ジョンお姉さんの「特攻に関して毎度毎度テキトーなことを言う人」

「ジャーナリズム」とか「ノンフィクション」という言葉の軽さよ。 佐藤章と保坂正康の主張の妥当性を記録等から考えてみる。
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またお前かよ。

佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlM

ジャーナリスト。元朝日新聞記者。五月書房新社・編集委員長。36年間勤めた朝日新聞社では経済部やAERA、週刊朝日、月刊Journalismで記事を執筆。最近著に『職業政治家 小沢一郎』(朝日新聞出版)他の著書に『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)『関西国際空港』(中公新書)『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)など

佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlM

少年飛行兵だった父は都城基地で他の隊員200人と共に隊長の前に整列した。隊長は「これから特別攻撃隊を募る。希望する者は一歩前へ」と一言。重い沈黙の時間が流れた。前へ出る者はついに一人も出ず。仕方なく隊長は後で指名した。指名された者は魂の抜け殻のようになった。 mainichi.jp/articles/20141…

2019-04-17 19:35:48

こういうお話、お姉さん滾ってしまいます・・・♡

都城からの特攻が行われたのは1945年4月~7月
都城からの特攻作戦が開始された頃、都城に所在していた陸軍の飛行部隊は次のとおり。
都城西飛行場:
・第100飛行団(司令部機能のみ)、
・飛行第101戦隊(四式戦闘機)
・飛行第102戦隊(四式戦闘機)
・振武隊(各部隊から選抜された特攻機及び搭乗員)

都城東飛行場::1944年に急造した飛行場で、1945年3月末に101戦隊が移駐するまでは海軍が運用。1945年4月末に西飛行場が空襲で壊滅して以降は、東飛行場を使用。

 さて、ここで特攻作戦やるよん、と隊長に言われた200人、特攻への志願を求められているのだから、当然パイロットですね。パイロットが200人。ふむ。パイロットが200人。たくさんいますね。パイロット。

 さて、当時の陸軍の戦闘機1個戦隊の編成
・12機編成の飛行隊(あるいは中隊)×3
・1個戦隊で戦隊長を入れてもパイロットは37人。

えーと・・・完全編成でも、第101戦隊と第102戦隊を合わせてもパイロットは70人ちょっとしかいません。

振武隊がいる?
それ、もともと特攻隊だから、都城に来る前に特攻隊員になっとる。今さら特攻志願の意思確認なんかされんよね。(大笑い

第101戦隊と第102戦隊を合わせてもパイロットは70人ちょっとしかいません。残りの130人、どこから連れてきたんですか?
 

っていうか、「隊長が200人を並べて特攻への志願を募った」ていうの、ウソですよね。つまり、そこで「誰も手を上げなかった」っていうのも、ウソですよね。前提となる場の設定がウソなのですから。
 
 
 
まさかパパは頭が悪くて30以上の数を数えられなかったとか言わないですよね。(にっこり

 

佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlM

「おお佐藤じゃないか」外地の基地を歩いていた父は声をかけられた。少年飛行兵仲間の松島だった。「お前はいいよ。俺は特攻になっちゃったよ」17歳の松島は泣きに泣いた。「先に行って待ってろよ。俺もすぐ行くから」下手な慰めだった。今は亡き老父は17の顔になって泣いた。 mainichi.jp/articles/20141…

2019-04-17 21:22:25

パパ、都城の部隊にいたんですよね。
17歳の少年飛行兵で。
パパが17歳ってことは、満17歳から志願できる少年飛行兵(乙幹)の半年間の教育を終わって初所属の部隊ですよね。

うん、そこにいた第101戦隊も、第102戦隊も、第103戦隊も、編成から終戦による解散まで一度も外地に展開してないんだ。

陸軍の特攻作戦が外地で行われたのって、レイテ作戦以降のフィリピンだけなんだけど、パパ、そんなところにいないよね。

パパ、フィリピンの基地なんかにいなかったよね。
当然、そこで同期の少年飛行兵に会うなんてこともあり得ないよね。

ウソだよね、これも。

ウソであるという証拠の文書がこちらです。( ´H`)y-~~

アジ歴レファレンスコード C12122420200
「陸軍航空部隊略歴(その2) 付.航空部隊の隷指揮下にあったその他の部隊/分割3」
185ページ 飛行第101戦隊
186ページ 飛行第102戦隊

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特攻が始まった以降の4月末に第103戦隊が東飛行場に移駐してるけれど、特攻が始まった後だから「これから特攻を行う!」なんて言われないよね。まる。

アジ歴レファレンスコードC12122420200
「陸軍航空部隊略歴(その2) 付.航空部隊の隷指揮下にあったその他の部隊/分割3」
187ページ 飛行第103戦隊

これを合わせても200人の半分しかいかないんだよね。そして第103戦隊も外地に進出していない。

何をかき集めても、ウソはウソです。

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念のため、少年飛行兵出身の「松島きゅん♡」が外地の特攻作戦で死んでいるかどうかを確認してみた。

富嶽隊 該当なし
万朶隊 該当なし
八紘第一隊(八紘隊) 該当なし
八紘第二隊(一宇隊) 該当なし
八紘第三隊(靖国隊) 該当なし
八紘第四隊(護国隊) 該当なし
八紘第五隊(鉄心隊) 該当なし
八紘第六隊(石腸隊) 該当なし
八紘第七隊(丹心隊) 該当なし
八紘第八隊(勤皇隊) 該当なし
八紘第九隊(一誠隊) 該当なし
八紘第十隊(殉義隊) 該当なし
八紘第十一隊(皇魂隊)該当なし
八紘第十二隊(進襲隊)該当なし
菊水隊 該当なし
旭光隊 該当なし
若桜隊 該当なし
精華隊 該当なし
皇華隊 該当なし
小泉隊 該当なし
第27戦隊 該当なし
第200戦隊 該当なし
独飛24中隊 該当なし

以上、松島きゅんの情報求む。

(念のため、松嶋、松嶌名も確認済みです。)
 

佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlM

特攻機はよくエンジントラブルを起こし父親のいた都城基地と沖縄間の奄美大島の砂浜に胴体着陸した。胴体着陸すればどんなトラブルだったかはわからなくなる。父親によれば整備不良が多かったとはいえそんなに多く故障するはずがない。奄美から帰った飛行兵は別棟に収容され、すぐに再特攻に出された。 twitter.com/bSM2TC2coIKWrl…

2018-11-09 23:04:31
佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlM

父親の話では、特攻隊指名は学徒動員の士官を優先した。軍としては航空学校在籍の長い少年飛行兵の方を残しておきたかった。2、3日で出撃したが中にはそのまま格納庫に激突、大破炎上する機もあった。敵艦体当たりがいやだったらしい。わざとプロペラに腕を巻き込ませ特攻を免れた飛行兵もいたらしい。 twitter.com/bSM2TC2coIKWrl…

2018-11-09 22:57:19

 
えーと、搭乗員が死なない程度の胴体着陸ならば、エンジンの故障の原因なんぞ調べりゃわかります。はい。
事故った車の事故原因が車の故障か、運転ミスかわかるように。な。
 
起きてるんだよ。故障。 
 
アジ歴レファレンスコードC12121555500
 
「昭和19年度軍需動員の決戦的措置に関する報告」 昭和19年5月31日 陸軍航空本部

1、質的方面 最近生産セラレタル発動機其ノ他ノ故障発生状況並ニ作戦及教育等ニ及ボセル影響附表第一ノ如ク就中三式戦闘機ハ一時南方作戦部隊ノ補給ヲ著シク拘束スルノ止ムナキニ至リ練習機(キ八六)ハ発動機ノ信頼性ヲ失ヒ操縦教育ニ甚大ナル支障ヲ生ジタル状況ニシテ其ノ間種ニ止ムナキ原因ハ存スルモ質ハ漸次粗悪ノ過程ヲ辿リアリト謂ヒ得ベシ

都城での特攻を始める一年前には、「戦闘機のエンジン故障で作戦に影響が出るわ、練習機のエンジン故障で訓練もままならねえわ、エンジンは粗悪化しつづけている」と陸軍航空本部が問題視する状況なんだよなあ。

ホントにお前はちょっとは物事の裏とかとってからジャーナリズムとか言えよ、と。

ちな、この文書では三式戦闘機のエンジンが槍玉に上がってるけど、第101戦隊、第102戦隊、第103戦隊が装備していた四式戦闘機はエンジンの不調による稼働率の低さでは定評のある飛行機な。
 

佐藤 章 @bSM2TC2coIKWrlM

特攻に行きたくなくてわざと事故を起こす人は少なからずいた。父が基地で目撃したのは出撃せずにそのまま格納庫に衝突してしまう人、わざとプロペラに腕を巻き込ませた人。最も多かったのは途中の奄美大島に不時着してしまう人。そういう人はその後すぐにまた特攻に出された。 mainichi.jp/articles/20141…

2019-04-17 21:03:22

まず、この「父親の証言」が本当にあったかどうかも不明。「証言」があったとして、それが事実かどうかも不明。

だって、今までの話が全部ウソなんですもの。

そもそも、特攻機が故障で不時着する、目標が発見できずに基地に引き返す、天候不良で引き返す、というのは普通にあるお話でございます。特攻が嫌で逃げたのか、不可抗力による攻撃中止なのかはどうやって判断しているのでしょう?

もしかしたら、根拠もなく、奄美に不時着したパイロットを「あいつは死ぬのが怖くて逃げたんだよ、プゲラ」とかdisってたんすか?

最近、こんな話がありましたよね。

 

お姉さんのお言葉。

人は話を盛る。モリモリに。それは旧軍関係者もジャーナリストも例外ではない。 
 
 

1mmも事実関係を確認せず再生産され続けるアレな人たち。

じこぼう @kinkuma0327

「海軍のバカヤロー」と叫びながら、殺されていった若者の叫びは、当局にとって隠蔽されてしまう。個々の死と向き合うという責任を忌避しようとする者にとって、「英霊たちのおかげで今がある」などという、靖国に象徴される「感傷」は実に都合がいい。 mainichi.jp/feature/news/2…

2014-10-25 12:00:56
清水 潔 @NOSUKE0607

特攻機の無線が伝えた最期の言葉。 『海軍のバカヤロー』と叫んで、散華する者あり」「特攻は日本の恥部、美化は怖い」 保阪正康さんインタビュー - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20141…

2017-02-16 08:56:14
九郎政宗 🕊️【∃】🌈🚩🖖 @claw2003

@E3Wb3b @M16A_hayabusa ▼【#ネトウヨデマ警報】(@∀@)つ【英霊の遺書】「今年の秋は 淋しく冷く風が吹きすさび 残るものはなにもなくなろう…すべては崩壊する 日本に終末がくる」(林尹夫中尉)「海軍のバカヤロー」(特攻隊員の最後の通信) ※↓ヤバい特攻隊員の遺書を回収して歴史抹殺w nhk.or.jp/gendai/article…

2018-12-23 00:10:46
山下 知子 @1nfsx7uFGicKQsw

朝日新聞記者@東京本社社会部/浜松市出身/2003年入社、鹿児島→山口→福岡報道センター→東京社会部→EduA→社会部/入社前に京都に2年住み、福岡には10年勤務、東京では教育担当/中3と小2の息子。上の子は普通級在籍の発達障害で、かるーく読み書き障害も/投稿は私見。RT、いいねは必ずしも賛意を表しません

山下 知子 @1nfsx7uFGicKQsw

今日もまた、「海軍の、バカヤロー」 特攻70年:「特攻は日本の恥部、美化は怖い」 保阪正康さんインタビュー - 毎日新聞 mainichi.jp/articles/20141…

2019-04-18 12:56:09