【シナリオ】深海棲艦となって提督を襲う神通②

深海棲艦となって提督を襲う神通の話その2
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@akuochiken

軽巡棲姫「いいんですよ? 私に提督の身体を預けてもらえれば、提督を望むままの姿に変えられます。私の愛液を受け入れてもらえれば、提督の身体はどんどんと溶けていって、私のナカへと吸収されていきます。私へと胎内回帰させて……深海棲艦として生み落とすことも、今の私にはできるのですから」

2019-05-02 04:38:48
@akuochiken

左目付近を大きく破壊され、深い陰を顔面に落とし、またそこを起点として頭部だけでなく胸部に至るまで亀裂が入った身体を見せつけている彼女、いや軽巡棲姫と呼んだほうが(さかな提督が喜ぶから)いいか。 彼女は不思議な言葉を呟きながら、その亀裂から青い粘度の高い液体を垂れ流していた。

2019-05-02 04:54:07
@akuochiken

間もなく彼女の着ている服がその液体に濡れ満たされ、どんどんと彼女の肌へと吸い付いていき、彼女の美しい体表をなぞる。 黒を貴重とした服に青色が交わり、その液体の屈折率も相まって得も言われぬ色合いを醸し出す。 液体の浸透はスカートの端まで至り、ぽたり、ぽたりと地面へと滴り落ち始めた。

2019-05-02 05:00:31
@akuochiken

彼女は、同じく青い液体を滴らせている両手でそのスカートの裾を掴んで少しだけ捲り上げた。 「提督、知ってますか? 私のこの服は私の身体から生み出されたものなんです。それだけではただの服と同じなのですが……たった今、私の身体と、この液体を媒介として繋がりつつあるのですよ」

2019-05-02 05:10:01
@akuochiken

彼女の顔に残された口元が、にっこりと笑みを浮かべる。 すると、彼女のスカートが生き物のようにうねうねと動き出し、やがてそれは何枚もの、意思を持って動く反物へと分化し地面へと伸びていく。 そして、彼女の足元に水溜りのように展開されている青い液体をぴちゃり、ぴちゃりと濁していく。

2019-05-02 05:18:11
@akuochiken

「私を、受け入れてください。この液体は全て私なのです。私の身体の中身が溶け出しているものなんです。だから……」 彼女の目の前に尻もちをついて倒れている提督の服を、その触手めいた彼女の衣服が侵食していく。 その液体が全てを繋ぐ媒介と化したかのように、提督の服を絡め取って同化していく。

2019-05-02 05:23:00
@akuochiken

白かった提督の服は、黒い彼女の服に侵食され、艶やかに光を反射する黒色のものへと変化し、そして彼女の上半身がそうであるように、提督の全身をぴっちりと包み始めた。 「苦しくはないと思います。提督の身体はもう、神経ごと、私の愛液を媒介として、この服の下で溶け始めているはずですから」

2019-05-02 05:29:52
@akuochiken

彼女は両手を掴んでいたスカートから離し、そのまま彼女の秘部に当てながら目の前の提督が包まれているであろう黒い塊へと馬乗りになった。 「あっ……んっ……そうです……そうやって私のナカに……提督の全てを……!」 彼女の下で不気味に蠢く黒い物体は、どんどんとその容積を減らしていく。

2019-05-02 05:40:08
@akuochiken

べちょり。 全てを吸収し終わったのか、地面と彼女を遮るものがなくなって、地面の水溜りへと彼女の身体が衝突する音が聞こえた。 「はぁ……はぁ……ふふ、提督? 私のナカは気持ちいいですか? 深海棲艦の意識に慣れるのは時間が掛かると思いますが、じっくり、ゆっくり生み落としてあげますから」

2019-05-02 05:44:29
@akuochiken

地面に薄く広がる青い液体と、その上で未だ触手のように蠢く彼女のスカートだった何枚もの黒い生地。 そしてその黒衣の中央にぺたんと脚を折って座り込んでいる彼女の顔は、一連の行為を完了できたことを満足とする、妖艶な笑みを浮かべていた。

2019-05-02 05:48:41