- uchida_kawasaki
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「1. 実際に除染された面積の比率は航空機モニタリングがカバーしてる面積に対して小さい。そのため、除染にはグリッド線量率を小さくする効果がほとんどない。」
2019-03-01 22:57:25牧野氏と黒川氏が指摘した現象が実はここにも書かれている。ただし、完全に倒錯したかたちで。除染は個人の被曝を低減するためになされる。航空機サーベイによる「グリッド線量率」を小さくするためにあるのではない。
2019-03-01 23:02:08第二の理由。"2. The residents do not necessarily spend all their time only in the decontaminated residential areas"。「住民は除染された居住地域だけでずっと暮らしているわけでは必ずしもない。」
2019-03-01 23:07:03何のことはない、この二つの理由は、宮崎早野論文で取り上げたデータではそもそも除染の効果について論ずることはできない、と言っているに等しい。もちろん私が完全に勘違いしている恐れはなくはないが、たぶんそうじゃない。
2019-03-01 23:09:30最初から除染の効果をキャッチできない航空機サーベイのデータをつかって除染の効果を検討したら除染の効果が観察されなかったと実際には*自ら*述べている(宮崎早野論文の図の一部から除染の効果が示唆されることとこの論理構成とは別の話)。
2019-03-01 23:21:55横軸が空間線量率。縦が個人被曝線量率。散らばりの大きさに注意。異なる期間合計6期間のパネルa)-f)からなり、いずれもどうようにかなり散らばっている。で大体横軸の値を0.15倍すると縦の値になるという主張。中央値がそのくらいだから。
2019-03-01 23:33:17それをもって、「ある場所の空間線量率からその場所に住む方々の個人線量を精度よく推定出来る」と、まったく言えないことを言う。(宮崎真「伊達市のガラスバッジ測定から明らかになった大事なこと」『だて復興・再生NEWS』vol. 30, 2017年3月9日。
2019-03-01 23:36:36身長が何であれ0.Xをかけると体重の中央値になるから(単位はこの場合違うけど)、身長から「その場所に住む方々の」体重を「精度よく推定出来る」と言うような感じ。図に示されるような散らばりがある中で。
2019-03-01 23:47:54宮崎早野第一論文の結論部について黒川眞一「被曝防護には空間線量そのものを使うことが妥当である」(『科学』2019年3月号)から。
2019-03-03 15:41:30「第一論文の結論に、 『この結果、著者たちは、まず、*個々の市民*が受けた外部被曝線量は航空機モニタリングデータから推定することが可能であると結論する』 と書かれている。これは、論文の結果と矛盾する結論と言わざるをえない。」
2019-03-03 15:44:00「個々の市民が受けた外部被曝線量は航空機モニタリングデータから推定できないことは、論文の最も重要な図である図4が示しているところである。・・・」
2019-03-03 15:45:44だて復興・再生NEWS vol. 30掲載の宮崎真氏「伊達市のガラスバッジ測定から明らかになった大事なこと」の「ある場所の空間線量率からその場所に住む方々の個人線量を精度よく推定できることが、伊達市の取り組みから明らかになりました。」については・・・
2019-03-03 15:48:51