岡﨑乾二郎×中谷礼仁 twitter対談 『農業なのか工作なのか建築なのか』
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1.「建築」という言葉の起源は日本と言われているが、言語学者の松井利彦が、その言葉が偶然の発見的産物による事を指摘.
2010-04-11 23:48:28要は、19世紀に中国にいた西洋人宣教師が漢字に訳したいわゆる漢訳洋書を、日本人インテリゲンチャが読解。その本来の意味は単純に「建て、築く」であった。その証拠に「築建」という言葉が19世紀中盤の日本には存在していた。この指摘は「建築」が美的な意味を含んでいるという見解を否定。
2010-04-11 23:51:05グレートフル・デッド Grateful Dead によるマギーズ・ファーム http://www.youtube.com/watch?v=BZst9tOWhE0
2010-04-11 23:52:11さて、「造家」の方は、動詞と名詞によって構成されているゆえ、おそらく明治初期日本人による発明語である。そこには明らかに「造る」という想像の意味を含んでいたが、その対象が「家」という対象に限定されている。要は創造が疎外されていると、伊東忠太は思った。
2010-04-11 23:53:30なるほど,で。聞きたいのはね。それはecology の語源のecoが、家であることとなにか、関係あると思いますか? とくに1960年代の建築批判の文脈との絡みで。
2010-04-11 23:55:40というわけで、目の鋭かった伊東忠太は美が遍在概念である事を見抜き、「造家」を捨て、むしろ工学的要素の強い意味合いをもっていた(電信柱の敷設等に使われた)、「建築」にその概念をひそませようとした。これは概念上のクーデター
2010-04-11 23:55:571960年代において、環境概念をいち早く見いだしたのは浅田孝。丹下のブレインであり、磯崎、月尾、そした川合健二らをフォローした。
2010-04-11 23:57:56Maggie's Farmは1965年にロバート・ジマーマンが書いた。 その前の1961年に 『The Death and Life of Great American Cities』アメリカ大都市の生と死 をジェイン・ジェイコブスが書いていました。
2010-04-11 23:59:151960年代、先ほどの問題提起に即して言うのであれば、当時の建築は68年以前の理念的収束状態にあり、その意味では「造家」的状況に陥っていたと言ってもいい。そこに「環境」という概念が登場した。
2010-04-11 23:59:20eco nomy, logy, つまりはマギーズファーム、それを司るのが月男先生が指摘していた「羊飼い」としての人間。
2010-04-12 00:01:01こういう おセンチなものも聞いてみたくなる。 http://www.youtube.com/watch?v=j79wjIB46A0&feature=related
2010-04-12 00:05:24economy(経済学)はoikos-nomos(オイコスに関する規則)が転じたものであり、ecology(生態学)はoikos-logos(オイコスの論理)からきたことばです。 http://bit.ly/d5aafFより
2010-04-12 00:05:30