香港デモの嘘、暴力、破壊行為。(14) 過激派の暴力を黙認し警官を加害者に仕立て上げる日本メディア

日本では暴徒が未成年なら警官が殺された方がいいのだろうか？　
私たち一般市民が火炎瓶の犠牲になっても世界から見殺しにされるのだろうか？

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覆面禁止法の実施が発表された４日、香港各地で破壊活動が激化し、中国系の銀行や商店、駅などが次々と襲撃された。「平和デモ」と主張する他の参加者も過激派を止める者はなく、「義士」「勇武派」などと呼んでは彼らを美化し、喝采を送るのが常となっている。

同日夜９時頃、郊外の元朗のデモ現場で一人の私服警官が乗った車が過激派に包囲され立ち往生、外に出ると後ろから黒衣の男に羽交い絞めにされた。警官は素早く拳銃を取り出したが集団に抑え込まれて殴打され、数秒後に発砲。この時、被弾した14歳の過激派が太ももを負傷した。

★★★★★事件現場の動画★★★★★

元朗有休班警開槍 14歲男子左大腿受傷；警方：警員被多人圍毆、兩度被汽油彈襲擊 - 20191004 - 香港新聞 - 有線新聞 CABLE News
https://www.youtube.com/watch?v=LC3U6l8sq5Y

他の過激派は発砲にかまわず暴行を続行し素早く逃走、その瞬間一人で残された警官に火炎瓶が投げつけられた。一瞬にして炎に包まれた警官は慌てて駆け出し、その隙に持っていた拳銃と弾丸が地面に落ちた。携帯電話で救援を呼ぶ間に二本目の火炎瓶が投げつけられた。地面に落ちていた拳銃を付近にいたデモ参加者が拾おうとしたが、駆け寄った警官に阻止された。

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これが、当日夜の香港の報道でわかっている事件の概要である。警官が暴行を受けるより前に発砲したとするのは、反政府活動家やデモ隊寄りの独立系メディアによる独自の主張のみである。

これを日本メディアはどのように報道したのか？　全部が偏向報道というわけではないが、比較のために出来るだけ集めてみた。

「香港メディアによると」と称しながら、警官が火炎瓶を投げつけられて火だるまになったことなど、香港ではとっくに報道されていた事実すらも一切触れていないメディアが多いことがわかる。一体何の「香港メディア」を見たのだろうか？

（時刻はいずれも日本時間　元サイトの表記による）

★★★★★通信社★★★★★

■共同通信
香港警察、実弾を発砲し少年負傷　（2019-10-4　23:51）
https://this.kiji.is/552866112665519201

“香港メディアによると、新界地区で４日、警官がデモ隊に囲まれて実弾を発砲、14歳の少年が太ももに被弾した。少年は病院に搬送され意識はあるという。”

香港、過激化に緊張高まる　20カ所で抗議呼び掛け（2019-10-5　11:36）
https://this.kiji.is/552999996062499937?c=39546741839462401

“香港メディアによると、４日夜に警官に太ももを撃たれた少年（14）は重傷。警察は実弾１発の発射を確認し、私服警官が「大勢の暴徒に殴打され、生命の危険を感じたため」と主張した。”

■時事通信

デモ隊１４歳少年撃たれる＝香港（2019-10-5　00:08）
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100500003&g=int

“香港メディアは４日、警官隊とデモ隊の衝突で14歳の少年が実弾で撃たれたと報じた。”

香港、デモ隊の覆面禁止＝抗議の１４歳撃たれる－半世紀ぶり緊急条例発動（2019-10-5　00:48）
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019100400809&g=int

"香港メディアによると、ベッドタウンである新界地区で、１４歳の少年が太ももを実弾で撃たれ病院に搬送された。"

★★★★★一般紙★★★★★

■朝日新聞

香港デモ参加の少年、警官に撃たれる（2019-10-5　10:25）*後半は有料記事で不明
https://www.asahi.com/articles/ASMB52HS5MB5UHBI004.html

“香港警察は５日、中国本土に近い元朗地区で４日夜にあった政府への抗議デモで、参加した14歳の少年に私服警察官が実弾１発を発砲したと発表した。香港メディアによると、少年は太ももを撃たれて重傷。意識はあり、命に別状はないという。”
“警察官の発砲によるデモ参加者の負傷者は、１日に一時重体となった男子高校生に次いで２人目。４日間に２人の若者が撃たれたため、市民の反発はさらに強まりそうだ。”
“地元メディアの動画などによると、私服警察官は車から降りた際、デモ参加者に包囲されて殴られ、火炎瓶も投げつけられて衣服が燃えるなど、暴行を受けた。その際に発砲音が聞こえたという。”
“香港警察は「命の危険にさらされて発砲したもので合法だ」として、正当防衛だと主張した。”

■産経新聞

香港で発砲　１４歳少年けが　マスク禁止法制定で抗議デモ（2019-10-5　00:19）
https://www.sankei.com/world/news/191005/wor1910050003-n1.html

“香港メディアによると、新界地区で警官が実弾を発砲し、14歳の少年が太ももを撃たれた。”
“星島日報（電子版）によると、非番の警察官１人が路上で複数のデモ参加者に囲まれて殴打されて拳銃の実弾を発射し、少年に命中した。同紙サイトの映像によると、警察官は私服姿で、転倒して殴打された際に発砲したもよう。直後に火炎瓶を投げ込まれて瞬間的に手に火が付き、逃げ惑う姿も映されている。別のメディアは私服警官だとしている。”

■東京新聞

香港、撃たれた１４歳重傷　警察「発砲は合法」主張（2019-10-5　夕刊）
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019100502000296.html

“抗議活動中の少年（14）が警官の発砲で太ももを撃たれ、重傷を負った問題で、警察当局は五日未明の記者会見で「警官は生命の脅威に直面しており、発砲は合理的かつ合法的だ」と正当化した。”
“香港メディアによると、警官は白いシャツを着た私服警官で、車で現場に乗り付けたところ、多数のデモ隊に囲まれた。車外に出たが袋だたきにあい、拳銃を抜いて実弾を一発発砲、少年の太ももに命中したという。動画には、火炎瓶を投げつけられた警官の体に、瞬間的に火が回り、逃げ惑いながら拳銃を地面に落とす様子も映し出されている。”

■日本経済新聞

香港、覆面禁止への抗議デモ続く　鉄道全線が運行停止（2019-10-5　10:10）
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50642810V01C19A0MM0000/

“香港警察は私服警官が生命の危険を感じたため、実弾１発を発射したと明らかにした。香港メディアによると、14歳の少年が太ももを撃たれ重傷。”
“香港政府は５日未明に出した声明で「多数の暴徒が私服警官を襲撃した。警官は自衛のために発砲した」と説明した。警察官はデモ隊に火炎瓶を投げられて体に引火した際に弾薬を落とし、回収できなかったという。警察は発砲は合法で適切な判断だったと主張している。１日にも高校生が警察官に撃たれたばかりで、市民の反発が広がるのは必至だ。”

■毎日新聞

香港緊急法を発動　市民権利制限　デモ覆面禁止（2019-10-5　朝刊）*本文は有料記事で不明
https://mainichi.jp/articles/20191005/ddm/001/030/138000c

■読売新聞

香港政府、デモのマスク禁止・罰金も…各地で反発デモ（2019-10-5　01:16）
https://www.yomiuri.co.jp/world/20191004-OYT1T50337/

“香港紙・明報（電子版）などは、中国本土に近い新界地区・元朗での抗議運動で、14歳の少年が４日夜、太ももを撃たれたと報じた。私服警官が発砲したとの情報もある。”

★★★★★TV★★★★★

■ANN（テレビ朝日系列）

香港デモ　少年が実弾で撃たれ負傷　覆面禁止に反発（2019-10-4　06:30）
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000166023.html

“香港で、また警官がデモ隊に向けて実弾を発砲して14歳の少年が負傷しました。”
“香港メディアによりますと、4日夜にデモ隊に囲まれた警官が実弾を発砲し、14歳の少年が太ももを撃たれて病院に搬送されたということです。”

■FNN（フジ系列）

香港で“マスク禁止法”　抗議活動...また少年撃たれ重傷（2019-10-5　00:09）
https://www.fnn.jp/posts/00425110CX/201910051209_CX_CX

“デモ参加者のマスク着用が禁じられた香港では、未明にかけて激しい抗議活動が続き、私服警官が実弾を発砲して、14歳の少年が重傷を負った。
私服警官が発砲した直後とみられる映像。
デモ隊に暴行される白いTシャツ姿の男性が、発砲した警官。
火炎ビンを投げつけられて拳銃を落としてしまい、デモ隊に奪われそうになる。
私服警官はその後、再び火炎瓶を投げつけられた。
4日夜、香港郊外で起きた抗議活動で、私服警官が暴行を受けた際、実弾1発を発砲し、14歳の少年の太ももに当たった。
少年は、重傷を負った。
警察は、発砲は合法で適切だったと主張している。”

香港“マスク禁止法”発動　デモに警察発砲“14歳負傷”（2019-10-5　07:55）
https://www.fnn.jp/posts/00425099CX/201910050755_CX_CX

“多くの市民は4日も大規模なデモを行い、これまで使ってきた「香港人がんばろう」のかけ声を「香港人反乱しよう」に変えるなど、対決姿勢をいっそう強めている。
こうした中、4日夜、警察官が再び実弾を発砲し、香港メディアは14歳の少年が脚にけがをしたと報じた。”

■NHK

香港で警察発砲 14歳少年撃たれ大けが 香港メディア（2019-10-5　04:41）
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191005/k10012114051000.html

“香港の複数のメディアは、中国本土に近い住宅街で警察官が実弾を発砲し、14歳の少年が脚にけがをして病院に運ばれたと伝えました。”
“当時の詳しい状況はわかっていませんが、非番の警察官が実弾を発砲したということで、その後、大勢の市民がこの警察官を殴ったり、火炎びんを投げつけたりしたと伝えています。”

■TBS

香港、警官発砲で１４歳少年被弾か（2019-10-5　04:46）
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3795824.html

“中国本土に近い住宅街で、１４歳の少年が警官に太ももを撃たれてけがをしたと香港メディアが報じています。”
“新界地区では、非番の警官がデモ隊に囲まれて発砲し、１４歳の少年が太ももを撃たれたと香港メディアが報じています。少年は負傷し、病院に搬送されましたが意識はあり、命に別状はないということです。”
“今月１日には、男子高校生が警官に撃たれ大けがをしていて、再び実弾発砲による負傷者が出たことに市民が一層反発する可能性があります。”

★★★★★スポーツ紙★★★★★

■サンスポ

香港デモで再び発砲、１４歳少年重傷　警察は正当防衛主張（2019-10-5　11:36）*共同通信記事
https://www.sanspo.com/geino/news/20191005/sot19100511360006-n1.html

“香港各地で４日夜、激しい抗議行動が発生、新界地区で警官がデモ隊に囲まれて実弾を発砲し、１４歳の少年が太ももを撃たれ重傷を負った。香港メディアが報じた。”
“発砲について、香港警察は実弾１発の発射を確認し、私服警官が「大勢の暴徒に殴打され、生命の危険を感じたため」と主張した。発砲後、一部若者がこの警官に火炎瓶を投げつけたという。４日の抗議活動で３０人超が負傷した。”

■日刊スポーツ

香港デモで再び警官が実弾発砲、14歳少年が重傷（2019-10-5　11:32）*共同通信記事
https://www.nikkansports.com/general/news/201910050000182.html

“香港各地で4日夜、激しい抗議行動が発生、新界地区で警官がデモ隊に囲まれて実弾を発砲し、14歳の少年が太ももを撃たれ重傷を負った。香港メディアが報じた”
“発砲について、香港警察は実弾1発の発射を確認し、私服警官が「大勢の暴徒に殴打され、生命の危険を感じたため」と主張した。発砲後、一部若者がこの警官に火炎瓶を投げつけたという。”

★★★★★海外メディア日本語版★★★★★

■Bloomberg

香港の覆面禁止に反発広がる、デモ隊が破壊や放火－実弾で負傷者も（2019-10-5　14:49）
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-05/PYVYNI6TTDS001

“４日夜、元朗区でデモ参加者らが私服警官の車を襲った後、小競り合いになり、デモ隊の１人が警官に撃たれて負傷した。”

■Reuters

香港、覆面禁止法制定で衝突激化　14歳の少年撃たれ重体（2019-10-5　06:14）
https://jp.reuters.com/article/hk-shot-idJPKBN1WJ2GM

“デモ参加者がマスクなどで顔を覆うことを禁じる「覆面禁止法」が制定された香港で４日、抗議活動が一段と激化し、警官隊との衝突で１４歳の少年が撃たれ重体となった。”

10月6日デモ　時系列報道

【禁蒙面法．全日總覽】立法後首大型遊行　示威者蒙面逼爆銅鑼灣（香港01）
https://www.hk01.com/政情/382806/禁蒙面法-全日總覽-立法後首大型遊行-示威者蒙面逼爆銅鑼灣

修例風波：多區激戰11人送院　政府指用緊急法宣布「三停」屬謠言
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20191006/bkn-20191006134514995-1006_00822_001.html