陸海軍の飛行機融通は何度も行われ、提案もされて来ているけれども個別の性能を云々した形跡はあまり見られず、数の問題として扱われている。

例えば17年秋の陸軍への零戦供給提案は南東方面への陸軍航空進出の交換条件、といった具合。それが実現しなかったのはその後に新たな取引材料が生まれたから。
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Bunzo @Kominebunzo

和製ユングマン、二式初歩練習機は四式基本練習機として陸軍でも準制式制定(練習機は準制式)されている。これは陸海軍がそれぞれに採用したのではなく、昭和十四年度から始まった練習機の共通化研究によるもの。 pic.twitter.com/suE9qJJY7P

2019-08-16 18:42:07
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Bunzo @Kominebunzo

陸軍機になりそこねた海軍練習機が二式中間練習機。二式初練と一緒に陸軍との練習機共通化研究の一部だったけれども、飛行機そのものが今ひとつの仕上がりである上、練習機教程の見直しもあり、陸海軍どちらからもあまり必要とされなかった。 pic.twitter.com/PvcrHnzGcl

2019-08-16 18:46:04
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真っ白な信号機 @ayagumo

@Kominebunzo 陸軍と海軍では仕様の違いはありますか?

2019-08-16 19:24:18
Bunzo @Kominebunzo

@ayagumo 陸軍機と海軍機の違いは無線機と武装ですが、この場合、どうだったのか、それすら判っていません。

2019-08-16 22:03:07
Bunzo @Kominebunzo

陸軍機になりそこなった海軍機はまだある。中島十一試艦爆もその一つ。愛知十一試艦爆はあの九九艦爆だけれどもこちらは陸軍に和製シュツーカ、キ五十二として検討された。けれども色々と事情があって世間は厳しく制式制定にまでたどり着けなかった。 pic.twitter.com/c5mS0L7KxN

2019-08-17 08:56:39
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Bunzo @Kominebunzo

海軍重戦、キ六十五として検討されたのが十四試局地戦闘機、すなわち雷電の試作機。本家があんな調子だったのでこれもまた色々と大人の事情も絡んで二転三転しながら結局キ六十五計画は当初の襲撃機、雷電ベース、雷電ではない重戦と姿を変えた後に消滅する。 pic.twitter.com/MdBQWSEF6Q

2019-08-17 09:00:01
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Bunzo @Kominebunzo

十三試大攻も陸軍でキ六十八として検討され、その後に中島から川崎に移管されキ八十五となって計画中止となる。もとの機体が今ひとつだったのと鹵獲したB-17のインパクトが強すぎたのが原因。 pic.twitter.com/ej6z17JwId

2019-08-17 09:10:46
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敵国のご隠居 @Fruskiy001

@Kominebunzo あ、エンジン出力が大きくて、性能が大きくB-17に劣る飛行機だ!。

2019-08-17 09:16:46
Bunzo @Kominebunzo

@Fruskiy001 やっぱり航空工業後進国のアメリカ機をベースにしては駄目なんだよなぁ。

2019-08-17 09:19:10
ミンコ @i2UwyAqOvF8McoF

@Kominebunzo はじめまして。 「海軍重戦=キ六十五」が立ち消えになった後、海軍や三菱が匙を投げかけていた「閃電」のコンセプトとエンジンを、陸軍(と満州飛行機)が再利用?したのが「キ九十八」…という理解の仕方で合ってますでしょうか❓

2019-08-18 07:27:44
Bunzo @Kominebunzo

@i2UwyAqOvF8McoF 雷電とキ九十八の間にハ二一一装備の雷電とは関係のないキ六十五が挟まります。実は雷電ベースの重戦案の前にハ一一五装備の襲撃機案があり、こちらが本来のキ六十五なんです。 変なゲームの設定と事実は大違いなんですよね。

2019-08-18 08:25:34