日本のエレクトロニクス産業の敗戦から考える
- mori_arch_econo
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半導体の市場的変化は、市場拡大と汎用化において、半導体の高性能化・多様化の波と、メモリーなんかメーカー保証なくて安いバルク品でもいいと、品質や歩留まりの悪さを乗り越えるくらいの廉価の大波にさらわれて、日本はリーディングプロダクトもボトムプロダクトもその両方を失っていってます。
2019-05-04 11:42:14それはちょうど、日本企業が規格設計から生産まで自社規範に拘り過ぎて動きや変化に追従できない中で、各国メーカーは高度な企画だけで、設計生産は受注生産専門企業に投げるEMS方式にドンドン変わっていった。生産効率もよくなり益々価格優位性で負けていき、日本企業の利益率が下がっていった。
2019-05-04 11:48:39リーマンショック前の2007年における半導体メーカーの売り上げ利益率を比較してみると、日立とサムスンはともに10兆円規模の売り上げがありながら、利益が1800億円と1兆1000億円と10倍近く違う。サムスンが海外売り上げを伸ばし始めた2003年と日本で中堅技術者をリストラした時期は一致する。 pic.twitter.com/hDWiHQptZb
2019-05-04 12:02:56これは武田軍団の滅亡過程とも似ており、鉄砲伝来以降、練度の低い鉄砲足軽でも火薬と弾薬の量産力があれば、立派な騎馬武者が掃討されていくのと似ている。また団塊の世代でリストラに遭った技術者等がサムスンで降倭の沙也可(さやか)となり、日本の無能な団塊経営陣に復讐の牙をむいたともいえる。
2019-05-04 12:10:20国内メーカーで自己保身のみに走った生き残り団塊の全世代が定年退職になるまで、10年間の無策によって、2013年に世界市場で戦える日本の半導体軍団は国内からほぼ一掃された。その状況で、兵士も持たず多くの国民を喰わす力もない詐欺的なベンチャー企業の口舌家に無駄金を垂れ流し続けていた。 pic.twitter.com/FxrNf9ySfj
2019-05-04 12:14:21@hiroshigenji 仰せの通りです。「歴史を学ぶ」から「歴史から学ぶへ」という導線を、再び作っていかねばなりません。学ぶと言っても教訓的なものだけでなく、日本人として知っておかねばならないことも含めてです。
2019-05-04 12:14:54@mori_arch_econo @jun_ito_info あまりにも長い期間、組織的風土、日本史といった日本独自の文化から日本の欠点(かつては美点)が語られてきたと思います。で、実際、それは有効な議論だったのでしょうか。いくら伝統的に根付いたものでも変わるときは変わってしまう。歴史・文化に対する考え方自体固定化している気がします。
2019-05-04 12:16:08@mori_arch_econo 日立、富士通、NECもかな? 当時の経営陣がビビったのでしょう。 半導体は投資が膨大ななのに値崩れも利益率が低い。 なぜ安定的なの事業に集中しないのか?外国人株主から叱られるから。 一方、工場がなくなった以上に日本にとって不幸なことは、工学部にSiを扱う研究室が激減したことでしょう。
2019-05-04 12:19:07@TaxiOgino2 @mori_arch_econo 何ともお答えのしようがありませんが、何事もブレイクスルーしていかねばなりません。
2019-05-04 12:19:15@mori_arch_econo @jun_ito_info 上に媚びへつらう、重大な責任から逃げる、そのこと自体は日本人でなくてもやるでしょう。調子に乗れば誰だって傲慢にもなりますし。日本がそういう傾向に見事に陥っているとすれば、それは日本固有の文化によると考えるよりも、人がそうなってしまう普遍的事象に起因する、と見る方がよい気がします
2019-05-04 12:22:04@tann2009 企業業績を一見、短期的に回復したように見せかける手っ取り早い方法は、収支の改善で、従業員の解雇だからですよ。病気になったときに短期的に一瞬、病気が消えたと思わせる方法は、疾病部分の除去と同じです。では、その数年後に健康状態が保たれているのかどうか…。自明ですね。
2019-05-04 12:23:28@TaxiOgino2 @mori_arch_econo ようやく分かりました。外資系企業に22年いた私としては、日本人ほどではないと思いますよ。
2019-05-04 12:25:11@mori_arch_econo @jun_ito_info 自分の印象では、例えば、ここまで来て危機感のない茹でガエルという事象を考えるならば、自分自身の安全保障を十分に考えない、或いは考えて来なくて済んだ状況を頭に浮かべます。平和ボケと言っても良い。極限的危機状況を考えない、考えなくて済む事態こそ、緩み、傲慢を生むと感じます。
2019-05-04 12:27:35@TaxiOgino2 @jun_ito_info >人がそうなってしまう普遍的事象 これですね。 そうならないような圧力も一方で、特に下位構造には、これまでずっとあるにもかかわらず…なんです。いわゆる庶民にモラルがあるにもかかわらず、なぜ組織上位にモラルがなくなってしまうのか…です。
2019-05-04 12:28:29@mori_arch_econo @jun_ito_info これを拡張するなら、敗戦後の日米安全保障条約と平和(?)憲法体制ということになりましょうか。自分が戦って守ることは観念しにくい体制ですからね。自らの安全は他人の掌中にある、これは大きいと思います...
2019-05-04 12:30:38@TaxiOgino2 @jun_ito_info 社会性生物としての正常性バイアスというものも強くあるでしょう。
2019-05-04 12:31:02@TaxiOgino2 @jun_ito_info 軍事戦闘行為としての戦争は一応、休戦中ですが、他のジャンルでは経済や文化、技術という、武力を伴わないヶ所では、戦闘は永遠に継続中という意識が吹き飛んでいるからです。
2019-05-04 12:32:51@mori_arch_econo 病気の診断が誤っていて、しかも、外科手術なので、 切ってはいけない部位を切ってしまって、 病気が回復するどころか、未だに悪化し続けてるのが、半導体作ってた会社で、 いまは、単なるデカイコンピュータシステム屋さんになってしまって支払い能力のある政府にスリスリという状態です。
2019-05-04 12:41:07@mori_arch_econo @jun_ito_info 下位のレベルでは壮絶なる戦い(必死な安全保障)を展開できても、トップレベルでの大規模な安全保障(国家が行う)戦争は自分ではできない。となると上へあがるほど、組織が大きくなって国家に近づくほど「戦えなくなる」ので、大企業や高級役所などで地位が高い人間ほど「ダメ」になる、と思います。
2019-05-04 13:00:10@TaxiOgino2 @jun_ito_info >組織が大きくなって国家に近づくほど「戦えなくなる」 そして >戦えなくなると「ダメ」 ならば、その人物の視野と思想が狭く短いからです。 4×4でオセロやっても勝敗は見えていますが、 盤面を拡げて囲碁にすれば多様な手があるように、 歴史と文明の衝突にまで拡げて考えるしかないです。
2019-05-04 13:21:32@mori_arch_econo @jun_ito_info >歴史と文明の衝突にまで拡げて考えるしかないです。 その通りだと思います。そうでないと(ズル)賢い相手に見透かされ、負けてしまうか、思う存分に利用されてポイされる気がします。戦える環境を整えるためには不可欠なことだと思います。
2019-05-04 14:14:55@mori_arch_econo @wangon2010 技術、生産拠点ともども海外へ売っちゃったからじゃないの🐸🐸🐸⁉️
2019-05-04 14:58:50