オッサンs動画⑥

千晶 @motochia66

ラ「あっ、これ、全然自覚無いやつか。ごめん、悪口じゃないからね？」 ロ「いや、…うむ、…四角く作ると楽だった」 ラ「あ、純粋に効率第一で作った感じ？（笑）」 ロ「うむ、…そういえば、漆喰を使ったんだったか。…砂が沢山あったから…」 ラ「分かりやすい〜」 ロ「ガラスも…同じ理由だ」

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ラ「じゃあ、もしかして窓が緑なのも…」 ロ「緑が良いかと思って」 ラ「あ、そうか、好きな色だもんな」 「ロウソウお兄ちゃんかわいいかよ」「緑が良いかと思ったのか」「緑は目に優しいからな」「緑は心が落ち着くからな」

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ラ「あれ、でも屋上あったよな？柵までつけて」 ロ「…うむ、建物を建てたら村が暗くなったんでな」 ラ「うん（松明ついてたよな？）」 ロ「洗濯物がよく乾くように」 ザ「ぐふっ（笑）」

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ラ「…ええ、ザウル大丈夫？」 ザ「っ…、急に洗濯物とか…（笑）」 ロ「う、いや、つまりだな、村人の気分が落ち込まないように、よく陽の当たるところが必要だと思ったんだ」 ザ「村人の…www気分がwwwひぃwww」 ロ「うぐ、落ち込まないのは分かっているんだが、その、気分だ」 ザ「www」

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ザ「あー、笑った…（笑）」 ロ「むう、あるだろう、そういう時も」 ザ「いやぁ、オレぁあるけどよ。普段合理主義ぶってるお前がそういうことするたァな、…嬉しいねぇ」 ロ「別に、合理主義でもないぞ」 ザ「そうかぁ？」 ロ「面倒なことが嫌いなだけだ」 ザ「そういうの合理主義っつんだよ」

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ラ「ザウルは格別面倒なことが好きだもんな」 ザ「そうかね？」 ラ「面倒なことなら面倒なほど楽しそうだ」 ロ「お前のようなのは酔狂と言うんだ」 ザ「はは、結構なことじゃねぇか」 ラ「ほらな」

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ラ「だからだろうなあ、こんな面倒な噴水設計しちゃうの…」 ザ「今だから言うが、最初はこれより2周りほどデカかった」 ラ「…えっ、」 ザ「縮めてこれ」 ラ「縮めてこれ！？」 ザ「縮めてこれ」 ラ「過去のザウルありがとう！」 ザ「素直に今のオレに感謝しろよ」 ラ「今のお前はダメだ」 ザ「おい」

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ラ「過去のお前はデカ過ぎる噴水を縮めたから感謝するけど、今のお前は縮めた噴水をこれくらいで良いだろうって出してきたからダメ」 ザ「細っけェ屁理屈だな」 ロ「今日は随分と厳しいな。ザウルお前、何かしたのか」 ザ「あー？こいつの大事にしてる団子食ったかな」 ロ「それか」 ラ「えっ、」

千晶 @motochia66

ラ「ま、待っ、待って、いつの間に！？」 ザ「さて、いつの間にやら」 ロ「違ったのか」 ラ「だって、あれ、ちゃんとした和菓子屋さんのやつなのに」 ザ「あー、お前さんの贔屓のな」 ロ「知ってて食ったのか？」 ラ「えっ、うそ、ホントに！？ホントに！？（バタバタ…）」 ザ「…なわけねぇだろ」

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ロ「…嘘なのか？（小声）」 ザ「慌てる顔が見たくてつい（小声）」 『…えっ！？』 （バタバタバタ…） ラ「団子が増えてる！！」

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ロ「…増えてるのか（察した）」 ザ「おー、なんだ、子でも産んだんじゃねェのか」 ラ「団子が！？」 ザ「知らねェのか、大事に置いとくと増えるんだぞ」 ラ「団子が！？！？」 ラ「」（もぐもぐ） ザ「美味いか」 ラ「…美味い」（もぐもぐ）

千晶 @motochia66

「食ってる」「普通に食ってる」「？？？つまりどういうこと？」「←ザウルさんはラディットさんの贔屓の和菓子屋さんで団子を買ってきた」「分かりにくい」「本当に面倒くさいこと好きだな」

千晶 @motochia66

ロ「で、団子じゃないとしたら不機嫌の理由はなんだ」 ラ「……別に何もない」 ロ「口ついてるぞ」 ラ「ん…、」 ザ「団子餅みてェに頰っぺた膨らして、何もねェってこたねぇだろ」 ラ「…無いったら」 ザ「……あー…、お前もしかして昼頃ウチの近く来たか？」 ラ「！」 ロ「？」 ザ「なるほどな」

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ロ「なんだ」 ザ「さぁねェ、オレぁやましいことはなーんもねェんで分からねぇな」 ロ「…なるほど」 ラ「……」 ロ（…まあ、動画がひと段落してからかな…） ロ「…この噴水、今日中に完成は無理だろ？」 ザ「あー、流石に終わらねェかな」 ラ「…真ん中もうすぐ終わる」 ロ「早いな」

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ラ「どうしよう、床貼るの先に手伝う？外周やった方が良い？」 ロ「ザウルを手伝ってやってくれ」 ラ「ん」 ザ「じゃあ…ここコピーして、こっちとあっちに持ってってくれ」 ラ「こことここと…ここもか？」 ザ「おう」 ラ「ん」 「なに」「喧嘩してるの？」「どゆこと？」「分からん」

千晶 @motochia66

（-動画後幕間-） ザ「結局床と外周は終わらん買ったな」 ロ「まあ、根を詰めると体調を崩すからな」 ラ「目と肩に来るよな…」 ロ「…で、何を怒ってたんだ？」 ラ「…別に怒ってない」 ザ「昼頃によぉ、別の支店からスタッフが顔出して来てたんだよ」 ロ「ほお」 ザ「そしたらまあ、しつこくて」

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ロ「しつこい」 ザ「オレにひっつきべったりで片っ端からあれこれ訊くわ声はデケェわで仕事になんねェの」 ロ「ほう」 ザ「ついに店長がキレて『お前らちょっと昼飯でも食ってこい』って店追ん出されて」 ロ「昼飯を食いに行ったのか」 ザ「しょーがねぇだろ」 ロ「まあ…災難だったな」

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ザ「しかも外歩く間も腕に絡みついて離さねぇんだぜ。何度放り投げてやろうと思ったことか」 ロ「へえ…。しかし意外だな、お前はそういうのは結構好きなのかと思っていた」 ザ「冗談。オレにだって好みがあらァな」 ロ「ふは（笑）…好みの相手がむくれてるぞ」 ザ「団子じゃ機嫌は直らなかったか」

千晶 @motochia66

ラ「…別にむくれてません」 ザ「昼間オレが外歩いてるとこ見たんだろ？」 ラ「見たけど…別にそんな事で怒りません」 ザ「じゃ、なんで怒ってんだ」 ラ「…最初から怒ってない」 ロ「…まあ、話も聞いたし、俺は帰るとしよう」 ラ「…帰るのか？」 ロ「明日は俺も団子を買ってきてやろう」 ラ「ふふ」

千晶 @motochia66

ザ「おい、流れるようにちゅーをするな」 ロ「なんだ、額なんか挨拶だろう」 ザ「どこの国だ」 ロ「お前もされたいならしてやるが」 ザ「絶対に嫌だ」 ロ「は、（笑）じゃあな、おやすみ。あまり夜更かしするなよ？」 ラ「すぐ寝る」 ロ「はは、それはどうだろうな（笑）」

千晶 @motochia66

ザ「なぁおい、そこのお団子さん」 ラ「…お団子さんじゃありません」 ザ「良いから来いって（笑）」 ラ「わぷ」 ザ「なあ、あの女がオレになんて言ったと思う？」 ラ「…、なんて言ったの」 ザ『アタシぃ、老け専なんですよぉ』 ラ「…っ、ぶふ（笑）」 ザ「お、笑った」 ラ「おま、お前の裏声が」

千晶 @motochia66

ザ『ザウルさんってぇ、まだ若いけど落ち着いててお爺ちゃんみたいで安心するって言うかぁ〜』 ラ「…っ、んふ、おじいちゃん…（笑）」 ザ「あの女、8割方オレの顔よりオレの髪の毛に話しかけてたぜ」 ラ「髪の毛www」 ザ「オレのプラチナブロンドはさぞかし魅力的に違いねェや」 ラ「っふふwww」

千晶 @motochia66

ラ「…おじいちゃんは、女の子にモテて嬉しかったんじゃないですか？」 ザ「…おじいちゃんは団子を食うことしか頭にないので他のことを考える余裕がありません」 ラ「ふは（笑）喉に詰まらすなよ？」 ザ「団子が行儀よくしてりゃあな？」 ラ「（笑）」

千晶 @motochia66

《-噴水編2-》 ラ「さて、意外にも最後に残ったのは床貼りだったね」 ザ「外周はコピペできるから意外とイケるって言ったろ？…ま、途中から二人でやってたってのもあるが」 ロ「うむ…彩釉は、置き間違いと貼り直しが多くてなかなか進まないな」 ラ「ザウルのデザイン、一定の向きが少ないしな」

千晶 @motochia66

ロ「疲れてくると余計に混乱してな…」 ザ「まあ…悪かったよ」 ロ「しかし、一定の向きを向いているよりこうして模様が繋がっている方が、この噴水のために誂えたという感じがしてやり甲斐がある」 ザ「…お前…いいやつだよなあ…」 ロ「なんだ惚れたか？」 ザ「はいはい、最初から惚れ惚れですよ」