哲学・思想のアマゾンランキング上位書籍について
- ttt_ceinture
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アマゾンの哲学書ランキングなんとなく眺めていたら、ベスト100のなかにいわゆる若手の書籍は皆無(一番若いので立教の河野哲也氏)。本を読む世代・年代が大きく限られてきているっていうことなのか。
2011-05-22 21:59:11@ttt_ceinture なんと言うか、ランキングの「加齢臭」がすごいのですよ...。上の世代のネット能力は上がったが、下の世代の読書量は半端なく落ちているというか・・・。
2011-05-22 22:04:40というわけで、@ttt_ceintureさんへのレスにも書いたが、すごい「加齢臭」のするランキングです。自分もオヤジに片足突っ込みかけているが、これはない(苦笑)。
2011-05-22 22:06:19@kantaro_ohashi 120まで見てきました。・新書や文庫が多い(よって古典や古典翻訳や解説書に傾倒) ・価格帯問題(1000-2000円前後が多い) ・一般書枠で出ていないものは登場しない(野矢、内田などは一般書書き手としての地位を確保している層) この三つが壁ですね
2011-05-22 22:06:58@ttt_ceinture とりわけ三番目の壁を突破する若手、そろそろ出てきて欲しいですね。自分もぼちぼちがんばってみます...。
2011-05-22 22:08:47@kantaro_ohashi 売り上げ順なので書店の棚作り能力にほぼ比例しているか、古典および古典解説書も一年次向けの概説講義などのレポートのためで買われているのだと見ました。加齢臭は一般書・解説書の書き手の層の固定感に特にありますね。
2011-05-22 22:09:26@kantaro_ohashi ある程度読んでいる層もいるのだと思うんですが(郷原さんの本の学生反応は私はTLで数個見ましたし)、売り上げランキングで浮上するような照会経路をいまの学生層は持てていないか、同じことですが、数が少ないということでしょう。
2011-05-22 22:10:58別に売れる必要は必ずしもないんだけれど、希望の先駆けの予兆の突端のようなものだけでも、ほのかに感じたいわけですよ。確かにロングテイル戦略に乗って専門書を介入をさせるやり方もありですが、ならば「この本を買った人は〜」的なものでベストセラー的な書籍と抱き合わせて欲しいものです。
2011-05-22 22:12:06@ttt_ceinture そうですね、携帯代払うと、僕が学生だった時の月々の書籍代(1〜2万円)くらいいく人もいるのでは、と思います。あたし、「元同級生」じゃないですよねぇ(汗)
2011-05-22 22:17:33@kantaro_ohashi 私は学生時代アマゾンで本を買わずにオンライン古書で買い漁っていたんで、その意味でも反映される母集団ではないという。/ああ、違いますよw<元同級生 私は大橋さんの一回りぐらい年下なんで...
2011-05-22 22:22:44@kantaro_ohashi 思ったんですけど、専門研究/一般書 の間にある多様性が減ったというのもあるんじゃないでしょうか。たとえば、黒崎政男みたいな人が、ある程度専門と重ねながら解説書でもない路線で昔は書けたわけで。
2011-05-22 22:36:43@ttt_ceinture そうですよね。しかも黒崎さんとか佐藤良明さんとかが比較的「若い」うちにそういうことができた。今は、何なんでしょうね。書きたい、あるいは書きたそうな、あるいは書けそうな若手はたくさんいると思うんだけどなぁ。
2011-05-22 22:41:19@kantaro_ohashi 一つには雑誌だと思います。佐藤良明さんの初期はあまりフォローできてないんですが、ユリイカなどで書けていたのでは。たとえば加藤幹郎もその意味では相当早くユリイカで書けてますし。黒崎さんはインターコミュニケーションで書いてた。
2011-05-22 22:43:27表象文化論はいつでも異種格闘技なので、「正しい」論述のスタイル、解釈法などは決まっていない。議論の形式それ自体を個々人が発明する。哲学も本来そういうものだと思うけれど、既成形式の踏襲に陥っている場合も多いですね。僕も、新しい仕事のたびに形式の発明を試そうとしています。
2011-05-22 22:44:30@kantaro_ohashi 応援ありがとう!ついに完成が見えてきました。六月の頭には、いったん小林先生にチェックしてもらう予定になってます。タイトルは直球で、「ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学」です(おそらくそれで行きます)。
2011-05-22 22:48:28(とはいえ、表現主義の潮流から絶賛され、17歳のアドルノが手にして大いに喜んだというブロッホの『ユートピアの精神』は私は未読なのだった)
2011-05-22 22:50:36ということは、雑誌機能の低下とそれに伴う「一般書」枠の縮小、既存書き手の高齢固定化、研究者の研究をめぐるコンプライアンス意識の高まりに比例した専門研究書の執筆、それらが絡み合って、曖昧にも「人文書」と呼ばれた専門/非専門のごった煮状態がかなり弱まっているという…
2011-05-22 22:41:19@ttt_ceinture 同意です。実際書店に行っても、「人文の棚のご担当いらっしゃいますか」というフレーズはもはやほとんど意味をなさない。
2011-05-22 22:46:34