落とした原稿から始まる漫画ネームツクール考
- ryunosinfx
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ネームはできた。さてここで次なる壁にぶち当たり、やはりシステム化が必要だよなぁという結論に至る。紙ではだめなのだ。紙だと駄目なんだ。
2019-05-12 13:59:18まず、漫画を書く作業手順としてはページ割を進める。ただこの状況は過去の実績から相当精度が低い。ページ割の段階ではページ間の引き継ぎ、場面切り替えが有効であるか、分量的にこんぐらいだよねのあてだけが考慮される。これでは実際にネームにすると往々にして過不足が発覚して戻りが発生する。
2019-05-12 14:05:40紙という媒体的に考えても書き直しが困難である。あと自分の手法的にあえて解像度を下げることによって過度の書き込みを防止し、次のステップに進めるハードルを下げるというテクニックを使っている。こうA6の紙を八等分するという奴だ。これはページ引き継ぎを俯瞰して把握できるという利点もある。
2019-05-12 14:09:45当然紙なので書き直すとなると既存の線を消すしかない。しかしそれはサクサク書けるボールペンを使用しているので難しい。ならば八分のいくつを書いた段階でまた別の紙に書き直すのか?それは流石に辛い。 が、本質的な問題はここではないのだ。紙に線を書く。この時点で他人に丸見えである。不味い
2019-05-12 14:15:22何が不味いかというとオタク迫害を経験した当事者としてはやはり職場に趣味バレなどと言う事態は避けたいのである。しかし、紙には偏光フィルタなどと言う覗き見防止は事実上ない。これは不味い。しかし、意識が保てる邪魔が入らない時間こそが創作の時間なのである。この職場の休憩時間を活用できない
2019-05-12 14:18:57次に紙にペンを走らせるはやはりたった状態では厳しいし、電車のような振動がある場所でも難しい。そして、ネームというのは精緻な書き込みは不要であり、コマ上に何を書くか、セリフは、効果音は入るかが書き込めれば良いのである。すると答えは自然と出てくる。これ、スマホアプリにしたら良くね?
2019-05-12 14:22:39スマホであれば何故か良くわからないが職場の自席で触れるのである。良く分からないが。パソコンは駄目だけどスマホは良いのだ。良く分からないが。 スマホであれば覗き見防止の偏光フィルタも使える。これは精神的安全性には重要だ。気持ちの問題だが、創作にはそれこそが鍵なのだ。
2019-05-12 14:27:28これから述べる点はページ割の原稿ができてからのお話。その次のステップだ
2019-05-12 14:30:23ページ割は精度が低い、精度が低いとページの中に収まらない、もしくはページを埋めるには情報量が不足する。となるとページ割をやり直さないと、この不整合が発生したページ以降の内容がずれる。やはり演出以外の理由でページ単位あたりのコマ密度が大きく違うのは困る。内容に演出が負ける。
2019-05-12 14:52:03よってページ割とネームは互いに修正しあって等価になるのが望ましい。しかし、ページ割にはネームの段階で付加される情報がない非対称性が有るので正確には等価に成りえない。なので、ページ割は骨であり、ネームはそこに情報を付加する関係性を強要出来る方がよい。頭空っぽでも再開が容易になる。
2019-05-12 14:55:25詳細を書くならば、ページ割に書かれている内容、「ページ割」「セリフ」「場面」をネームの編集画面からは編集させない。もしくはネームの編集画面から修正を許可するが、即座にページ割の内容に反映させる必要が有るということ。この関係性には齟齬はないことを保証する。HTMLと画面描画のようにね。
2019-05-12 14:58:38じゃあUIはどうなるねん?という話だが、ネーム側は専用のソフトウェアキーボードを用意して自分で逐次入力するというのが正しいかな。 左にMarkdownでページ割の書かれたペインが 右にネームのペインが ネームのペインはページ全体(といっても8ページぐらいが限界だろうが)俯瞰と1ページ編集画面か
2019-05-12 15:08:07現実問題として画面はスマホである。流石にiPhoneSEをターゲットにすべきかは判断に迷うが、5.xインチモニタを前提としたい。これはゆれる満員電車の中で日本人が片手でキーボード入力ができる限界なので。ページ割とネームを相互確認をシつつ作業が出来ると良い。
2019-05-12 15:13:17流れとしては ・ページ割を何処かから抽出して一度完成させる ・ページ割を本ツールに読み込む ・真っ白なページがページ割から計算されてネームペインに出現する ・各ページには下寄せでページ割内容が半透明プレースホルダーとして表示 ・ネーム編集画面では解決したページ割内容と未解決が表示
2019-05-12 15:19:26・ネーム編集画面ではページ割の内容をネーム内配置する。 →未解決行を選択→ネーム内に配置サイズを決定→配置 →コマ割り禁則処理をして行単位に配置 →コマに吹き出しは所属する →吹き出しも吹き出し配置禁則処理をされる →コマの配置もオーバーラップされる 多分、SVGで実装かな。
2019-05-12 15:25:06イメージとしてはパワポがやはり見本とする所としてよい。 ただ、パワポはパワポなので漫画作成ツールではないし、スマホで快適に触れるとも思えない。何よりOSSではないし、よしんばOSSでも目的の違うツールのカスタマイズは辛い、そこで人生を溶かすわけには行かない。 なので挙動の仕様はいただく。
2019-05-12 15:28:10細かい実装の話をすると、 ・コマは位置決めのエレメントと表示エレメント、吹き出し領域エレメントがあって、位置は位置決めエレメントから計算される。枠線は表示エレメントに、吹き出しの表示位置は吹き出し領域エレメント内の位置になる。 ・解像度はどれぐらいあればいいだろうか?計算量にはねる
2019-05-12 15:32:43解像度はスナップする最小単位ね。自由に決めさせるのは余り意味がない。ネームは本番ではないし、本番になってはいけないのだ。ここで充足する要件はコマの配置とセリフの過不足解消だ。其れ以外はお荷物。 でデバイスに依存しないレンダリング方法を考えるとやはりSVGなんだよな。HTMLはダメだ。
2019-05-12 15:40:39HTMLがダメな理由はWeb本職なら痛いほど分かっているはず、アレは魔境だしエクスポート内容が保証できない。エクスポートって何するの?何だけど、やはりGimp等、最終エディットツールで読み込めればさらに省力化出来るではないか?というのも有るし、データバックアップの側面もある。何より互換性が
2019-05-12 15:44:46コマ密度もナウシカや攻殻機動隊が限界値なので、縮小表示したらそのページが潰れるがぎりぎり判別可能で編集画面ではあのコマ密度で編集が十分可能と。うーん流石にスマホだとセリフ全部出しだと厳しいかな。となると拡大ナビゲーターが重要になると。それでもやはり全体像把握はできるようにすべき。
2019-05-12 17:05:40そもそも動機として、せっかく手に入れた外部仮想記憶を画面遷移で全くの手がかり無しで切り替えてしまうのはうまく活用できていない。クリアする意図が無いのであればやはり邪悪。外部記憶にある情報を一旦脳内キャッシュすることを強要されるのはバカっぽい。紙一枚のスペースしかない机で作業と同じ
2019-05-12 17:10:22なので狭いとは言え高解像度なスマホの画面特性を活用すべきで、画面の一部に作業情報を極力展開状態で維持したい。認識できる状態で。いいね。 これが出来れば、悲願の脳内キャッシュがほとんど働かないドランク状態でも作業ができるようになる。計算機の仮想記憶をうまく使って作業したい。
2019-05-12 17:14:58で、出来上がったネームはsvgになる。ここから別のツールに書き出すわけだけど、手順を考えると陰鬱。 一つはスマホなりマルチディスプレイなりで同時表示しながら脳内キャッシュを使って書き写す。 もう一つはsvgを読み込んでもらう。 それか、pngに書き出して下書きレイヤーとして使ってもらう。
2019-05-12 17:19:43やはりpngかなぁ。 厄介なのはサイズが巨大になるのとページという概念がないこと。かといってpdfもなー。どっちも出せるようにするが正解なのだろうか。pdfなら印刷もできるしね。
2019-05-12 17:23:03ネームというとコマ、吹き出し、効果音以外にあるとおもう。線を多少なりと書く必要がある。ここは以前から言うように簡易なペイントツールという線もあるが、線は基本満員電車書けないので、ハンコも用意すべきなのではとも言える。ハンコ絵である。ピクトグラム程度に簡略化されたものではあるけどね
2019-05-12 17:27:56