小説などの観念的自己分裂などについて あなたのキャラクターは勝手にお話し 動きますか?

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読書猿『独学大全』14刷26万部、『文章大全』執筆中 @kurubushi_rm

【ブログの方の読書猿】ブログ更新しました 書くことは何故苦しいのか? スランプを破壊するいくつかの方法 読書猿Classic: between / beyond readers bit.ly/1qbQzxW pic.twitter.com/uf303Fc4bs

2014-11-17 19:03:15
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リンク readingmonkey.blog.fc2.com 書くことは何故苦しいのか? スランプを破壊するいくつかの方法 少しでも文章を書いたことのある人なら誰でも、滑るように快調に書き進んでいた手がいつしか重くなり、そのうち行き詰まってしまった経験があるだろう。 そして行き詰まったまま途中で放り出してしまった、未完結の文章がいくつもハードディスクの底に眠っている。 まだ書き始めていない人が「何をどう書いたらいいのか分からない」というのは、まだ分かる。 けれど、さっきまで散々書いていた人が、「何をどう書いたらいいの... 2 users 53
倉下 忠憲 @rashita2

"それは、書くことが半ば必然的に自己を分裂させるからだ。" 『かーそる 2017年7月号』掲載の「執筆の現象学」でも書いた話。 書くことは何故苦しいのか? スランプを破壊するいくつかの方法 readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-753…

2019-06-29 22:38:10
倉下 忠憲 @rashita2

"執筆作業においては内的な対話が発生する。対話とは、もちろん二人以上の存在によって行われる語り合いである。問う人間がいて、答える人間がいる。内的対話とは、それを一人の人間の中で行うことだ。つまり、この作業が発生しているとき、〈自分〉は複数存在することになる。"

2019-06-29 22:38:57
倉下 忠憲 @rashita2

"自己の分裂は、ときに厄介な状況を引き起こしてしまう。 いくら分裂していても、いや分裂したからこそ、それぞれの〈自分〉は対等の存在である。難しく言えば、それぞれの〈自分〉は審級を持たない。自己が相対化されたために、絶対的存在が欠如した状態となってしまう。 "

2019-06-29 22:39:47
倉下 忠憲 @rashita2

"しかし、二つ以上に〈自分〉が分裂し、その関係性において、どの〈自分〉を優先するのかという規律(あるいは序列)が存在しない場合には、たった一文の表現を巡ってすら、混乱が極まることがある。永遠なる堂々巡りが始まってしまうのだ。"

2019-06-29 22:40:18
倉下 忠憲 @rashita2

" これが執筆行為が抱える暗い側面だと言えるだろう。たんに文章が書けなくなるだけではなく、認知的なエネルギーが浪費されたり、極端な場合であれば、狂気に一歩近づいてしまうことすらあるかもしれない。堂々巡りとは恐ろしいものなのである。"

2019-06-29 22:40:41
倉下 忠憲 @rashita2

ちなみに、「執筆の現象学」が収録されているのは以下の号です。 かーそる 2017年7月号 倉下忠憲 amazon.co.jp/dp/B074BT16KC/… @amazonJPさんから

2019-06-30 08:14:51

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石部統久 @mototchen

三浦つとむ『日本語はどういう言語か』第一部 第一章 2 芸術の鑑賞とは、自己を観念的に分裂させて、作者の体験を追体験することである。

2019-06-30 14:55:47
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