快舟1号甲、いきなり10号機の理由

中国の航天科工とその民間部門Expaceの小型ロケット「快舟1号A」。今年の飛行はいきなり10号機でしたがその理由とは? 流れてしまう前にまとめました。
2
LH2 @LH2NHI

おお~先日久々に打ち上げられた快舟1Aロケット、急に「10号機」ってなんでまた、と思ってたら解説が! spaceflightfans.cn/61478.html ~ロケットと違い衛星は新技術試験が多く開発速度はまちまち。号機は契約順に付けたが結局これが最初に。 今後遥十一、遥七、遥六、遥九、遥二、遥五と続く。~ なるほど

2019-09-02 22:44:23
LH2 @LH2NHI

快舟1号の歴史① spaceflightfans.cn/61478.html 2005年、即応型衛星需要に対応するため国家科技部の支持の元、ハルビン工科大が衛星、航天科工四院がロケットを担当して快舟衛星融合ロケットを開発し、2013年、2014年に快舟1号/2号衛星を打ち上げた。

2019-09-02 22:50:54
LH2 @LH2NHI

快舟1号の歴史② spaceflightfans.cn/61478.html 2015年、小型衛星打上サービス市場が開放されると、航天科工四院は快舟1号を汎用化しフェアリングを大型化した快舟1Aの開発を開始、2016年2月16日に民間打ち上げ会社を設置、4月24日に初契約、2017年1月9日に初打ち上げに成功した。

2019-09-02 22:56:53
LH2 @LH2NHI

快舟1号の歴史③ spaceflightfans.cn/61478.html 「2018年が中国の民間宇宙元年のように言われるがそうじゃないんですね」「そーなんですよ~」 「会社設立から10件以上の打ち上げ契約を締結しています。番号は契約順なので衛星の開発状況で前後します。遥十の後は11,7,6,9,2,5と続く。プレッシャーです…」

2019-09-02 23:05:21
LH2 @LH2NHI

快舟1号の解説④ spaceflightfans.cn/61478.html 「快舟の特徴は水平組立・試験・輸送で、中国最速の射場到着から7日で発射でき、整備棟から射点への移動は発射当日。射点作業は4時間以下で完了します。」 (あ、これは確かに快速という名前の通りですな…)

2019-09-02 23:10:07
LH2 @LH2NHI

快舟1号の解説⑤ spaceflightfans.cn/61478.html 「お客様のご要望をかなえるためベストを尽くします。遥十では中国初の衛星-ロケット間電波リンク機能を搭載。衛星分離時に衛星が衛星地上局から不可視でも、衛星の電波を最終段で中継してロケットのテレメトリで地上に降ろせ、初期状態をすぐ把握できます。

2019-09-02 23:19:34
LH2 @LH2NHI

快舟1号の解説⑥ spaceflightfans.cn/61478.html 「今年8機の打ち上げ、プレッシャーはありますか?」 「あります。お客様の迅速なニーズに対応するため共通部分のバッチ生産や品質管理、コスト低減に努め、ミッション毎のカスタマイズは同時並行で実施できます。酒泉射場の協力にも感謝します。」

2019-09-02 23:27:46
LH2 @LH2NHI

快舟1号の解説⑦ spaceflightfans.cn/61478.html 「将来計画として、フェアリングを拡大し搭載量を増した快舟1号Bロケットを開発中です。また快舟11号の開発も進めています。弊社はロケットを改善し続け、より便利で効率的、高頻度な打ち上げサービスを提供します。」

2019-09-02 23:33:28
LH2 @LH2NHI

快舟1号の解説(終) 一時期中国ロケットのニューフェースとして注目の的だった快舟ロケット&EXPACE、最近何のニュースもなくベンチャーばかりどんどん出てきてたけど、見えないところで着実に準備を進めて反撃の機会をうかがってたんですね。 これは今後が要注目です!

2019-09-02 23:36:25