FAUST_editor_Jによる新会社に関するつぶやき

新会社設立の発表、その前日からの流れ およびオンデマンド印刷機、編集行為について
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@FAUST_editor_J

100メートル走が早い奴って、すごいじゃん。それは、誰もが簡単にできることを、誰よりもすばらしくできるからこそすごいんだ。「編集」を誰もができるような時代になるからこそ、それでも誰よりもすごい「編集」ができるかどうかが未来の編集者に問われている!

2010-04-09 01:15:25
@FAUST_editor_J

出版社に務めているからこそ「編集」ができる時代は終わる。Webも、紙も、流通・販売も、それを「編集」のために利用するハードルは劇的に下がる。世の中の全員が編集者になる時代だ。

2010-04-09 01:20:08
@FAUST_editor_J

世界中の全員が編集者になって一斉に「編集」を始めたとき、それでも、図抜けてすばらしい「編集」ができる人はいるはずで、僕はそういう人になりたいな。だって、格好良いじゃない。

2010-04-09 01:22:39
@FAUST_editor_J

デジカメで写真をみんなが簡単に、気軽に撮影するようになって初めて、「プロの写真家ってすごいんだな〜」ってみんなが気づく。プロの仕事って言うのはそういうもんだ。ひるがえって、僕ら編集者は果たして「プロ」の仕事をしてきたのか。これからはそれが問われる。みんなから。

2010-04-09 01:27:02
@FAUST_editor_J

高価な一眼レフや交換レンズを山ほど持っているからプロの写真家であるわけじゃない。プロの写真を撮れるから、プロなんだ。僕たち編集者も、出版社に務めているから編集者であるわけじゃない。プロの編集ができるからこそ「編集者」なんだ。そこんとこ、胸に手を当ててもういちど考えたい。

2010-04-09 01:33:23
@FAUST_editor_J

ある出版社の経営者さん(講談社じゃないですよ)が、「うちの会社で、もう今後は必要のないものがある。それは、社員」と宣っているとある方から伺った。それってある意味、未来を見据えた正論なんだけどw、悔しいじゃないか! 俺は悔しい。たちあがれ、編集者!!

2010-04-09 01:38:17
@FAUST_editor_J

正直言って、現状の編集者の仕事のかなりの部分は、技術革新がこのまますすんでいけば、ある種のシステムで代行できる(はずだ。ピント合わせの技術がオートフォーカスシステムで必要なくなったように)。しかし、それでも残ってしまった部分、その領域で勝負できるからこそプロなはずだ。

2010-04-09 01:42:41
@FAUST_editor_J

かつて、「携帯小説」のシステムから、多くの作家さんと、何百万部ものヒット作品が生まれた。あれは人が為せる業ではない。数万、数十万、数百万作の投稿小説を一人の編集者は読み切れない。システムがあったからこそ、作家が生まれ、ヒットした。それは認めなければならない。

2010-04-09 01:50:18
@FAUST_editor_J

人たる編集者が戦っているのは、確率論や民主主義的な投票という機械的なシステムとはかけ離れた別次元の領域だ。直感や思いこみがすべての、泥くさい、まさに人間的な領域だ。しかしそこからでも、というか、そこからだからこそ、出てくる作家がいて、飛ばせるヒットがある。

2010-04-09 01:54:13
@FAUST_editor_J

自分の仕事の紹介になっちゃって恥ずかしいけど、たとえば「奈須きのこ」というペンネームの不思議なひびきや、『空の境界』という美しいタイトルに心惹かれて、その同人小説を手に入れるために秋葉原のおたくショップにまで足を運ぶことができるのは人間だけだ。システムにはそれは無理なのだ。

2010-04-09 02:01:32
@FAUST_editor_J

システムの仕事も、人間の仕事も、どっちも大事だ。ただ、人間の仕事の中の、システムでも代行できる部分は、しちゃえばいい。もうなっちゃってる部分も大いにあるし、僕がしなくても、それはいずれ誰かがやることだから。

2010-04-09 02:03:04
@FAUST_editor_J

まだ漠としているけれど、これから立ち上げていく新会社では、それらシステムの仕事と人間の仕事の両立、コラボレーションをひとつの目標としたい。必要なシステムは必要だし、要らない人間は要らないのだ。

2010-04-09 02:04:29
@FAUST_editor_J

大塚英志さんの『大学論』のあとがきに、「今年(2010年)は「出版」というメディアのあり方が解体していく決定的な一年になるとぼくは思う。」とある。先日見学して目の当たりにしたオンデマンド印刷機の進化も、「解体」の一波だ。そして「解体」と「再構築」は常に裏表の関係だ。頑張るぜ!

2010-04-09 02:15:07
@FAUST_editor_J

しかしまあ、2010年という年の何と面白いことよ! 大塚英志、渡辺浩弐、安倍吉俊、紺野慎一、杉原幹之助、太田克史というメンバーは、2009年ならば一堂に会することは決してなかった。オンデマンド印刷機の進化に感謝だ!

2010-04-09 02:17:46
@FAUST_editor_J

「出版社は才能取扱業」です!『モーニング』の初代編集長の言葉です。 RT @TETSUHEN @FAUST_editor_J あの、先日お聞きした「編集者は才能を○○する仕事だ!」というカッコイイ名言の○○って何でしたっけ?今日、カッコヨク部下の前で使おうとしたら、忘れてました!

2010-04-09 02:42:49
@Oz_one

@FAUST_editor_J 「残ってしまった部分」その部分までも外注を入れてる出版部門について、私は、人材不足なのかと思っているのですが、FAUST_editor_Jさんはどう思いますか。個人的な感想程度でもかまいませんので、返事がもらえると嬉しいです。

2010-04-09 01:52:11
@FAUST_editor_J

@Oz_one 僕は、社員、非社員に限らず、いろいろな人が「編集」という仕事に首をどっぷり浸かることはいいことだと思っています。人材不足といえば、そうなのかもしれないですけどw。市民兵もいて、傭兵もいて、結果的に強い国になっていれば、良いのではないでしょうか?

2010-04-09 02:46:17
@FAUST_editor_J

旧態依然とした編集者は滅んでもいいが、Twitterにかまけて、貴重な時間を失ってしまう編集者>俺。も滅んでもいいのではないか・・・。しかし今日はこんな僕でも色々と考えてしまったので、つい・・・。超・反省してるんだぜ!

2010-04-09 02:59:32
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