#なつぞら 119回 現代でこんな誓約書があったら大問題だけど、見えない誓約書みたいなものがある会社は今だにあるだろ

本日のおさらい。 ・働き方改革 ・命名明子(めいこ)ちゃん ・働き方改革 続きを読む
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タシマシ @TussyMussyRouge

10年代朝ドラの職業問題でいうと、まず「ゲゲゲの女房」のヒロインが専業主婦で一時的にも外に働きに出ないというのが驚きで、さらに朝ドラの人気を回復したというのが複雑な気持ちで見ましたね。いい話ですけど。

2019-08-16 15:34:03
タシマシ @TussyMussyRouge

朝ドラは、雇用喪失を転機に、天職につく(たいてい自営業や個人経営)のが定番の1つで、「てっぱん」もその流れですね。雇用喪失の理由が、会社倒産や経営難なのも、解雇問題でシビアな状況を避けるため、よく使われるパターンです。

2019-08-16 15:46:02
タシマシ @TussyMussyRouge

「おひさま」は、舞台の安曇野を旅行する程度には視聴しましたが、雇用の点では、教師になるものの、子どもがいることで退職勧奨されるマタハラにあい、結局、退職し、自営でそば屋になります。マタハラに立ち向かうヒロインが描かれるには「なつぞら」を待たなくてはなりませんでした。

2019-08-16 16:04:32
タシマシ @TussyMussyRouge

「カーネーション」はドラマとしての評価は高いのですが、仕事的にみると、呉服屋に生まれ、洋裁店を開き、デザイナーとして活躍するという、生育環境の文化資本・社会資本の重要性が身にしみる内容です。

2019-08-16 16:31:00
タシマシ @TussyMussyRouge

「純と愛」は賛否ある作品ですけど、修行先のホテル買収で、従業員が職場を守ろうと団結する場面があるんですよね。しかし、ヒロインの実家ホテルが危機になって、話が転換してしまい、その後は無慈悲な展開が続くわけですが。

2019-08-16 16:44:30
タシマシ @TussyMussyRouge

「あまちゃん」は、仕事の観点では特別な作品で、海女からアイドルという着地点の見出せない職業にしながら、「震災復興」で押し切ってしまったように感じます。近年の現代を舞台とした朝ドラは、仕事の着地点がなくて苦労しているんですけどね。まあ、あまちゃん大好きですけど。

2019-08-16 16:56:59
タシマシ @TussyMussyRouge

「あさが来た」は、封建的な時代にヒロインが「なんでどす」と言って社会進出を果たしていく初期は清々しいのですが、大企業経営者として社会上層に収まってしまうのが労働クラスタの私にとっては失速気味でした。

2019-08-16 19:08:20
タシマシ @TussyMussyRouge

「とと姉ちゃん」は、経営者とすべきか自営業に近いんじゃないかと迷いました。大手出版社経営ではなくて、ジャーナリスティックでもある雑誌づくりなので好感が持てることは確かです。ヒロインは解雇になっているんですが、戦前なので戦後と同じ感覚でたたかえとはいいにくいですね。

2019-08-16 19:29:13
タシマシ @TussyMussyRouge

「べっぴんさん」は戦禍で苦労したように描かれましたが、拭えぬ閨閥感。経済力のほか、文化資本・社会資本の強みですよね。ヒロイン役の芳根京子さんに注目していたので見ましたけど。

2019-08-16 19:48:16
タシマシ @TussyMussyRouge

「ひよっこ」は10年代朝ドラで「なつぞら」と並ぶ労働者ヒロインでしょう。集団就職はすぐ失業した若者も多かったというので、その点はリアル。集団就職先は中小が圧倒的でした。しかし、向島電機の規模なら労働組合があってもいいのでは。倒産で雇用喪失から天職への流れは従来を踏襲。

2019-08-16 20:10:01
タシマシ @TussyMussyRouge

「半分、青い。」は、時代考証がねぇ。当時(あるいは現在も)高校生の就職活動は「1人1社制」といって、学校推薦でほぼ決まり、あぶれた高校生の受験解禁は冬になってからなんですよ。なのに、ドラマでは手当たり次第に受験していておかしい。仕事に向き合うことをドラマに据えていないと感じました。

2019-08-16 20:28:58
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」で、みんなで仕事を中断して社長に掛け合いにいく。みなさんお気づきでしょうか。事実上の「ストライキ」だということを。

2019-08-17 08:07:06
タシマシ @TussyMussyRouge

まるで組合のデモ!いやストライキです。個人的支援ではなくて、本当にこの当時の東映動画労組は社員の大半を組織していました。

2019-08-17 08:11:34
タシマシ @TussyMussyRouge

仲さんが、奥原なつを「契約」(個人請負)にするなら全員を「契約」にしろと言うのは、本当はマズイ。東映動画(東映アニメーション)では、実際正社員採用をやめて、ほぼ全員「契約者」になった時期もあり、会社はそれができてしまいます。(東映動画労組との団交で、今は、直接雇用に戻りましたよ)

2019-08-17 08:18:30
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」で、社長が、出産後の「契約」(個人請負)化を勧奨したのは働きやすさのためと言い訳しましたが、これは現代でもありうな言葉で要注意です。安倍「働き方改革」で「雇用によらない働き方」をすすめようという理屈と重なりますが、実際は、会社が雇用責任を放棄するということです。

2019-08-17 08:26:04
タシマシ @TussyMussyRouge

この当時の東映動画は、テレビアニメ参入と、フルアニメーションによる本格映画から手を引きはじめていて、受注増減が起こりやすいテレビアニメに合わせて、アニメーターを簡単にやめさせられる契約者(個人請負)に切り替えていたんです。それを出産した女性へのマタハラに使っていたわけです。

2019-08-17 08:31:58
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」で、出産後の「契約」(個人請負)切り替えが本当に働きやすさのためなら、なつの後輩たちに「子どもが出来たら辞めます」なんて誓約書を書かせないんですよ。この事実ひとつで、社長がウソをついていることが分かります。

2019-08-17 08:38:43
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」で、社長が「契約」(個人請負)になれば時間が自由になると言いましたが、実際の東映動画で「契約者」は就業場所、日時が事細かに指示されていて、自由なんてありませんでした。そして、労基署から個人請負とは言えないということで是正指導されます。単に、仕事量が減れば賃金が減るだけ

2019-08-17 08:46:32
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」は、従来の朝ドラヒロインたちが雇用喪失を諦めがちだったのに対して、仲間と団結して雇用を守り道を切り開く新しいヒロイン像を生み出しました。同時に、実際には労働組合で取り組んだ運動を、「個人的支援」として描かざるをえないテレビドラマの現状があることも浮き彫りにしました。

2019-08-17 08:53:41
タシマシ @TussyMussyRouge

最大限にドラマ制作側のエクスキューズを入れるとすれば、「個人的支援」と語ったのは作画部長(管理職)の井戸原であり、労働組合員以外のアニメーターも参加した、という体で、労働組合自体は否定しないようにしたということですかね。

2019-08-17 09:12:40
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」の感想をみてると、同僚たちが茜のときは助けず、なつのときだけ助けたみたいな筋違いな意見がありました。当事者が「続けたい」と言うかどうかの問題です。「続けたい」という当事者がいなければ支援のしようがありません。

2019-08-17 09:27:20
タシマシ @TussyMussyRouge

「なつぞら」で、「契約」(個人請負)という雇用責任放棄、出産したら退職というマタハラ問題を描いたことは、モデルとなった東映アニメーションをリスペクトします。会社の負の歴史と向き合い、反省し克服したからこそ、このドラマ制作に協力しているんだと思います。

2019-08-17 09:33:35
タシマシ @TussyMussyRouge

実際、東映アニメーション(旧東映動画)では、東映動画労組の要求で出産退職制度は撤廃されました。働き続けた1人目が奥原なつモデルの奥山玲子さん。そして、「なつぞら」企画立ち上げ直前の2016年、「契約者」(個人請負)が直接雇用・無期転換制度整備に改まりました。

2019-08-17 09:40:14
タシマシ @TussyMussyRouge

労働争議になった問題のドラマ化というのは、会社は反省してなければ協力しないんですよ。ある航空会社は、労働組合敵視によって大事故を起こした事件の小説化、その映画化に協力しないどころか事実上妨害しましたからね。

2019-08-17 09:46:09
山元 太朗 @tarogeorge

@TussyMussyRouge 管理職との混合組合になるからですか。団交拒否→不当労働行為(形式管理職)→地労委→中労委→訴訟で、あと半年続けてほしい。

2019-08-17 10:38:42
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