki

ティガをただのクトゥルフって評するのは、ウーの登場回を見て「ウルトラマンはただの鬼太郎」って言うようなものだと思うんですよね。