【スライサー・ビギンズ】

どくどくウール @poisonwool_2

「イヤーッ！」ゴロゴロと転がって距離を取ったキリジは回転しながら地を蹴って跳び上がり、トビゲリを繰り出す！しかし！「イヤーッ！」「グワーッ！」ナムサン！隙の大きい空中攻撃を食らうソニックブームではない！ PW『実際回避ダイス12個というのはタイマンでは暴力そのものであります！』 pic.twitter.com/EYwX3OecBE

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「イヤーッ！」「イ…イヤーッ！」地面に叩きつけられたキリジの腹部に情け容赦ないストンピング二連！キリジは再びのワーム・ムーブメントでこれをなんとか回避！「どうした？最初の勢いはビギナーズ・ラックか？エエッ？」「クッ…！」 PW『ソニックブーム＝サンのアオリが刺さる！』 pic.twitter.com/MTos7AlXmW

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「おれは20年間カラテに打ち込んできた！負けるわけには……イヤーッ！」キリジは踏み込みながらのカラテストレートを繰り出す！しかし！「イヤーッ！」「グワーッ！」ナムサン！実戦経験に乏しいニンジャのカラテを食らうソニックブームではない！ PW『ムゴイ！』 pic.twitter.com/5rvaeVsZON

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「20年間カラテしてきただァ？ソマシャッテコラー！イヤーッ！」「イ、イヤーッ！」ソニックブームが放ったフックを肘でガードするキリジ！だが…おお！だがしかし！ pic.twitter.com/9MVDqSU3Dr

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「イヤーッ！」「グワーッ！？」間髪入れず顎を蹴り上げる大開脚キック！」キリジは吹き飛ばされ、地面に這いつくばる！「テメェみたいな増上慢のガキは幾らでもいる…所詮はヒヨッコよ！」「ゲホッ！ゴボーッ！」 PW『やはり蓄積したダメージが響いているのか！スライサー＝サンがついに回避失敗！』 pic.twitter.com/glnOc6bRw2

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「イ……」しかし…キリジは己を強いて立ち上がる。立ち上がり、チョップを構え、霞んだ視界に金糸装束のニンジャを捉えながら、駆ける！「イィィヤァーーッ！！」全身全霊を込めた一撃を叩き込むために！ pic.twitter.com/ytXL0c4dGl

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「イヤーッ！」「アバーッ！」だが、目の前に立ちはだかる現実は無慈悲だった。ソニックブームはキリジのチョップが己に届く前に痛烈なヤクザキックを彼の顔面に叩き込んだのだ。「アバッ……」キリジはついに崩れ落ち、動かなくなった。 pic.twitter.com/znbjLYYztQ

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PW『ドーモ、進行役ニンジャのパルスウェーブです。というわけでキリジ＝サン…スライサー＝サンの体力が0になってしまったので戦闘終了となります』

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PW『しかし！彼は私の、そしてソニックブーム＝サンの想像を遥かに超える素晴らしいカラテを見せてくれました！これは驚くべきことであり、彼はついに最後まで自身のカラテ判定に失敗することは無かったのです！』

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PW『ソニックブーム＝サンの手加減のおかげでキリジ＝サンは失神するだけで済んでいます。彼が次に目覚める場所はトコロザワ・ピラーであり、それなら程なくしてソニックブーム＝サンから彼自身のニンジャネームを与えられることでしょう』

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この日、キリジ・マキムラという名の男はスライサーという名のニンジャとして生まれ変わった。彼は自分を完膚なきまでに叩きのめしたソニックブームに対して強いソンケイを抱き、また越えるべき目標とするだろう。ソウカイ・ニンジャとしての任務をこなし、より激しいカラテ鍛錬を積みながら暮らすのだ

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【スライサー・ビギンズ】終わり

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遅くまでお付き合い頂きアリガトゴザイマス！！正直な話、スライサー＝サンといえど筆頭相手ではあっという間に叩きのめされてしまうだろうと私自身考えていました。しかし結果はどうだ。恐るべきソニックブームのカラテを回避し、臆することなくカウンターすら試みる果敢な攻めのカラテ！

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私も私の中のソニックブーム＝サンも実際スライサー＝サンのガッツに舌を巻いていました。「コイツはやる！間違いなくひとかどのニンジャになる！」そういったもの……

どくどくウール @poisonwool_2

ダイス・ゴッデスの微笑み…スライサーというニンジャの物語がたしかに今日！力強く紡がれたのです