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田中辰雄+山口真一『ネット炎上の研究』読書メモ集

田中辰雄+山口真一『ネット炎上の研究――誰があおり、どう対処するのか』(勁草書房、2016)の読書メモをまとめました
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荒木優太 @arishima_takeo
なつい。いま読むとなかなか味わい深い。 pic.twitter.com/xBo9JsVbLt
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荒木優太 @arishima_takeo
「インターネットユーザは、彼らの中に流れる規範に反することを許さない」(『ネット炎上の研究』)。それな。
荒木優太 @arishima_takeo
「平日におけるラジオ視聴時間が1%増えると、炎上に参加する確率が約0.002%増加する」(『ネット炎上の研究』)。笑った。
荒木優太 @arishima_takeo
「炎上で主役となる攻撃者は正義を確信していることが多いので、実名でも気にせず攻撃するだろう」(田中辰雄+山口真一『ネット炎上の研究』)。どうだろうね。現状だとリプライ/コメント欄で暴れてるのは圧倒的に匿名者な印象はあるが。
荒木優太 @arishima_takeo
田中辰雄+山口真一『ネット炎上の研究』読了。2016年の本だが、これで果たして炎上が防げるかというと疑問だ。これは決してこの本の瑕ではなく、情報環境の変化が急すぎて対応が後手に回る状況論に起因しているのではないか。
荒木優太 @arishima_takeo
たとえば、炎上原因を個人の強すぎる情報発信に求める本書では、解決策として、発信と受信を分離するサロン型SNSを提案している。そして、今日、多くのウェブ著名人たちはオンラインサロンへ活動の場を移動した。炎上がなくなり、意見の両極化が緩和され、中庸な声が発せられるようになったか? 否。
荒木優太 @arishima_takeo
経験がないので直感的な書き方になるが、オンラインサロンは現状、宗教団体的、つまり信者ビジネスに近いのではないか。本書では、複数のサロンに所属することを勧めているが、人は大抵そういうことをせず、ある教条を絶対化してエコーチャンバーを強める。
荒木優太 @arishima_takeo
そして、それを「キモい」といって拒否する人には炎上上等の荒野しか残っていない。
荒木優太 @arishima_takeo
また、本書は炎上トリガーを攻撃的コメント者に求めているが、現在のTwitterでは彼らを予め当てにした炎上志望者、承認や貨幣の炎上マーケティングが大きな力をもつことに対処できないのでは。炎上はできれば起きない方がいい、という前提で動かない人がたくさんいる。この問題。
荒木優太 @arishima_takeo
言い換えれば、炎上の直接トリガー(攻撃的コメント者)はネット界の1%に満たない少数派かもしれないが、彼らを利用して己の威信を高めようと画策する人間がいるかぎり、無視できるシステム組めばなんとかなる、ということにはならないだろう。
荒木優太 @arishima_takeo
炎上が私の芸術作品です、とか言い出す奴らがわんさか出てくるんだから、世も末としかいいようがない。
荒木優太 @arishima_takeo
たとえば、この一連の感想なんかもほとんどRTされないわけだが(あ、しなくていいですよ)、これを不満に感じるユーザーにとってみれば、炎上の文法と呼べるものに頼りたくなるわけだ。「この著者、アホかよ」とかね(例で出しただけで別にそんなこと思ってません)。 twitter.com/arishima_takeo…
荒木優太 @arishima_takeo
社会的評判がちゃんと固まった人は炎上をリスクと捉えるが、そうでない成り上がりの場合、むしろ、一発逆転が狙えるチャンスしかない(書籍化とかね、いるでしょ?)。変名を用いれるのならばなおさら。これを解消できるかというと、ちょっと打つ手が思い浮かばない。
荒木優太 @arishima_takeo
ネットはアレントのいう「現れの空間」を非エリート的な仕方で万人に授けた。が、これは背面からみれば、思ってもみない悪意にデリケートな部分を見せる「晒されの空間」でもある。一方だけ採る、はできないのではないか、というのがネット時代のリアリティ。
荒木優太 @arishima_takeo
だから、反対に「現れない空間」をいかに肯定できるのか、を考える必要があるんじゃないか、というのが、ヴェール的匿名性がどうとか沈黙が大事だとか、一連の話のすえに行きついた現在の私の問題関心。
荒木優太 @arishima_takeo
「現れ」なくていい(方がいい)、というのは大体暴力の話になる。主婦の家事労働(レイバー)は生命の維持に必須なのにアクションじゃないからないことにされんじゃん的な。ミートューも「現れ」の善性に依拠している。
荒木優太 @arishima_takeo
勿論、様々な悪事や違法行為を告発することは大事だ。が、なんでもかんでも「現れ」ればいいのか、というよりも、より根本的に、隠れているとなぜ勿体なく(または惨めに? または不正に?)思ってしまうのか、その心性を条件づけているものを明らかにしなければならない。或いは感情を。
荒木優太 @arishima_takeo
「現れない空間」、それは在野研究の問題でもある。カネが儲かるわけではなく、誰に評価されるわけでもなく、さりとてストイックな自分に酔うためでもなく、やりたいからやる、を貫徹すること。

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