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Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
エースコンバット7は、12年ぶりのナンバリング。 発案してから2年眠った。 「F2P最優先」の大号令があったから。 幸いにもインフニティは4年半応援されて、その間にチームは新しいハードであれば、7が実現できると確信できた。 でも創り初めて一度は死んだ。見てくれだけのものだったから。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
「エースコンバットのナンバリング」を、ずっと待ち続けて、望んでいただいたファンの皆様に、 届けられるものではなかった。 とても辛かった。苦しかった。 でも、止めるだけは避けたかった。 PSXで発表された時にファンの方々の 叫び声が耳にこびりついていたから。 やり直さなきゃ。だった。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
PSXの連続出展をネタに笑われることもあった。 ホントに飛ぶのか?って冗談にされた。 でも、その間にもしっかりと VRという可能性を手に入れた。 でも、それも最初は失望の塊のようなデキだった。 もう何もかも、苦しいだけの日々があった。 僕もチームもゴールが想像できなくなっていた。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
『仕切り直そう』って決断した。 ファンの皆様の為とは言え、 会社、いや、関係する全ての人々に、 とんでもない大迷惑をかけた。 何度も頭を下げ、膨大な量の資料を作り、説得、お願い、説明、 プレゼン、ありとあらゆる、 動いて、喋って、前に進むためだけに、狂っていた。 一昨年のクリスマス。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
整理が始まった。 エースコンバット7は大規模プロジェクトになった。 オフショア開発を引き上げたから。 でも、少しずつ少しずつ前進し始めた。 心強かったのは、かつての同僚、 かつてのメイン開発者、こぞって、 チームに合流したこと。 「えっ?エースやってくれるの?」 何度も言った言葉。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
ファンの皆様にはお馴染みになった、 2人のPも合流した。 正直、それまでは世界で1人だけ狂っていたのかもしれない。 これが最後になっても良いからって。進めることだけしか考えられなかった。 僕の上司に直電話で、開発に出入り禁止、河野を外せ。というのもあった。 要望が高すぎる。って。
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でも、「そんなコトを言っているとは思えない」って庇ってくれる上司がいた。 そこからまた、苦しかった日々が始まっていた。 クオリティが上がらない。ツマラナイ。これ以上作る意味が分からない。 このまま出しても、作り込んでも変わらないはず。真っ向の対立。 会社だから、時間もお金も有限。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
ある日、庇ってくれた上司に呼び出された。 「エース、今、中止して、解散。このまま続行。どちらにブランドの未来がある?エースの為になる?」 食い気味に僕と下元は 『このまま続行です。』と即答。 突然の呼び出しと質問だから、 前ウチなんてない。 2人だけはゴールが見え始めていた。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
「よし、続行しよう。」 客観的に見てどん底でも信じてもらえた。 でも、信じてもらえただけ。 そこからまた吐きそうな苦しさを味わう。 「このまま続行」を会社に承認してもらわなきゃいけない。 一言一句間違いない、でも簡潔な資料。 エースの魅力を詰め切った極短い映像。 それだけで臨んだ。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
あれ? 皆様にお届けするまでを書こうと思ったけれど、 こりゃ、今夜は無理ですね。 馬鹿だなー。俺。苦笑
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
はい、今夜は解散。 皆さん、寝ましょう。笑 読んでくださっていた皆様、 ありがとうございます。 感謝です。 記憶が鮮明なうちに記しておきたくて。 おやすみなさい。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
会社の頂上会議。 会社にとってエースコンバットは数あるブランドの1つ。事実。 会社全体を、会社に関わる全ての人を、ステイクホルダーまで考えてらっしゃる方々の集まりだから、誤解なく、当然。 だから、会社としてエースを続ける『価値』があるのかシビアに問われる。 事前に言われてた。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
遅れて始まった会議。 役割として、リアルでシビアな現実を突きつける方がいる。 当たり前だ。熱意とか責任で通せる話じゃない。 真摯に誠実に答え続けるだけ。 ひとしきり終えて、結論が出た。 最後に現実を突きつけ続けた方が仰った。 『良いものになることを期待しています。』 泣いた。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
今、思い出してみても、現実感がない。でも『期待』をかけられた。 僕らに向けた言葉に違いなかった。 「後は創るだけだ!価値をみせてみろ!」そう背中を押された。 でも、戻った時には新たな危機が待っていた。 空気が「早く終わらせたい。」疲弊し切って終わらせることが目的になりつつだった。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
それでも何処にでも大馬鹿野郎はいるもので。 ファンを感動させることしか頭にないアートディレクター。 上から下から突き上げられても耐えた開発ディレクター。 「できません」って言い放った、数日後に「できちゃいました」ツンデレエンジニア。 黙々と高品質を叩き出すナラティブディレクター。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
『熱狂』が始まった。 ミッションは全て作図して再構成していった。 グラフィックで品質の低いモノは切り捨てた。 「なぜ決まったコトを覆すのか?」 「修正が正しいのか?」 そんな言葉が現場から上がる。 でも、熱狂して動き出した人間は強い。創造的なクリエティブは挑戦からしか生まれない。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
申し訳ないけど、一緒に乗った船? 飛行機? 一緒に苦しんでもらう。 でも、それは同時に楽しくて面白い。 クリエティブに熱狂して、人を感動させて気持ちを動かそうとすることが楽しくないわけがない。 熱狂は伝播する。 気がつけば、もはやクオリティアップに疑問を持つ人はいない。 「やる」。
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そんな中、 最初にブレイクスルーしたのは、 VRチームだった。 飛び抜けて面白い。 まだ『全てが自分の体験』にはなっていなかったけど、 熱狂が生み出した、分かりやすい、自分たちが今、苦しいのは、向かっているのは、この感動をファンに届けたい!楽しい! (今日は、おわり。)
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
けど、その頃キャンペーンは形になってきたものの、 『鳥肌が立たない』ってのに頭を悩ませてた。 自分1人の鳥肌さえ立たないモノが誰かの心を動かすはずがない。 でも、データのフィックスは終わっている。 でも、このままではダメなのも分かってる。 やらなきゃいけない。諦めたら無駄になる。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
データフィックス。させない。 一箇所でイイ。鳥肌立てて涙したい。 電話する。 「1曲、どうしても名曲が要る、今から創って欲しい。」 「分かりました。」 一言も文句は無かった。 直ぐにラフが上がる、修正指示、 直ぐ収録。 〆切後に新曲を追加する。狂気だ。 命知らず、曲名 “Daredevil”
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
熱狂は止まらない。 無線ディレクターが言い出した。 「サビ前で無線をシンクロさせたい。」 サウンドはそれを受けて音を再度調整する。 プレイとドラマと音楽が調和して、 爆発的なサビにつながるM19が完成する。鳥肌! これを境にして最後の演出、BGMも、 M12の演出も次々と変わる。 やった。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
こうして、全てが揃い、 「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」は完成した。 勿論、この程度に終わらない苦労は、皆様の手に届くまで続いた。 どちらかというと僕は加害者だ。 付き合わされて狂気に巻き込まれて、 苦しんだ人はもっと沢山いる。 でも、それでも発売前夜は震えて苦しんだ。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
でも、それでも、その熱狂があったから、今がある。 発売前に、ここ数年、見たことがない数の注文で比較参考がない。予想が立たないと言われた。 そしてエース7は、シリーズ最高の出だしも記録した。今も伸びてる。 たまたま運が良かったんだと思う。 こうした苦労話は何処にでも転がっている。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
伝えたかったのは、何故、僕が作品を「我が子」として感じるのか。 僕が何故「ファンの支持と応援に感謝しています。」を繰り返しているのか、 この話の全ては、貴方たちが支えてくれたから、貴方たちを頼りにできたからだと知って欲しいからです。 ありがとうございました。心より感謝しています。
Kazutoki Kono : 河野一聡 @kazutoki
最後に、僕は会社と闘った覚えはない。 むしろ、これを世界相手にやらせてくれる会社には感謝しかない。 ウチの会社は「挑戦・成長・進化」をスローガンにしているけど、 実際は「挑戦・危機・成長・危機・進化」だと僕は知った。 そして、本当に最後。 これ僕の10000ツイート記念企画です。笑

コメント

easyiizi1111 @easyiizi1111 2019年3月8日
ああ、VRすごい良かったよ。VR無ければ金ドブどころか精神を摩耗させるだけのもはや娯楽ともゲーム(知的遊戯)とも言えない何かだったけどな。
tetra @tetra1945 2019年3月8日
インフィニティへの結構な課金が無駄にならなくて良かった良かったやつ。
asn @asnitk 2019年3月8日
easyiizi1111 シミュレータとしては割と優秀だったかもしれませんよ、軍用機のパイロットにはあらゆる困難が待ち受けてるのだ的な意味で…あんな戦場が有ってたまるか?まぁ、うん、そう、そうね…
asn @asnitk 2019年3月8日
正直本当に色々惜しいんだよなーとしか…空戦はとても楽しかった、その他が果てしなくめんどくさかったり不便だったりしただけで…
Chariot @BLACK_RX_24 2019年3月8日
せっかくの6AAMや8AAMが、「異常な機動を繰り返す多数の無人機相手のミッション」が多いおかげでなかなか生かしずらいのよねぇ…それとDLCでいいからASF-X震電Ⅱを…
iksk @space_sk4500 2019年3月9日
0か1か思考の初手罵詈雑言コメント、ここに限らずもはやゲーム系記事の恒例だな
えび🦐➕️🔥➡️🍤 @ebc_2in2crc 2019年3月9日
完結版ツイートまでまとめを更新しました。
フローライト @FluoRiteTW 2019年3月9日
いやホント、すごかったよ。6やり直したらグラフィックの差に唖然とした。……だけどな、ボリュームがなあ。フラストレーション溜まるチマチマした人柱任務で半分超えるわ、ヒロイックな空戦は少ないわ。ヘッドオンでブチ込んでも当たらないから尻追いかけてチャンス狙うしかないとかしょっぱいし。リメイクブームだし、今の技術で5を焼き直そう。そうすればホームランだ!ゼロもいいぞ!
フローライト @FluoRiteTW 2019年3月9日
あの無人機の群れにアニ機の全方位ミサイルを撃ち込みたかった……
とんぬら @aeterunae 2019年4月6日
久々に戦場の空を飛んだ気がする。 すっげぇ楽しかった。
とんぬら @aeterunae 2019年5月10日
3をリブートして戴いても宜しいんですのよ?(熱望)
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