劇団扉座主宰・横内謙介氏が語る演劇界の苦しい現状
助成金は素晴らしいものだよ。扉座もその助けがなければ続けて来られなかった。 だが、それを巡って、演劇界が最も大事なお客集めをサボったことは否めない。
2019-06-15 16:58:30そんななか、助成金などあてにしないで、ほぼ自力で頑張ってたのがキャラメルボックスだったんだ。 だからこそ、胸が痛い。
2019-06-15 17:02:05ただ言っとく。文化庁の調査が出てて、助成金スタート以来、落語や音楽などが観客を増やしているのに、演劇だけが減少してると報告されてる。文化庁もそこを問題視してる。 審査員にだけウケりゃ良いって時代はもう終わりだよ。
2019-06-15 17:06:34演劇人てプライド高くてシャイだから。営業が苦手だよな。頭下げてチケット売るより、企画書の言葉こねくる方が上手いし、得意だ。 でもなあ、特にこれからの若者諸君。芝居は客を呼んでナンボだぜ。まず隣人にちゃんと見てもらおう。
2019-06-15 17:10:58小劇場ブームの凄さは、みんながお客集めを競い合って。全体のパイを画期的に増やしたことだ。 客がいるのが、良い芝居だ。。 言い訳なしで、みんなそこで勝負してた。 お客の呼べる芝居をしよう。
2019-06-15 17:19:56横内さんのツイートたくさん遡って読むとほーほーほー!となると思いますのでおすすめであります。キャラメル先輩がまたみなさんで作品作りができるようになりますように!キャラメル先輩の在り方も好きだったんだよー、居て欲しいんだよー。 twitter.com/kensukeyokouch…
2019-06-15 18:12:50批評のところは特に共感。批評するフィールドそのものを豊かに育てるためにも、観劇人口が増えるためになる活動をして欲しいなと常々。雑誌とか賞とか全部に言えるのだけど、米津玄師好きならこの作品から劇場デビューしたら?とか大映ドラマ好きならこことか→続く
2019-06-15 18:23:14続き→年間たくさんの舞台をご招待で観られるからこそできるプロコンシェルジュとしての役割をもう一つ持って頂けたらと!初めての舞台で運命のマッチングがあれば、観劇人口も増えるんだけど、初めての人が自分に合った舞台を見つけられる術が無いので。デビューを支える役割も担って欲しいなと。
2019-06-15 18:29:45とか言うと嫌われるかもしれないのだが、そもそも特に好かれてもないと思われ、涙。 私も、批評家さんとかライターさんが面白いとするやつより、自分の好きなものからつながる面白いもの、合いそうなやつ、詳しい人にこそ教えてほしい!懇願!合わない舞台の時間は映画よりライブより修行要素大。
2019-06-15 18:36:23もう30年近く前の話。野田秀樹さんが、俺のホン読んでくれて、その感想に、コレ良いけど客呼ぼうと思ってないよね。と仰った。軽くショック受けたよ。野田より、ずっと客ウケする本だと思ってたから。 読んでもワケ分かんなかったからね。野田作品。
2019-06-15 21:27:11でも、野田さんは当時から圧倒的にお客さん集めてた。 難解と、集客を両立させてた。有名人ゲストなんかに頼らず、劇団員たちだけで。 お客集めは、必ずしも大衆向けにしろってことじゃないんだよ。 今も、あの時の野田さんの声覚えてる。 四谷のバーだった。
2019-06-15 21:32:43>RT 横内さんのTweet、大意として言いたいことは同意だけど、同じ予算でお客さん増やすために小さい小屋で長くやってるんですけど。 大きい小屋でやったほうが沢山の観客を動員できるロジックがないとその対比って成立しなくない?
2019-06-16 00:49:54「小劇場」という文化が消えるのではないかと恐れている。「演劇」という文化は、どんなに他のメディアが隆盛を誇っても無くならないと思う。ただ、それだけではツマラナイ。語弊を恐れず「小劇場」は最底辺だ。ただ、底辺なくして上は無い。底辺を分厚くするために俺は在ろう。
2019-06-16 00:54:47@yu_tomisaka かつての背景をもとにそのやり方をしてたけど、その精神が安易に行政に走りすぎじゃないかい?ぐらいに受け取れた。 今は今なりの在り方があるしそれの方がいいよね。
2019-06-16 01:00:3480年代小劇場ブームの頃、anan、non-no に演劇のページがあったんだよ。そこではテレビの人じゃない、シモキタの演劇青年たちが、続々紹介されていた。 みんなが、社会と観客に向いて芝居をしてた。
2019-06-16 09:55:21昨今芝居の内容は、あの頃より、より真摯に社会を考え、メッセージ性も強いものが上演されている。 だけど、それが既成の現代劇ファンを超えて集客できていない。仲間内でのチケットの売り買いが主だから。どの小屋に入っても同じような人たちに会う。
2019-06-16 10:01:49偉そうに上から言うつもりはないよ。 自戒の念を込めて。 anan,non-no の読者をもう一度、俺たちの劇場に呼び戻したい。 そこももう、古いのかもだけど。 とにかく演劇人がお互いに見合うだけで完結する、この状況を変えなくては。
2019-06-16 10:10:41みんなが、1日1回、 客の呼べる芝居をつくろう。 金の取れる芝居をしよう。 そう呟けば何かが変わる! なんてことないすかね。
2019-06-16 10:19:03あ、演劇青年て、当時、輝く女性演劇人も多勢いました!ジテキンとか、青い鳥とか!すみません! いっとくけど、隠居ジジイが安全な高台から説教垂れてるんじゃないよ。崖っぶちで闘う現役の小劇団座長だかね。 みんなとともに頑張る覚悟なんだよ。
2019-06-16 10:38:54↓横内謙介氏のブログです。彼が作・演出している作品や劇団のことはもとより、厚木市で行っている演劇体験のワークショップや市民参加劇の運営、子どもたちの育成などについても真摯に語っていて、とても読みごたえがあります。