(2/16 1st) テーマ「五十年後にページを開いて」
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【2/16 二時間作詩】 初回のお題は 「五十年後にページを開いて」です。 22時から24時の2時間で作り、タグを付け、各自アップロードしてください。 今回は2時間DTM(@2hoursDTM)さんとコラボ企画となっています。2時間DTMさんの方では「五十年後にページを開いて」をタイトル(続く #深夜の二時間作詩
2019-02-16 21:00:17続き) 2時間DTMでは「五十年後にページを開いて」というタイトルのある詩から感じたイメージを音楽にします。 つまり2時間DTMは一つの詩に対して、二時間作詩はその詩のタイトルに対して様々な作品が作られます! 詩、俳句、小説、どんな表現方法でもよいので是非ご参加ください!#深夜の二時間作詩
2019-02-16 21:00:40もっと前に君を知りたかったと 海底の大地は 空に言った 僕が見ていた蒼い瞳は 君の生命のともしびだったんだね。 地を覆う水が 血を絶えさせて 乾いた僕は、やっと、 君を見つけた それなのに 僕はどうして君の泪が恋しいのだろう 五十年前 世界の終わりを 望んだのではなかった #深夜の二時間作詩
2019-02-16 21:50:56「50」 声は出ない 一言、「マザー」と言うか 排泄を主とするか 機械となる 唯一、スワイプされた 画面上に表した、目 箱の中に詰められる時 ひたすら笑ってればいいか 他人事だと罵り ひたすら笑ってればいいか スワイプされた そこに一言も 発しちゃいなかった #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:00:37電子化の波に抗うアルバムを五十年後にページを開いて #tanka #jtanka #短歌 #深夜の二時間作詩 「五十年後にページを開いて」
2019-02-16 22:01:31書き散らした拙い言葉のバラッドに 曲をつけてくれないか。 こころの底からきみに願いながら 声に出せぬまま閉じてしまったスケッチブック。 五十年後にページを開いて、 きみだったらどんな曲をつけてくれたろうか、と もう声も思い出せないほど遠いきみを今更のように思う。 #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:02:33拙い言葉ばかり、とアイツは言って、思うことを書き連ねたスケッチブックを隠してばかりいた。けれど俺は、そのときの感興を言葉に託せるアイツが羨ましかった。そんなスケッチブックを、アイツが再び開くとしたら──五十年後にページを開いて、どんな顔するかちょっと見てみたい。 #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:09:28いま私を縛ってるものが ひとつひとつほどけて あれ?何を悩んでたんだっけなって ちょっとだけ笑って それで少し寂しくなる。 きっとそれが、50年後くらいじゃないかな。 そのときまだ君と一緒にいれたなら、思い出したくないことも想い出にして話そうね。 #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:10:42角の削れた本棚から カバーの失せた本を手に取る 「私、この本大好きなの」 下から聞こえた幼い声 「ええ、今でも大好きよ」 私よりも高い視点で 私と同じ気持ちで ページを繰る #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:13:48#深夜の二時間作詩『五十年後にページを開いて』 #空想綴り人 ひらりと早咲きの桜が舞っていた 君から渡されたのは一冊の文庫本 五十年後にページを開いてと言う どのページを開くんだよと聞くと 栞が挟んであるからと咲顔になる 五十年待つなんて約束は出来ない 今ここで開いて君を抱きしめたい
2019-02-16 22:15:52#深夜の二時間作詩 五十年も過ぎたら おそらくわたしは此の世にいない 多分あのひとも 若いあなたは生きていて 週末にはおめかしして街にくりだす お洒落な老紳士でいてください ウイスキーを愉しみながら わたしを思い出して 五十年も過ぎたら あなたとわたしの罪つくりな恋も きっと赦されてる
2019-02-16 22:16:28#深夜の二時間作詩 五十年後にページを開いて 君の日記帳は途中から真っ白 一番最後に お気に入りの本の190ページ 栞を挟んでおくから 元気を出したいときに読んでね だからいつも一緒だよ とメモを残して あれから君はまだ約束を 果たしてくれていないよ そろそろ僕から会いに行ってもいいかな
2019-02-16 22:18:03表紙ほど華やかじゃないけれど 開くという気にはなれそうです 楽しい事ばかりじゃないけれど 笑って読むことはできそうです 貴方が一緒に綴ってくれたから #深夜の二時間作詩 「五十年後にページを開いて」 #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/QbxSDm1KJF
2019-02-16 22:21:56#深夜の二時間作詩 #詩 「五十年後にページを開いて」 時間を間違えてしまったのでもう一度 pic.twitter.com/bL2BkRD8c5
2019-02-16 22:21:56#深夜の二時間作詩 「VOW」 pic.twitter.com/qyCjjDZ6sU
2019-02-16 22:22:39ぬくもりはそのままに したたかなやさしさが ぶれない勇者、だった かたない尊者、だった ぼくは、 ぼくを、 ぼくのなまもので いのりのまえに もういちど #詩 #深夜の二時間作詩 「五十年後にページを開いて」
2019-02-16 22:25:02#深夜の二時間作詩 「五十年後にページを開いて」 告げられる事の無かった想いが独り歩きをして、気紛れに留まった紙片を集めましょうか。それを一つの本に仕立てるのです。微睡みながら待つ事五十年。若書きの言葉は醸成されて、味わい深き物語となっている事でしょう。 さぁ、ページを開いて。
2019-02-16 22:26:01二人で読み合った物語を 今は一人で見つめてるの 続きが知りたいからって 差し伸べてきたあなたの手は こんなに冷たいのね 今は開かないで ずっとこの気持ちを 背負っていく覚悟が できてる 今は知りたくない この続きを知るのは たぶん五十年後ね #深夜の二時間作詩 『五十年後にページを開いて』
2019-02-16 22:26:54「これなあに?」 小さい指が角をなぞる 「わぁ きれいね!」 背表紙の金字を撫ぜ 小さく感嘆の声をあげる ーこれはね、こうやって開くのよ ばら色の小さな手を取って 古びた皮の表紙を開く ーこれはね、「本」って言うの 〈五十年後にページを開いて〉 #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:27:44昨日のページは変えれないぜ 49年と364日後に見るページはそれでよかったか、考えても仕方ねぇことは受け入れろそれも1ページ だが今日のページはそれでいいのか今からやれ全部やれ、ページの最後は続く…て書こうぜ 50年後に見るページから輝かせろ #深夜の二時間作詩 「50年後にページを開いて」
2019-02-16 22:31:23どうせそれまで覚えちゃいない、周りは一生覚えちゃいない その瞬間がくるかはわからない孤独は間違いない、それでもページだけは輝かせろ 1440でめくられるこの世で過ごし、特になしじゃ終われない 泣いた、転んだ、無視された、見てろ半世紀後ぼくは笑ってページを見てる #深夜の二時間作詩
2019-02-16 22:31:51