- ttt_ceinture
- 26371
- 0
- 1
- 0
まじか<山岸凉子『わたしの人形は良い人形』について:"ホラー系少女マンガに「変革」をもたらしたマイルストーン//「リアリズム」の新風を吹き込んだ「Jホラー」(『リング』やら『呪怨』やら)と、ほぼ同じ機能を持った" http://bit.ly/j6KrbE
2011-05-27 22:08:17@samedrill あと、スクロールのなかでびくっとくるのと、画像単体でも効果が維持できているもので割と違ってますね。これは前者だと思います
2011-05-27 22:24:36@samedrill いわゆる心霊写真として、昔見たのがありました。これは山岸っぽさがあって好きでした。 http://bit.ly/iENw3d
2011-05-27 22:27:46@ttt_ceinture そうですね。ビデオ動画の時代になって、怖さの感覚がだいぶ変わってきたように思います。あと加工がもうデフォルトになって、本物かどうかを問わずに楽しむようになったというのがありますね。
2011-05-27 22:25:39@samedrill ああ、基本はVOW本みたいな流れですよね。それに加工系が混ざった感じ。すりガラスごしのは、「本当にあった怖い話」の映像からの抜粋とされているんですが、映像の方が単体で精度が高いのかもしれないです
2011-05-27 22:29:28@samedrill これは特に心霊写真ではないような…。って、あれ、箱と娘の間の箇所ですか。でも「汐の声」の直感的に効果的な絵を越えるものはあまりありませんね///
2011-05-27 22:31:17@ttt_ceinture すりガラスだと、多分もとになったようなのがあったような気もしたんですが思い出せません。心霊写真は、リングとかまでは、決定不能性を楽しむものでしたが、今は本当に完成度を楽しむものかもしれないです。もちろんベースには「こええ!」というのがありますけど。
2011-05-27 22:32:22@ttt_ceinture 漫画は偶発性を演出する必要がないですからね。特に山岸は、リアリズム≒心霊写真的な怖さを導入しつつ、描線的≒純粋な怖さへと昇華したようなところがあると思います。
2011-05-27 22:34:01@samedrill 中田秀夫・黒沢清・小中千昭らが(「呪怨」の清水は黒沢の弟子筋のようなものです)、構図内の配置や形象効果、見せ方のタイミングなどを模索したので、技術体系が揃ってる感じがあるんです。黒沢の「降霊」は山岸っぽい箇所がいくつかありますよ
2011-05-27 22:36:05@ttt_ceinture 高橋さんにしても黒沢さんにしても、読者だったんだと思いますよ。興味深いのは、彼らの試みをベースにして、心霊ビデオもの(物語映画ではなく。大半があれなんですが)が本当に現れたことでしょうかね。
2011-05-27 22:37:40@samedrill 山岸の圧倒的にうまかったのは、「汐の声」の鏡の隅に映る姿(主人公反応なし)や廊下を歩く姿、「よい人形」の物音の扱いや引越し時にスっと過ぎる影、「千引きの石」の体育館の窓を覗く顔、といった視界の隅に残るような感覚を生かした点だと思ってます。
2011-05-27 22:39:19@ttt_ceinture そうですね。コマを「視点」として利用した上で、視野の周囲を効果的に活用する。そこがリアリズムと言われる所以でしょうかね。『ドラゴンヘッド』や『ヒミズ』にも部分的にそうした要素が見れますね。
2011-05-27 22:42:09@samedrill たしかに直接の影響関係もあるんでしょうね。その上である程度違うとすれば、山岸の場合は少女・女性の心理的投射が見る対象と深く関わっているという点かな。Jホラーではそういう少女漫画側面が意外と継承されていない。
2011-05-27 22:41:57@samedrill さっきの少女漫画ホラー特選の記事の美内すずえ作品の紹介を見ても、思春期の少女と怖い話をする集まりといった(こっくりさんに直通しそうな)圏域が非常に強いんですよね。そういう語り物とJホラーは似てるようで結構似てない
2011-05-27 22:46:16@samedrill あとは、それを見てる視点人物の反応があまり強くないことも特徴ですね。漫画における恐怖描写は恐怖してるキャラクターの表情や切迫でもたせると一気に別物になってしまうので。
2011-05-27 22:44:29