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峰 宗太郎 @minesoh
免疫寛容と感作のお話ですね👶ちょっとどうしようか迷っていたのですが、しかし確かに重要な話ではあります。専門家であるほむほむ先生(@ped_allergy )にお伺いしたい! #peing #質問箱 peing.net/ja/qs/207133738
リンク Peing -質問箱- 峰 宗太郎の質問箱です 質問・回答はこちら
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
ばぶ先生(@minesoh )先生からパスをいただきました。 食物アレルギー診療ガイドライン2016にある通り、「食物アレルギーの感作・発症の機序は十分に証明されていない」というのが正しいのですが、私の現在の考え方を簡単に説明させていただきます。 twitter.com/minesoh/status…
同じものを食べ続けても食物アレルギー発症リスクが高まるわけではない説
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh 私は、少なくとも「同じものを食べ続けると、その食物アレルギーを発症しやすい」わけではないと考えています。 ではなぜ、「同じものを食べ続けると、その食物アレルギーを発症しやすい」と思いやすいのでしょうか? いくつかの理由があるのではないか、と私は考えています。
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh 過去、妊娠中のお母さんがピーナッツを沢山食べていると、お子さんがピーナッツアレルギーになりやすいのではないかという説があり、2000年に米国小児科学会(AAP)から「妊娠中や授乳中のアレルギーになりやすい鶏卵、牛乳、ピーナッツなどの開始年齢を遅らせる」と推奨された時期があったのです。
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh しかしその推奨後、ピーナッツアレルギーが急増し、2008年にはナッツアレルギーは3倍以上に増えるという結果になりました。すなわち、逆効果だったわけですね。 J Allelgy Clin lmmunol 125: 1322-1326, 2010
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh では何故、お母さんがピーナッツを沢山食べていると、お子さんにピーナッツアレルギーが増えるというイメージになっていたのでしょうか?
気にするべきは「ハウスダスト」
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh それは、家族がピーナッツを沢山食べていると、ホコリの中にピーナッツ蛋白質が増え、ピーナッツアレルギーの原因になっていたからです。 pediatric-allergy.com/2016/03/14/pos…
リンク 小児アレルギー科医の備忘録 1 ハウスダスト中のピーナッツが、皮膚を通してピーナッツアレルギーのリスクになる Brough HA, et al. Atopic dermatitis increases the effect of exposure to peanut antigen in dust on pe
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh つまり、お母さんがたくさん食べたピーナッツがお腹の中の赤ちゃんにそのまま移行したことが問題ではなく、生まれてから皮膚に付着したホコリの中のピーナッツが問題だったわけです。
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh 実際に、ホコリの中には各種の食物アレルゲンが検出されることがわかっており、例えば日本におけるホコリ中の卵蛋白質の量は、ダニよりも多いことが最近報告されました。 Allergology International 2019 [Epub ahead of print]
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh そして特に、ホコリの中のピーナッツ蛋白量が多く、お子さんがアトピー性皮膚炎を発症していると、ピーナッツアレルギーが増えるという関係が判明しています。 この、皮膚をルートにする感作(=即時型アレルギーに関与するIgE抗体ができる)のことを「経皮感作」といいます。
「経皮感作」について
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh ※感作に関して分かりにくい場合は、こちらのインスタをご覧下さい。 instagram.com/p/Bs2KE7ajxSF/…
 拡大
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh なお、感作の数値が高くなるほど、そして食べたときの量が多いほど、症状が出現するリスクは高まります。 これは、「沢山たべると症状がでやすい」という俗説を補強する「体験」になり得ると考えています。 pediatric-allergy.com/2018/11/22/ste…
リンク 小児アレルギー科医の備忘録 食物経口負荷試験を、3段階の負荷量にわけて陽性予測をするとどうなるか? 負荷量に応じた食物負荷試験のプロバビリティカーブ(予測曲線)。この研究結果が、これまでのプロバビリティカーブを置き換えていくでしょう。
食べたほうが受け入れる力は高まる傾向がある
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh さらに、除去をすることでかえって食物アレルギーが増える理由が別にあります。 除去をすることで、「経口免疫寛容」が崩れるのです。 経口免疫寛容とは、食べているものに対し「受け入れる方に働くちから」が誘導されることです。
ほむほむ@アレルギー専門医 @ped_allergy
@minesoh 実際、生後5~10ヶ月にピーナッツを離乳食に開始すると、ピーナッツアレルギーの発症リスクが低下することが報告されています。 pediatric-allergy.com/2016/03/28/pos…
リンク 小児アレルギー科医の備忘録 2 ピーナッツを早期に摂取開始したほうがピーナッツアレルギーが減少する(LEAPスタディ) 食物アレルギーの予防研究の金字塔。 ■ 順番が逆になりましたが、先日のLEAP-on研究の前にpublishされたLEAP研究です。 乳児期に早期導入して予防した食物耐性は、中断しても維持される(L
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コメント

JAPANweb【ドット絵お仕事募集中】 @JAPANweb_SRPG 2019年5月25日
ハウスダストアレルギーのおじさん、ビックリ。 ナッツ類平気なんだが、面白い話でした。
inu @inu1122 2019年5月25日
気密性の高いマンションだと空気がなかなか流れないし、ホコリたまるしなぁ。 満遍なくいろんな食材を食べて、掃除して、空気入れ替えて、散歩して、結局そう言うのが大事なんだな
限界集落ぐるぐる温泉 @otozuke 2019年5月25日
結局の所、金と時間に余裕のある生活こそが重要 とかいう身も蓋もない話なんだな
かすが @miposuga 2019年5月26日
ハウス出すと経由のけい皮でアレルギー発祥というお話、以前緑茶の石鹸が混ぜ込んである小麦粉のせいで小麦アレルギー患者を大量に排出して仕舞ったの思い出した。
nob_asahi @nob_asahi 2019年5月26日
「好き嫌いなく何でも食べる」「より多くの食材を満遍なく食べる」昔から伝わる食べ方が優れていることがまたひとつ補強されました。
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