使い分けには個人差もあるけど、大まかに 「てる」→基本はこれ 「とる」→イライラしてる時か、めちゃくちゃざっくばらんな会話の時。たまーに「とおる」とも言う 「た(あ)る」→主語が人とか生き物やない時で、状態を表す場合によう使う
2019-09-13 10:00:53例えば、外に出たら雨が!て時 雨降ってる→普通の言い方。雨が降り注いでる動きにフォーカス 雨降っとる→傘がないとかで雨にいらだってると口に出やすい言い方 雨降ったある→普通の言い方。雨が降って地面が濡れてる全体の状態にフォーカス
2019-09-13 10:09:24例えば、雨がぽつぽつ降り出した直後の状況で「雨降ったある」はちょっと言いにくいかも ある程度、継続して雨が降り続けてて地面が濡れてる状態になったら「雨降ったある」の出番かな
2019-09-13 10:13:40「たある」の面白いとこは、「ほんまにちゃんと分かってんの?」「なんべんも言わんでも、分かったある!」みたいに言うたりもすんにゃ これは「理解しているという状態にある」て解釈したらええんかな
2019-09-13 10:19:28やっぱテルとタールで進行と結果を区別してるんでしょうかね。兵庫以西のヨルとトルの区別に近いような。 twitter.com/shigaben_bot/s…
2019-09-13 12:13:33ヨルとテルとトルの使い分けを主題にした調査やったけど「西日本各地で調査してますが、他のとこでは1人1時間くらいで調査終わるところ、滋賀県では2時間くらいかかります。滋賀県内の使われ方は面白いです」言うてはって、へえーってなった。実際私も2時間以上かかった。
2019-09-13 17:10:32「ネズミが死による」と「ネズミが死んどる」でどう意味が違うか て質問してきはって、「あー、出た出た。滋賀県のヨルに神戸以西みたいな進行の用法はありませんよ」で終わる話や思てたけど
2019-09-13 17:22:12「確かに『死による』は死にかけで、『死んどる』は死んだ状態を表しますが、このヨルはヤガルと同じで、結局『死ぬ』『死んでる』の違いだけで、ヨルに進行の要素はありませんね」て言うたら、「でも『ネズミが死ぬ』で明確に死にかけの状態は表しませんよね」と言われて、「確かに」てなった。
2019-09-13 17:25:10京阪、「死によった」で完了を表すので(死にかけを目撃するのではなく)、やっぱり進行相ではないのでは。「あー死ぬ死ぬ」って言ったら死にかけでしょうし
2019-09-13 17:27:48@owmist 「死によってる」などは言えるでしょうか。もし言えないとすれば、ヨル形ではØ vs. テイルの区別が中和されてる感じかもしれませんね。
2019-09-13 17:27:58@Mitchara 「〜よってる」は言わないですね。あと、「死によった」が「死にかけていた(その後死んだかどうかは確認していないorその後息を吹き返した)」を意味するかどうか聞かれましたが、これは明確に「死んだ」しか意味しないということで、神戸以西とはやはり用法が違うとなりました。
2019-09-13 17:30:55自分自身、兵庫以西のヨル/トルも近畿のテル/タールもない地域なので同じなのか違うのかよう分からん。両地域の人でいっぺん話してみてほしい笑 明確に違うのは、タールは動作主が有情物のときは使えんってとこか。
2019-09-13 17:46:20@shigaben_bot ウィキペディアの岡山弁での説明ですが、江州弁の「降ってた」「降ったあった」の説明として読むと何か違いがあるでしょうか pic.twitter.com/l1xU4p9RW0
2019-09-13 17:55:23@owmist 不愉快性が動作にともなっていることが存在動詞のオルで表されているとして、第三者の行為について話し手が目撃者となった場面で不愉快なことに言及するならば、その言及する相手の行為とは、普通はこれから起きることですよね。
2019-09-13 21:25:57@owmist そこで「これから~するところだ」という将然の含意が生まれると。そこにタがつくと、将然の状況が過去になるのではなく、不愉快な行為が完了するという意味になり、(言い換えると動詞+ヨルにつくタは、意味の上ではヨルを完了にするのではなく、本体のほうを完了にした シタ+ヨルに等しい)
2019-09-13 21:27:41@owmist 将然は表さないと。これは「スル」は「これから~するところだ」という意味になっても「シタ」が「これから~するところだった」という意味にならないのと同じです。そして何かが完了したあとの状態は、「スル」では表せませんので、同様に「シヨル」でも表せない。そのように考えます。
2019-09-13 21:31:45@owmist ・近畿中央部のシヨルは、アスペクトは単純形のスルと同じで、不愉快性を加えるだけである ・第三者の行為を目撃したときにそれに言及するという文脈では、スルが将然の意味を持ちうるので、それに並行してシヨルも将然の意味を持ち、将然のシヨルが進行の意味に接近する。
2019-09-13 21:42:51@owmist ・スルは将然の意味を持ってもシタは将然の意味にならないので、シヨルの過去形のシヨッタも将然の意味を持たず、疑似的な進行の意味にならない。 と考えて、進行っぽい意味の「シヨル」を「進行的将然用法」と名づけるのがいいかと思います。
2019-09-13 21:45:41「降ってた」「降っとった」はABどっちでもいけますけど、「降った(あ)った」はAとはちょっと合いにくい気ぃします twitter.com/funayahenlly/s…
2019-09-13 22:39:25