第58回日本SF大会”Sci-con 彩こん(さいこん)”まとめ
零號琴を書いた動機のひとつが最相葉月氏の星新一評伝。これにまつわる文章は『ポリフォニック・イリュージョン』に収録されており、同書は零號琴の攻略本でもある。なお著者はプリキュアではなく子供と一緒におじゃ魔女どれみを観ていたとのこと。
2019-07-27 22:11:03戦後日本SFは第一世代の紡いだ夢を見続けるという呪縛にかかっているのではないかという強迫観念が『零號琴』の裏にある。故に本書のカタストロフィーは日本SFのディアスポラ。世界に散った日本SFはその地のSFと肩を並べて逞しく育っていくだろう。オキシさんたちはその申し子、自分は送り出す側と。
2019-07-27 22:16:18零號琴の著者として最大の誤算は本書がプリキュアSFと受け止められたことだとの弁。 「いったいどこでまちがえたのか?(ぜんぶまちがい)」
2019-07-27 22:21:15零號琴書籍版の鎌倉ユリコは事件を假劇の外側から観る解説役=翻訳者として浅倉久志の別名から採った。他にも物故した第一世代作家や映画関係者からも多数引用しているが、それは「行ってしまった人たち」の暗喩ではないとのこと。
2019-07-27 23:05:32零號琴では特撮とアニメの呪縛に触れたが『どろろ』を含めマンガの影響も当然ある。とはいえここまでは裏の話で元々は「呪界のほとり」のような明るいバディものを50ページくらいで書くつもりだった。アクション描写は『ワンピース』を意識したとのこと。(だからスモーカーがいるのか!)
2019-07-27 23:10:48最後に、SFマガジン12月売り号から『空の園丁』連載開始だそうです。並行して零號琴前日譚「サーペント」も書いていくとのこと。飛浩隆先生の次回作に御期待ください!(とジャンプ風に終わる)
2019-07-27 23:14:16昨日の飛浩隆さんの零號琴企画、(途中置物のようになりつつも)司会進行を務めさせていただきました。ちょっとテンション高すぎたと反省はしています(無茶振りもした)。星雲賞を受賞された飛さん、おめでとうございます&お疲れ様でした。
2019-07-29 00:28:51週末の日本SF大会で、飛浩隆『零號琴』の隠された主題が「戦後日本SFの解放」であったことが、著者自身によって暴露されました。同様に「アトムの命題」と「ゴジラの命題」を軸に、「戦後日本アニメの解放」を企図したのが、宇野常寛の評論『母性のディストピア』です。 twitter.com/PLANETS_10/sta…
2019-07-29 12:28:46#母性のディストピア ハヤカワ文庫版好評発売中! お買い求めいただけましたか? これから買う方も、すでに単行本を読んだ方も、記事やインタビューなどをまとめましたので、ぜひ一度お読みください! twitter.com/i/moments/1151…
2019-07-29 11:30:08日本SF大会における零號琴企画の、長大なレポート。1企画の報道としては異例の規模では。 asahi.com/sp/articles/AS…
2019-08-02 12:08:22④ 小さなお茶会企画。萩尾望都様を囲んで夢の時間を過ごしました。萩尾先生、企画運営してくださった大会スタッフの皆様、有難うございます。 付記:最後、企画してくださった方に夢のようだとお礼を申したらね、「SF大会ですから」って返された。 それがSF大会。 #sf58
2019-07-27 17:04:273コマ目。萩尾望都サマとの小さなお茶会。夢のような90分でした。同じように長年のファンである(元)少女たちと、モー様との、尽きないお話。中身はナイショ。 #sf58
2019-07-27 17:07:23ううう…萩尾先生の小さなお茶会(10人限定)すごかった…色々聞きたい事聞けた…。 pic.twitter.com/GXK5UWPXUU
2019-07-27 17:09:59今回のSF大会で一番エモかったのは、僕と山本直樹先生の2人で、萩尾望都先生の企画の部屋の前で萩尾先生の入り待ちをしたという経験(笑) そして山本直樹先生に気づいた萩尾望都先生が「え、まさか山本先生参加されるんですか?」と驚かれた顔が忘れられない(^_^;)
2019-07-29 07:34:26Morning face in Japan. @Scicon2019 #CosplayBefore10am pic.twitter.com/3XHDWBfOAB
2019-07-27 13:34:22