茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2345回「時間の窓が開いているうちに、いろいろなことをやりたい」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２３４５回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

しばらく前に、アリババの創業者のジャックマーさんとイーロン・マスクさんの上海での対談がユーチューブに上がっていたけれども、これは本当に必見で実に面白い。特にマスクさんの容赦ない性格が出ていて面白い（笑）

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途中で、ジャックマーさんが、「AI」はアリババインテリジェンスだ、というジョークを言ったのに対して、マスクさんが全くスルーするところとかとてもおもしろい（笑）。いずれにせよ、この対談の中で、マスクさんが火星への移住について議論するところがある。

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マスクさんは「意識の連続」のために、人類の一部を火星に移住させるべきだという主張をずっとしてきたのだが、それは地球をないがしろにするということではなく、地球のバジェットの０．何％かをつかって、そのような分散を実現するのは悪くないと言っているのである。

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マスクさんが「タイムウィンドウ」という表現を何度も使うのが印象的である。フェルミのパラドックスが示唆するように、人類の文明の「寿命」はそんなに長くないかもしれない。だから、地球に文明が発達しても、火星に人類を送ることができるタイムウィンドウはそんなに長くないかもしれない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

だから、そのタイムウィンドウを有効に使って、火星に人類を送るべきだというのがイーロン・マスクさんの主張である。この時間の窓という観念は、人類全体の未来だけでなく、一人ひとりの人生を考える上でも、有効な概念だと思う。時間の窓が開いているうちにいろいろなことをしたいものだ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２３４５回、「時間の窓が開いているうちに、いろいろなことをやりたい」をテーマに、５つのツイートをお届けしました。