自宅を焼失したときの後処理と再建の話

バイタルパート1/14 コミトレ5号館「H37ab」インテックス大阪 @fuaox505

私は今まで現実の事について書いてこなかったけれど、自然災害が増えている現状にあって実際に私が経験したことについて紹介させていただきたいと思います。 　私は2017年6月に落雷によって古民家だった自宅をわずか15分で全焼しました。 　家族は全員避難しましたが私は喉の火傷で10日入院しました pic.twitter.com/r44MQEHYdo

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退院した私を待っていたのはそれまで経験したことの無い後処理でした。 １、火災保険の請求 ２、焼け跡残骸の撤去 ３、建物の登記抹消 ４、自宅再建のための段取り 　等です。

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これらの中でもっとも重要なものは 火災保険の掛け金です。 新築した建物の価格が2000万円だったから保険の支払いも2000万円で良いと考えるのはやめたほうがいいのです。 　実際はその他の費用が必要になります。 特に気をつけることは「焼け跡残骸の撤去費用」です。

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当時一般的なサイズの老朽化住宅を取り壊す費用は120から130万円でしたが 火災物件だった私は400万円が必要でした。 　その理由を請け負った業者さんは「作業員が来ない」と言っておられました。 　一般的な解体は汚れることが少ないのですが、火災物件は倒壊の危険とスス、消し炭、灰などの吸引の危険

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があるからなのです。 なので一般解体よりも倍以上の日当を払う必要があると言うことです。 実際に地元の解体業者4件に解体作業の見積もりを依頼しましたが3社は回答することなく「逃げました」 　また、建物を撤去した後地盤調査をしたところ川に近い古い土地だったので

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「土盛り」をする必要がありました。 敷地全てをかさ上げする必要があったため 約100万円必要でした。 つまり自宅再建をする準備だけで500万円の経費が出て行ったのです。 また自宅再建後も家財道具類全てを買いなおすための費用も必要になります。

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この経験を踏まえて言える事は とにかく火災保険は自分が考える以上に多めにかけておく必要があるのだと言うことです。 ご参考になりましたか？

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自宅火災から立ち直ったきっかけは「プラモデル作り」でした。 　「被災した身分でそんなことしている場合ではないだろ！」と思う人もいるかもしれません。 しかし目の前に突きつけられた多くの課題や問題を抱え込んだ私は混乱の極みにありました。 このとき私のプラモ仲間のみんながお見舞いとして

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艦船を中心としたキット、塗料、道具類をくれました。 しばらくは手を付ける気にならなかったのですが、年が明けた1月に気分を変えるために試しに手軽な小物を作ってみました。 すると以前と変わらず作品を作ることが出来ました。つまり私自身は何もダメージを受けていないことを確信したのです。

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この後気分の赴くまま作りたいキットを次々に作ることで自身の頭の中の様々な問題が整理されてゆき、成すべきことの優先順位がまとまり生活再建の道筋が開けてゆきました。 　もしこの趣味が無ければ未だにつらい現実の真っ只中で路に迷っていたかも知れません。

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2018年の1月からツイッターに紹介した私の艦船作品の背景にはこのような事情があったのです。 （それまでに作っていた作品は全て火災で無くなりました）←また新しく作る楽しみが増えたと考えています。😃😃😃