■アニオタがまどかオタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
まあ、どのくらいの数のアニオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないアニメの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
2011-05-15 10:06:36ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、アニメのことを紹介するために見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。(要は「ユーストリームで『魔法少女まどか☆ マギカ』を批難」の正反対版だな。彼女にエロゲを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
2011-05-15 10:07:07できれば劇場版アニメ、長くても2クールにとどめたい。あと、いくらアニメ的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。エロゲ好きが『ドラゴンナイトIV』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。
2011-05-15 10:07:46彼女の設定は アニメ知識はいわゆる「魔法少女まどか☆マギカ」的なものを除けば、ジブリ劇場用アニメ程度は見ている サブカル度も低いが、頭はけっこう良い という条件で。 まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
2011-05-15 10:08:18新世紀エヴァンゲリオン(庵野秀明監督) まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「エヴァ以前」を濃縮しきっていて、「エヴァ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも2クールだし。 ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
2011-05-15 10:09:00この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
2011-05-15 10:09:10忘却の旋律(錦織博監督)、STARDRIVER 輝きのタクト(五十嵐卓哉監督) アレって典型的な「オタクが考えるまどかオタに受け入れられそうなアニメ(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、
2011-05-15 10:09:57それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。 「アニオタとしてはこの二つは“榎戸作品”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
2011-05-15 10:10:13Saint October(佐藤まさふみ監督) ある種のコナミアニメオタが持ってるアメリカへの憧憬と、平光音監のネルケ的な声優へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもネルケ的な
2011-05-15 10:10:47「童貞的なださカッコよさ」を体現する津田健次郎 「童貞的に好みな女」を体現する片岡あづさ の二人をはじめとして、オタ好きのする声優を世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
2011-05-15 10:11:08RED GARDEN(松尾衡監督) たぶんこれを見た彼女は「バフィー 恋する十字架だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
2011-05-15 10:11:35この系譜の作品がその後続いていないこと、これがアメリカでも大人気にならなかったこと、アメリカなら実写テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかをまどかオタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
2011-05-15 10:11:51シムーン(西村純二監督) 「やっぱりアニメは百合のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ストロベリー・パニック!」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける西村の思いが好きだから。断腸の思いで削りに削ってそれでも8本、っていう脚本回が、
2011-05-15 10:12:20どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。ジュンジ脚本の硬さを俺自身は興ざめとは思わないし、もう直せないだろうとは思うけれど、一方でこれが望月や押井だったらきっちりこなれた脚本にしてしまうだろうとも思う
2011-05-15 10:12:49。なのに、各所に頭下げて迷惑かけて25話を担当してしまう、というあたり、どうしても「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ西村がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
2011-05-15 10:13:06ノエイン もうひとりの君へ(赤根和樹監督) 今の若年層でノエイン見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。 デュラララ! よりも前の段階で、岸田の哲学とかアニメ技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
2011-05-15 10:14:25こういうクオリティの作品がテレビアニメでこの時代にかかっていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくアニメ好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるまどか☆マギカでしか岸田を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
2011-05-15 10:14:40serial experiments lain(中村隆太郎監督) 岸田の「目」あるいは「魂込め」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。 「どこにいても人はつながっている」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
2011-05-15 10:15:31だからこそアニメ版『まどか☆マギカ』最終話はlain以外ではあり得なかったとも思う。「どこにいても人はつながっている」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、
2011-05-15 10:28:01その「オタクの気分」の源はlainにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
2011-05-15 10:18:08ネオアンジェリークAbyss(片貝慎監督) これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。 こういう乙女ゲー風味の恋愛をこういうかたちでアニメ化して、それがまどかオタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
2011-05-15 10:18:23涼宮ハルヒの憂鬱(石原立也監督) 9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にハルヒを選んだ。 エヴァから始まってハルヒで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のアニメ時代の先駆けとなった作品でもあるし、
2011-05-15 10:18:49紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。 というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
2011-05-15 10:19:05