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p.128 彼は私に「気楽でいいな」といった。私はしゃくだから「自分で勝手にそう思い込んでいるだけよ」といってやった。
2011-05-21 13:01:13p.133 鈴木はどうして私みたいな素晴らしい女(ゲェッ←おう吐の音であります)をほうっておくんだろう。
2011-05-21 13:03:01p.163 あなたは、この日記にウソを書いてはいけないよ。おととい「私にはただ闘争あるのみ」なんて言ったじゃないの。
2011-05-21 13:14:14p.164 4・28のとき八メートルの高架線で機動隊に挟まれて、中核の立命のある女の子が飛び降りて怪我ひとつしなかった すげぇな!
2011-05-21 13:15:24p.183 大学に入りたての頃よくきかれたものだ。「あなたは何故大学にきたの」と。私は答えた。「なんとなく」と。勉強もできない方ではなかったし、家庭の状況もよかったから、日本史専攻に籍をおいているけれど、英語でも体育でも何でもよかった。就職するのはいやだし、大学にでも行こうかって
2011-05-21 13:22:28p.183 行こうかって気になり、なんとなくきた。なんとなく大学に入ったのである。まさしく長沼がいうように、ある人間が中卒で就職するように、あるいは高卒で家事見習いをするように、私もたまたま大学にきただけなのである。私にとって大学にくる必然性はなかった。
2011-05-21 13:23:54p.190 姉の家を一銭も持たずにとびだし、東京のど真ん中を2時間半も歩いた。お金がないということ、それは決定的だ。テレする十円さえなくて、落ちていないかと路面ばかり見て歩いた。まさに乞食だ、ルンペンだ。
2011-05-21 13:26:54p.193 母は渡辺さんにいったという。「悦子が自分で幸せだと思うことをおやりなさい。お母さんは、立派なお嬢さんになりいい所へお嫁にいくという、母の考えをおまえにはもう押しつけない。それでは押さえつけ、しばられたものと、うけとるだろうから。悦子は、悦子の好きなようにやりなさい」
2011-05-21 13:28:55p.193 うれしかった。そして、この喜びを真先に伝えたかった。(誰に?)独りでしか喜びを味わえないのは寂しいから。
2011-05-21 13:29:28p.195 弱い人間。女なんかに生まれなければよかったと悔やむ。私が生物学的に女であることは確かなのだが、化粧もせず、身なりもかまわず、言葉使いもあらいということで一般の女のイメージからかけ離れているがゆえに、他社は私を女と見ない。
2011-05-21 13:31:13