東京新聞 原発取材班『おはようございます。今日30日は、難航する福島第一原発1、2号機排気筒解体の4回目のトライです。』
あと少しではありますが、またも回転のこぎりのへの過負荷の問題が起きました。重量バランスが崩れ、刃にすごい力がかかるのでしょうね。装置を回して別ののこぎり(装置には4つの回転のこが装備)で切断するそうです。まだ時間かかりそうです
2019-08-30 19:57:13現在、原発内で作業を見守っている小川記者の話では「残る50センチ+50センチの切断がまるで進んでいない。火花の上がっているのが見えるが、ほとんど同じ場所から。(再開から2時間経つが)10センチくらいしか進んでいないと聞いた」とのこと。
2019-08-30 20:48:20午後9時現在(浪江町から)。 難しい作業なのは分かっていましたが、ここまで艱難辛苦が続くとは。モックアップで切った擬似 排気筒と何がそれほど違うのか pic.twitter.com/dbuufk0ubR
2019-08-30 21:12:04作業は夜通し続く見込みです。まだ50センチ以上切断しなければいけない部分が残っています。相当難しい作業です。原発構内にいた小川はようやく外に出ました。輪切りした筒本体の吊り下ろしを構内で見守ることはできず。残念であります。回転のこぎりは故障しておらず、すべて使える状態とのこと。
2019-08-30 22:10:22夜の福島第一原発の中で初めて取材しましたが、想像以上に暗く不気味でした。電源を失った事故時に暗闇で対応したことを思うと、恐ろしい限りです(小川)
2019-08-30 22:12:29午前1時すぎの東電ライブカメラ。やはり切断装置(黄色い丸印)はまだ排気筒の上にあります。 pic.twitter.com/vJwWHHwDNn
2019-08-31 01:22:00おはようございます。 切断装置(赤丸)が排気筒に設置されたままです。ということは、奮闘及ばず、いまだ切断完了せずーーということですね。う〜む pic.twitter.com/iklXVDD3M3
2019-08-31 05:08:508月31日6時38分に大熊町から撮影した福島第一原発1、2号機排気筒。東電によると、昨夜はほとんど切り進めることができず、四つある回転のこぎりのうち二つは歯が摩耗して使えなくなりました。残り二つで切断を再開する予定です。担当は小川(@ogawashinichi)。 pic.twitter.com/U1W7INsyRj
2019-08-31 07:14:24排気筒解体の作業は極めて厳しい状況にあります。筒本体の輪切りは93%まで終わりましたが、そこからなかなか進みません。残り二つの回転のこぎりが使えなくなった場合、人を載せたかごをクレーンで吊り上げ、溶断を試みることになります(小川)。
2019-08-31 07:19:05写真にあるように、切断装置はまだ筒上端部にあります。この状況が30日朝7時から24時間以上続いています。筒本体は93%輪切り済み。輪切りは70%を超えると、強風や地震による強い揺れに耐えられない可能性があります。なんとか切断して装置とともに地上に下ろす以外の道がなく、後に引けません。
2019-08-31 07:54:13【8月30日の経過】7時に切断装置を筒上端部に設置し、既に切断した部分を確認。13時29分に切断再開、14時47分に通信障害で遠隔操作できず。16時30分に通信復旧。18時20分に切断再開。23時30分まで続けるも、回転のこぎり二つが歯が摩耗し使えなくなる。31日は残る回転のこぎり二つで切断再開予定。
2019-08-31 08:12:24写真は8月30日14時20分ごろに福島第一原発構内から撮影。排気筒の奥に見えるのが1号機原子炉建屋です。 pic.twitter.com/66z082l1rV
2019-08-31 08:37:07この写真は8月30日20時10分ごろ、福島第一原発構内から撮影した1、2号機排気筒の上部の様子です。(小川) pic.twitter.com/hTlt385ir4
2019-08-31 08:41:39排気筒解体に伴う放射線量の変動は、現時点で確認できていません。排気筒は根元の汚染が一番ひどく、建屋外では最も線量が高い場所です。ただ筒は上にいくほど線量が低い傾向が東電の調査で分かっています。16年9月の測定値では、110~120メートル部の内部は毎時0.04~0.07ミリシーベルトです。
2019-08-31 09:40:48東電によると、31日9時50分時点では、排気筒の切断はまだ再開されていません。今日中に再開してほしいですが、どうなるのか。分かり次第、お伝えします。(小川)
2019-08-31 09:54:48福島第一原発1、2号機排気筒に関連する記事はこちらから。genpatsu.tokyo-np.co.jp/keyword/471。今回の解体作業は1班15人の4班態勢で臨んでいるはずです。切断装置の操作は排気筒から200m離れたバスを改造した操作室の中で行われています。写真は8月30日夜の操作室の様子(小川撮影) pic.twitter.com/OJYwOqqGT5
2019-08-31 13:58:14東電によると、10時18分に切断再開も、10時30分に通信障害発生。11時40分に復旧し、切断再開。ところが13時5分にまた通信障害が起き、復旧に向けて調整中とのこと。写真は31日13時13分に大熊町から望遠レンズで撮影した排気筒(小川) pic.twitter.com/niKH0vCEiX
2019-08-31 14:15:3617時前に東電に確認したところ、切断装置の通信障害は復旧して、排気筒の切断を再開。写真は16時半ごろ、大熊町から望遠レンズで撮影した福島第一原発1、2号機排気筒(小川)。 pic.twitter.com/yyPtUhtujN
2019-08-31 17:11:55きのう、小川記者が原発内で撮影してくれた福島第一の排気筒の写真を分析してみました。赤線はお盆前の切断線、緑線が30日の切断線。南側はきれいに切れているようですが、北側は30日の切断が不十分です(残る半周は取材ポイントからは見えず)。かんぬき(赤丸)はがっちりはまってます pic.twitter.com/Xo76M3GlYB
2019-08-31 19:21:11今日は、輪切り(横)は後にして、先に縦切り(横切りした2本の線をつなげるため)を実施。4カ所のうち3カ所は終わり、あと1カ所。その後が難航中の横切り。午後7時すぎのライブカメラ(添付写真)では、切断装置はまだ排気筒の上にあります(=終わっていない) pic.twitter.com/rNWIYcOV6S
2019-08-31 19:26:12私(山川)が少し心配になってきたのが電源。切断装置には、S社の60kVAの発電機が搭載されていますが、メーカーカタログを見ると、持続時間は燃料(軽油)満タンで39~70時間(負荷で変動)。
2019-08-31 19:32:26もちろん一番心配なのが回転のこぎりの刃。4セットあれば…と考えてましたが、私も甘かった。切れ味鈍った刃が3枚、温存中は1枚。あと、筒外側のロボットアームにチップソーが1台(ただしタワー部の斜め材の切断を想定)がありますが、筒切断に使えるかどうか??
2019-08-31 19:39:08とにもかくにも、この局面だけは乗り越え(作業員を上に上げず)てほしいです。後の解体戦略はじっくり練り直しが必要でしょう
2019-08-31 19:43:20