「とくダネ!」学校20mSv問題特集・第2弾!!
- toshihiro36
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中野:学校の年間被曝量の基準値20ミリシーベルト問題の特集・第2弾です。福島県では子供を連れて疎開するという選択をする親たち。そして、先生たちの間にも混乱が広がっております。国は放射線から子供たちを守れるのでしょうか。今回は高木文部科学大臣が単独インタビューに応じてくれました。
2011-05-26 11:39:31<ナレーション> 今月上旬、私たちが訪ねたのは福島県二本松市のある中学校(東和中学校)。放射線量を懸念し、運動部は屋内で練習していた。その後、各自治体は校庭の土の表面を削るなどして放射線量を下げる対策を実施。不安は消えたのか?
2011-05-26 11:46:49<ナレーション> ここは郡山市内の保育所(冨久山保育所)。室温が30℃を超す暑さの中、窓を閉めて遊戯をしていた。放射性物質を室内に入れないようにするためだ。ここの保育所では放射線量を下げるために、表土を削り取る処置をし、毎日線量を計測している。
2011-05-26 11:53:16<ナレーション> 表土を削るなどの処置を施しても、保護者からの希望がなければ園児を外には出さない方針だという。それどころか一部の保護者からは、こんな声が・・・
2011-05-26 12:01:31<ナレーション> 今、子供たちを福島県から避難させる動きが広がっている。 2人の子供の母、植木美衣(みえ)さん。先週土曜日、福島から長野県松本市に疎開してきた。
2011-05-26 12:17:02植木さん:バタバタでしたね。とにかく一刻も早く来たかったんで・・・。これまでの1ミリシーベルトっていうのを、私の中で外したくないっていうのがあって・・保育園とか公園の(放射線量の)数値を計算すると、すぐに1ミリなんて超えちゃうので、こんな所にいさせたくないなと思って・・・
2011-05-26 12:22:21<ナレーション> 松本市は福島県内の15歳未満の子供がいる世帯を対象に、1年間無償で市営住宅などを提供している。この日、久しぶりに公園に出かけた植木さん親子。
2011-05-26 12:25:46植木さん:窮屈でしたね。お布団も洗濯も、外で干せてたのが・・それができなくて。こうやって遊ばせてあげるのも、公園がすぐ近くにあるのに行けなくて・・・
2011-05-26 12:28:08<ナレーション> 自ら動いたことによって得られた、子供への安心感。しかし、それと同時に家族との別れも受け入れなければならなかった。
2011-05-26 12:30:33植木・父:普段であれば、ここに大きなテーブルがあって・・今、朝食をしているぐらいですかね。家族で、一家団らんで。静かになっちゃって、寂しい感じです。
2011-05-26 12:35:37<ナレーション> しかし、疎開をすることは容易なことではない。郡山市在住の増田さん一家。中学3年生の娘が、部活を理由に地元を離れたくないのだという。
2011-05-26 12:42:32増田さん:転校したくないと、最初泣かれましたし・・上の子は今ソフトボールをやってるんですね、女の子ですけど。3年生で。今日も練習に、練習試合に行ってるんですけど・・日々、娘が被曝している事実に胸が苦しくなります。学校にも訴えに行ったんですが、現場ではどうすることも出来ないと・・・
2011-05-26 12:47:51<ナレーション> 親たちの切なる願い・・・。 学校の現場ではどのように受け止められているのか。福島市内の高校教師が胸の内を明かした。
2011-05-26 12:49:57教師:学校の中でも、教員によって意見が分かれてしまっている状態。ここで子供たちの教育をするのはふさわしくないと思います。たとえば職員会議の場でそのようなことを発言しても、多数には取り合ってもらえない状況がありますし・・これは今に始まったことじゃなく、前から (続く
2011-05-26 12:54:08