@tarafuku10 さんの『動画「黒人の政治家は黒人のためにならない」を訳してみた。黒人政治家の成功が米国の黒人コミュニティにどのような影響を与えたのか、ジャーナリストのジェイソン・ライリーが語ります。』

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tarafuku10 @tarafuku10

動画「黒人の政治家は黒人のためにならない」を訳してみた。黒人政治家の成功が米国の黒人コミュニティにどのような影響を与えたのか、ジャーナリストのジェイソン・ライリーが語ります。youtube.com/watch?v=0wfN_D… pic.twitter.com/SqwWng0pyd

2019-03-04 20:36:32
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tarafuku10 @tarafuku10

1965年以来、黒人議員の数は爆発的に増加しました。1970年に1,500人未満だった議員数は、2012年には10,000人を超えました。言うまでもなく、ある黒人男性が大統領選に勝ちました。2回もです。 pic.twitter.com/L7YkY0L1ca

2019-03-04 20:37:06
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tarafuku10 @tarafuku10

社会的な通念では、すべての政治的な進歩は経済的な進歩につながるはずです。しかし、現実はそうではありません。実際には、黒人の政治的影響力が増した時期には、集団としての黒人の向上のペースが白人よりも遅くなり、貧しい黒人は不利益を被りました。

2019-03-04 20:37:24
tarafuku10 @tarafuku10

なぜこの社会通念は間違いなのでしょうか。 それは、政治こそが黒人の進歩を導くのだという間違った前提に基づいているからです。この考え方によれば、黒人の政治家のみが黒人のアメリカ人が直面する問題を適切に理解して対処できるということになります。 pic.twitter.com/FKQVbG8PLY

2019-03-04 20:37:54
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黒人を中産階級に押し上げるのは、安定した家庭、勤勉、教育ではなく、黒人の市会議員や国会議員だという考え方です。 ガリー・オーフィールドのようなリベラル派の社会学者ですら、「黒人指導者の成功と一般的な黒人家庭の生活向上のチャンスにはほとんど関連性がないのではないか」と認めています。 pic.twitter.com/aHCzbgb1SN

2019-03-04 20:38:28
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トム・ブラッドリー、マリオン・バリー、マキシン・ウォーターズ、ジョン・コニャーズなどの黒人政治家は大きな個人的成功を収めましたが、彼らの選挙区民はそうではありませんでした。 それでも、政治的な成功がより良い暮らしの大前提であるという考えは、今でも進歩派の正説となったままです。 pic.twitter.com/WBvIAGA6RD

2019-03-04 20:38:55
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2014年にミズーリ州ファーガソンで警官を襲ったマイケル・ブラウンが射殺された時、警察組織や首長の人種構成が大きな話題になりました。しかし、警察や役所で働く黒人の割合がそれほど重要なら、翌年、ボルチモアで警察に逮捕された黒人容疑者が死亡した時に発生した暴動をどう説明するのでしょうか。 pic.twitter.com/JcTVNGzxd3

2019-03-04 20:39:33
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tarafuku10 @tarafuku10

当時、ボルチモアの警察官の40%が黒人で、ボルチモア警察のトップも市長も黒人。市議会も黒人が多数派でした。クリーブランド/デトロイト/フィラデルフィア/アトランタ/ニューオリンズ/ワシントンDCも同じです。何十年にもわたって、市長、警察のトップ、市議会議員、教育長を黒人が務めてきたのです。 pic.twitter.com/OL2HmOfzsF

2019-03-04 20:40:04
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しかし、その結果、何が得られたでしょうか。 私の著書『False Black Power?』で説明したように、政治的な力がほとんどない頃も、黒人は経済的に大きな進歩を遂げていました。1940/50年代、黒人の労働参加率は白人を上回り、黒人の所得増加率は白人をはるかに凌ぎ、黒人の貧困率は 40% 低下しました。 pic.twitter.com/33z98r7bgj

2019-03-04 20:40:40
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tarafuku10 @tarafuku10

人種差別的なジム・クロウ法の時代であり、アファーマティブ・アクションが採用される前の時代である 1940 年から 1970 年の間に、中産階級の職に就く黒人の数は 4 倍になりました。言い換えれば、黒人に特別な待遇を与えなくても、人種間の格差は着実に縮まっていたのです。

2019-03-04 20:41:17
tarafuku10 @tarafuku10

そして、60 年代半ばに「貧困との闘い」の時代がやってきます。これにより、格差は完全になくなるはずでした。しかし、福祉、公営住宅、アファーマティブ・アクションなどの雇用義務プログラムに何百億ドルもの政府の援助が投入されたにもかかわらず、黒人と白人の貧困率の比率は変化しませんでした。 pic.twitter.com/U0s1EFH9VQ

2019-03-04 20:41:48
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tarafuku10 @tarafuku10

実際には、社会プログラムはどれだけ善意のものであっても集団の自己開発を妨害するという意味において、利益以上に害をもたらします。結婚や勤労の意欲を削ぐ政府の政策 (限度のない福祉給付など) は、貧しい人々を貧しいままに固定する役割を果たしました。

2019-03-04 20:42:14
tarafuku10 @tarafuku10

したがって、いくら黒人の政治家が政府の補助金を獲得しても、黒人の雇用率、持ち家率、学力達成度の改善にほとんどつながらないのは驚くべきことではありません。経済学者のトーマス・ソウルは「政治的な成功と経済的な成功には、直接的な関係というよりも、ほぼ反比例の関係がある」と説明します。 pic.twitter.com/AcNZF0EpXg

2019-03-04 20:42:35
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tarafuku10 @tarafuku10

ドイツ系、ユダヤ系、イタリア系アメリカ人の歴史はソウルの観察を裏付けます。これらの集団は、政治的に大きな権力を手に入れる前に、経済的に大きな成功を収めました。最近の例はアジア系です。主要なアジア系政治家の名前が何人思い浮かぶでしょうか?

2019-03-04 20:43:05
tarafuku10 @tarafuku10

その一方で、19世紀における貧困からの脱出が特に遅かったアイルランド系は、政治的には非常に成功していました。ボストンやフィラデルフィアなどでは、アイルランド系の政治団体が地方政治を支配していました。米国において、政治的に最も成功したマイノリティ民族集団はアイルランド系でした。 pic.twitter.com/GqfOxratDt

2019-03-04 20:43:31
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tarafuku10 @tarafuku10

ソウルによれば、「それにもかかわらず、アメリカへの欧州からの移民の中で、最も発展が遅れたのはアイルランド系」です。 もちろん、アメリカで黒人が体験したことは、アイルランド系やその他のマイノリティ民族集団のそれとは異なります。しかし、それでも、明白な結論を揺るがすことはできません。 pic.twitter.com/zJiiE6CEju

2019-03-04 20:43:57
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tarafuku10 @tarafuku10

結局、人的資源は政治的資源より遥かに重要なのです。 人種は違えど繁栄のための方程式は変わりません。結婚、安定した家庭、教育、勤勉などの伝統的な価値観が、国会議員、警察のトップ、大統領の肌の色よりも重要なのです。 マンハッタン・インスティチュートのジェイソン・ライリーでした。(了) pic.twitter.com/bSfNru5tcT

2019-03-04 20:44:34
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