【竹の子書房】連続殺人~履歴(リレーショナルキラー) 第二幕!

怪談とBL/GL以外の分野に進出すべく、新企画を提案。 3tweetで1セッション。 1)自分のキャラの人となり、直前のキャラとの関係性を書く。 続きを読む
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水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)第41話『松浦翔太郎の場合』を投下します。#tknk

2011-09-22 22:35:23
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p クソジジィ、竹槍なんかいいから早く契約しろよ。松浦翔太郎は神栖武蔵の葬儀を、自社で獲りたかった。近年葬儀屋も会員制が多くなってきている。半分とはいえこれだけの山を持つ資産家だ、大口の顧客になる。しかし神栖は戦争時の体験を喋喋と語るのみ。翔太郎はひたすら苛立ちに耐えた。

2011-09-24 01:43:26
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p 何度目かの営業時。「兄ちゃん、何度来てもらっても無駄だよ。もう他の葬儀屋に頼んでるんだよ」「じゃあ何故!?」貴重な時間を費やして日参しているというのに。「いやあ、わしの自慢の竹槍の話相手が欲しくてな」ジジィの暇つぶしに付き合わされたのかよ。翔太郎は契約書を握り潰した。

2011-09-22 22:36:35
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p 翌朝、翔太郎は神栖の山にいた。筍掘りをしている神栖の陰で、ペットボトルにドライアイスを詰め、それをコンクリのブロックで囲む。「棺桶に入れ!」走り去る翔太郎。ドライアイスの気化圧力に耐えきれず、ペットボトルは爆音と共に破裂。神栖の体にはコンクリの破片が深く突き刺さった。

2011-09-22 22:54:12
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)第41話「松浦翔太郎の場合」PN水崎沙亜乃 被害者:神栖武蔵 加害者:松浦翔太郎 関係:営業社員と勧誘顧客 動機:営業を暇つぶしで邪魔されたため 方法:ドライアイスの気化圧力を利用した爆発物を作成 #tknk

2011-09-22 22:54:55

第42話

高田公太 @kotatakada

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)第42話『グボガの場合』を投下します。#tknk

2011-09-24 04:10:03
高田公太 @kotatakada

外で爆音が響くと、〈母〉は娘達の一人、〈グボガ〉と名付けられた少女に合図をした。「グボガ」〈母〉が穴の外に向け顎を振ると、速やかに〈グボガ〉は外へ駆け出した。初めて聞く音だったため、〈グボガ〉は僅かに怯えていたが、外に出て山中の風の中に血の匂いを感じ取るなり、瞳を輝かせた。

2011-09-24 04:11:21
高田公太 @kotatakada

〈家族〉が今最も欲しい恵みの糧が、近くにあることに、〈グボガ〉は歓喜した。香りを逃がさぬよう、鼻を絶えずひくつかせながら、少女は走った。すると、ほどなくして二足動物が大地を踏む音が決して遠くない所から聞こえた。〈グボガ〉は標的を足音の主に変えた。動かぬ糧は後回しでもいいのだ。

2011-09-24 04:12:14
高田公太 @kotatakada

翔太郎は音も無く背後から飛びついてきた者の正体が全裸の少女と知り、目を見開いた。両腕で首を絞められ、堪らず喘いだときに、木の枝が口から喉、そのさらに奥まで差し込まれた。肺に至るまで枝を差し込んだ〈グボガ〉は慣れた手つきで獲物の中をかき混ぜた。獲物の開いた目が閉じることはなかった。

2011-09-24 04:12:45
高田公太 @kotatakada

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)第42話「グボガの場合」PN高田公太 被害者:松浦翔太郎 加害者:グボガ 関係:獲物と狩人 動機:腹が減っていたため 方法:木の枝を口から差し込み、内臓を破壊 #tknk

2011-09-24 04:15:50
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p そういえば履歴第二幕の表紙イラストは新たに募集していましたっけ? 第50話で一区切りですよね。現在第42話までアップされてます。

2011-09-24 19:43:29

第43話

氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)第43話『竹盛剛三の場合』を投下します。#tknk

2011-10-08 20:26:02
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 猟銃を携え、竹盛剛三は木鋸ノ山に入った。獣道を進む彼の後ろには、猟犬二頭が付き従っている。今日の獲物は特別だ。油断をすれば彼の命が危ない。「……金、銀、追え!」獲物の足跡を見つけた剛三の指示は短い。だが、犬たちは全てを理解し、匂いを追って走り出した。 #tknk

2011-10-08 20:26:34
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 剛三は獲物が〈グボガ〉と呼ばれていることを知らない。だが、人間であることは知っていた。そして獲物が自分の子であることも、若い頃の剛三がレイプし、山中に置き去りにした女がその母であることも知っていた。強姦されて心を病んだ女を、剛三は何度も楽しんできたからだ。 #tknk

2011-10-08 20:27:03
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 巣穴を見つけたらしく、金と銀が吠えた。今日の剛三は女を犯しにきたのではない。あの血筋を絶やさねばならないと決意してきたのだ。巣穴をいぶし、飛び出してきた女子供を猟銃で仕留める。酷い火傷を負った少女が、怒りと共に飛び出してきた。その喉を犬たちが噛み切った。 #tknk

2011-10-08 20:27:33
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p @tanakandesu 履歴早見表用。第43話氷原公魚。被:グボガと家族、加:竹盛剛三、関係:父娘、動機:証拠隠滅、方法:巣穴を燻り、猟銃と猟犬にて虐殺 #tknk

2011-10-08 20:28:08

第44話

沢村 @UraSawamura

【履歴】に第44話「蒲原藍の場合」を投下します。PN沢村です。#tknk

2011-11-08 13:13:02
沢村 @UraSawamura

蒲原藍は山奥の古びた小屋に住んでいた。まだ二十代後半の藍は五年程前に一人で鉱物採集で訪れたこの山で足の骨を折り、助けた剛三に無理矢理手込めにされ、そのまま半ば監禁状態のまま夫婦の様な生活を送っている。藍には元から身寄りがおらず、剛三の小屋に捜索隊が訪れたのは二度だけだった。

2011-11-08 01:50:28
沢村 @UraSawamura

その日遅く帰ってきた剛三は上機嫌だった。藍の焚いた風呂に入った後、質素な夕餉を前に、数日前山を降りた時に買ってきた綺麗な小箱を節くれだった手で愛おしげに撫でている。新しい女が出来たのだろう、そう藍は思った。自分はもう用済みなのだろうか、剛三の女癖の悪さは身に染みている。

2011-11-08 01:53:27
沢村 @UraSawamura

湿った布団の上で疲れ切って寝る剛三は皺が増えた。それでも一組しかない布団の中は温かかった。「なぁ藍…」小箱から視線をあげた剛三の腹に藍は包丁を突き刺した。「もうどこにも行かないで」驚いた表情の後、柔らかく笑った剛三の手から落ちる蓋の開いた小箱の中で、指輪が裸電球の光を反射した。

2011-11-08 01:56:20
沢村 @UraSawamura

@ena_d0c0b 履歴早見表用。第44話、沢村。被:竹盛剛三、加:蒲原藍、関係:半監禁内縁関係、動機:痴情の縺れ、方法:刺殺 ――でいいでしょうか

2011-11-08 13:06:59

履歴早見表~44話

http://twitpic.com/7cp8at

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