中国の工業製品コピー問題

パクリ中国というが、その実態は?聞いた話から議論が拡がりました。
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林 譲治 @J_kaliy

@ShinyaMatsuura 中国国内の経済プレイヤーの中で、繰り返し囚人のジレンマが成り立てば、それなりのところで均衡を持つのではないかと思うのですが、そういうメカニズムは働かないかな。

2009-12-03 15:20:43
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@J_kaliy うーん、分かりません。京都大学の人文科学研究所は相当な中国研究の蓄積があるので、そういった疑問に答えられる研究者がいるんじゃないかな、と思っていますけれど。

2009-12-03 15:29:12
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura 中国には明るくないので、とても不思議です。日本の様々な文化、価値観、諺などはその相当部分が中国からもたらされたものだと思うのに、どうして中国ではそれが失われているのか。もしかして日本は「古き良き中国」の一部を保存した方舟なのか?

2009-12-03 15:22:24
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@ohnuki_tsuyoshi その話は司馬遼太郎が書いていた記憶が、混沌たる中国の知恵は朝鮮半島で濾過され、上澄み部分のみが日本に伝わったと。朝鮮半島は儒教の毒を真っ向から受けたが、日本は儒教の精華のみを受け取った…だったかな。

2009-12-03 15:30:26
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura うーん、心をしっかり持たないで聞くと、日本は韓国より優れた国だ、韓国は汚れた国だという結論を容易に確立してしまいがちな話ですね。どう客観的に解釈すべきか、悩みます。

2009-12-03 15:33:10
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@ohnuki_tsuyoshi ですね。長い伝統を持つ強大な国からの文化的影響をどう考えるか、です。ただ、朝鮮半島では伝統的に中国に近い北が偉くて南が田舎っぺという感覚があるのだそうで。北朝鮮があんなに偉そうな理由のひとつがこれなんだとか。そして一番の田舎っぺが、済州島。

2009-12-03 15:36:05
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

李承晩政権下の1948年の済州島で起きた虐殺(四・三事件)などは、そういう「南蔑視」の感覚抜きでは考えられないみたいですね。

2009-12-03 15:38:25
松浦晋也 @ShinyaMatsuura

大切なのは、「中国パクリ!」といきりたつことではなく、そういう思考様式の隣人といかに付き合っていくかということ。OBらの議論も「日本は多分、米中に挟まれた中国の属国に落ち着くよ」「いやいや、それではダメで独自の文明圏をつくらねば」などと果てしなくもつれたのでありました。

2009-12-03 15:27:43
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura 中華思想を朝鮮半島に当て嵌めただけですね。下っ端はさらに下を作りたがる・・・そのさらに先で「日出づる国」なんて自称した島国がいるのは許せないし、半島の東の海を東海と呼びたくなるわけか・・・韓国のジレンマの源流が見えてきます。

2009-12-03 15:39:57
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

朝鮮は、中国文化圏の端っこに含まれていたが、日本は、中国文化圏の隣人であった。そのことが日本をして、中国の良い点を学び、西洋の良い点も取り入れ、また帝国主義時代にあってはアジアで最も先鋭的な役回りを演じてしまった、と言えるのかも。朝鮮というより対馬海峡がフィルターだったのかな。

2009-12-03 15:44:07
しかのつかさ @sikano_tu

パクリがダメなんて、自然な感覚じゃないんだよ。あれは既得権を守るために編み出された西洋のアイデアで、教育されなきゃ理解できない人工概念だから。

2009-12-03 15:45:35
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

植民地支配も株式市場も、みんな西洋が作ったゲームか・・・ RT @sikano_tu: パクリがダメなんて、自然な感覚じゃないんだよ。あれは既得権を守るために編み出された西洋のアイデアで、教育されなきゃ理解できない人工概念だから。

2009-12-03 15:47:48
林 譲治 @J_kaliy

@sikano_tu それでも服装は洋服だし、近代国家や共産主義思想という西洋のアイデアを取り入れたわけだから、著作権や特許の概念も取り入れているはず。

2009-12-03 15:50:23
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@J_kaliy でも、そういう思想を取り入れたのは中華民国で、共産党は「既得権の打破」から入っているので、資本主義国の資本家の権利を中国領内で保護してやる理由はないのかも。「中国人民の権利が外国に奪われる」事態にならない限り。

2009-12-03 15:57:27
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

はっ、中国共産党が最初に取り入れた「西洋」って、ソ連?

2009-12-03 16:00:51
しかのつかさ @sikano_tu

RT @J_kaliy @sikano_tu 著作権や特許の概念も取り入れているはず。 日本も明治時代からあったけど、ずっとピンときてなかった。今みたいにきつくなったのは、80年代にアメリカが著作権を攻撃的に使うようになったから。

2009-12-03 16:09:25
林 譲治 @J_kaliy

@sikano_tu 戦前の工業組合のように日本製品のイメージ向上を意図していた動きもあり、海外からのライセンスもきちんと購入していた事例も多かった。人造石油もパテントの関係で製造できなかったし。もっとも中小企業はパテントの意識は低かったから、海外を意識するかどうかなのか。

2009-12-03 16:15:36
林 譲治 @J_kaliy

@ohnuki_tsuyoshi ただ中国共産党にしてもナショナリスト指向と共産主義指向(は日本共産党も同じだが)と路線闘争や派閥はあった。海外留学組もいたし、中華民国からの転向組もいたはずだから、某か影響はあったはず。

2009-12-03 16:10:26
林 譲治 @J_kaliy

ひょっとするとあれかな。中国でも日本でも、大企業は知財権を尊重する。しかし、零細企業は目先の利益で無視する。そして中国の企業は圧倒的に中小企業ばかり。なおかつ彼らは技術力をつけている。結果としてコピーが氾濫する。多数の零細企業を取り締まると社会不安が起こるからできない。

2009-12-03 16:21:18
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@J_kaliy じゃあ、中国にも大企業ができれば、訴訟問題を避けるために知的所有権には厳密に対応するし、ルーズな下請けとは取引を打ち切るわけですね。実際、ユニクロのように中国できちんとしたものを作ることもできるのだし。

2009-12-03 16:33:19
大貫剛 @ohnuki_tsuyoshi

@J_kaliy 文化大革命の影響もあるかも・・・知的所有権がどうたら言うのはインテリ。「何を言うか、資本主義の手先め!」とか言う奴は、知的所有権を気にしそうにない。結果、西欧の影響を受けていた人たちは駆逐されてしまった。

2009-12-03 16:34:54