【俺得】#魔逢奇譚_異聞 関係まとめ

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「時間稼ぎにしかならなかったわね」と舌打ちしつつ奥へ進もうとする頃に亜斗君たちが追い付いてくる。「有栖！どうしたの！？」「百合子さんが小鳥遊イサムに傀儡にされてる」足早に進みつつ経緯を説明する有栖ちゃん。止められなかった事に悔しそう。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 百合子さんの動きは、普段から鍛えてる有栖ちゃんからしても厳しいくらいに素早く強いので、防戦一方になる。その間に悠々と奥に進んでしまうイサムさん。しかも、百合子さんもまた何らかの呪符（事前にもたせてた幻惑系の何か？）で姿を眩ませてしまう。　#魔王奇譚_異聞

桜林囃子 @Sakurabayasi

@maoh_TL 時代が時代だしこいつら流行の鬼でも倒しに行きそうだよねって言おうと思ったらとっくに倒しに行っててそりゃそうだとなる囃子。

桜林囃子 @Sakurabayasi

@maoh_TL きりがいいところまで出来たので限定的に公開。魔王奇譚、鵺の話の二番目。privatter.net/p/5237843

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「百合子さん！？」声を掛けても反応は無い。それどころかハイライトの無い目で見返してくるしまた武器を構える姿に躊躇はない。「アンタ、何をしたの！？」怒りの眼差しを向けられてイサムさんはそれはもう愉しそうに嘲笑う。「生きた人を傀儡とした、それだけじゃないか」　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL どういう事だと問いつめるより早く、動いたのは百合子さん。いつの間に手にしてたのかわからないけど（なんかの呪術かな？？）薙刀を手にアリスちゃんに襲い掛かるわけです。咄嗟に警棒を抜き放ってその一撃を反らす有栖ちゃんだけど、同様の色は濃い。まあ仕方はないが。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「君に僕は止められないよ」とまで言う。「試してみなくちゃ分からないじゃない。だいたい、不審者をとっ捕まえるのは本業よ。舐めてもらっちゃ困るわね」と動こうとする有栖ちゃん。「じゃあ頑張ってみてくれるかい？……彼女相手に」「えっ！？」　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「紫音の読みが当たるか半信半疑だったけど……まさか大当たりするとわね」と険しい顔で手に持った鳥の紙をピラピラしてみせる。形代で予測を伝えてたらしい。「何にせよ、此処までよ。百合子さんを離しなさい！」と告げるのに、イサムさんはでも、慌てた様子はない。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 中には陽帝が亜斗くんとかに渡したのと同じ守りが入ってる、ってのを夢知識で把握してみているわけだが。（自分は）何にせよそれのおかげで呪いに誤魔化されもせず発見できたし行動できた、と。攻撃をかわしつつ、訝しがるイサムさん。「偶然、では無いね？」と。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL そのまま奥へと進んでいく、かと思いきや。そこに乱入者が現れる。「待ちなさい！そこの不埒者！！」と跳び蹴りかまして来たのは有栖ちゃん。その腰元のベルトには、前に巫女さんから貰った金龍の刺繍入りのお守り袋。これ、実は割とレアな道具で、帝の関係者の証らしい。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「さあ行こうか」と彼は手招く。向かう先は勿論言うまでもなく。「船守がくると面倒だからね……その前に済ませてしまおう。邪魔者の排除は早い方が良い」とも。そのまま普通に歩いて先に進むけど誰も彼らを気にして無い。何らかの隠蔽的な呪術を使ってる様子。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL その頃、宮城を望む公園の一角に人影が二つ。片方はイサムさん、もう片方は百合子さん。ただし、百合子さんは明らかに様子がおかしい。ぼんやりしてるというか、目を開けてても起きてる感がしない。人形的な雰囲気。イサムさんはそんな様子を楽しげに見つめ嘲笑っている。　#魔王奇譚_異聞

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@maoh_TL 何を根拠に、と言いたげな子供達を振り返ることも無く眞白さんは大丈夫だ、と再度いう。「足手まといにはなりたくないし……何より、多分彼は見られたくないんだ」「何を……？」「コレは予測でしかないけど……本気で力を使う所を、かな」まだ人で在りたいからこそ、と。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「もしもの場合……？」「そう。ここがハズレで、足止めの敵が居たなら……どちらかが君達を逃がす、と。普通の奴等なら僕が、あやかしなら彼が……ってね」「でも、それじゃ紫音が」「彼なら大丈夫だよ」眞白さんは苦笑しながら車を発進させて走り出す。　#魔王奇譚_異聞

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@maoh_TL 「紫音は！？」「先にいけって。彼は此処で僕らを逃がす為に動いてる」「じゃあ、待たなきゃ！」エンジンをかける様子に引き留めようと焦るのぞみちゃんに、眞白さんが首を横に振る。「駄目だ。それは彼の意志に反するからね。……事前に話してたんだ。もしもの場合の事を」#魔王奇譚_異聞

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@maoh_TL 「この感じ……まさか紫音達に何かあった！？」慌てて階段を駆け上がろうとした矢先、大きな足音がして駆け下りてくる眞白さんと鉢合わせる。早く外に、と鬼気迫る様子で促す彼に押されて子供組は館の外へと脱出する。そのまま車に飛び乗る眞白さんに、慌てたように問う。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 亜斗君は頷いて、教わってた通りに形代を使って現状を梶本さんへと伝える。飛び立つ紙の鳥を廊下の窓から逃して、とりあえず大人組と合流しようと引き返し始めたところで唐突に発生した圧迫感にギクリと立ち止まる子供達。困惑する二人とは違って、亜斗君は真っ青になる。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「記憶処置はもう意味を成してない。イサムさんは多分全てを思い出してる」そしてその知識を悪用しようとしてる、とも。「何の為かは分からないけれど止めなくちゃ。絶対、世のため人のためなんて事には動いてないよ。梶本さんにも伝えた方が良いかもね」　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 牢の中には生き物の影がある。近付こうとするつばさくんを亜斗君は止める。「駄目だよ、それはもう手遅れみたい」「手遅れって……」「どれからも命の光が見えない。多分、皆死んでる」暗鬱な顔を見合わせる三人。「でも、これではっきりしたね」とのぞみちゃん。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「開けれるか？」「やってみる」言霊の力を使って鍵を開ける亜斗くん。そして覚悟を決めて三人は中を覗き込み……そして絶句する。そこは幾つもの牢がある広いホールのような場所だった。牢の形状に見覚えがあると亜斗くん。五芒寮で紫音が捕まってたやつに似てる、と。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL これだけ広いのに使用人の一人とも会わないのは気味が悪い、とか思ってた矢先に嫌な気配がすると亜斗くんが言う。それは奥の廊下の突き当りで何個もの鍵がかけられた分厚い扉。あまりにも異質だし最近取り付けられたっぽい形跡に、警戒する子供達。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 「やっぱり上の方が気配が強いしそっちにいるのかなぁ……」とかぼやきつつの道中。下の階はあやかしそのものも少なくてあまり危ない気配はしなかった模様。道中見て回った部屋には、例の作家の絵（多分他にも売ろうとしてたのかな？）があったりとかもしたが、無人。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 一方その頃、別ルートで屋敷の中を探索していたお子様組（下の方の階を見て回ってた）は、陽帝のお守りを片手（紫音と亜斗くんがそれぞれもらってたわけですな）にいろんな部屋を覗いて回っていたのでした。あやかしは亜斗くんにしか見えないので、目視チェックしつつね。　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 『理解していて残ったならば、愚かを通り越した選択だとしか言えんな』「好きに吠えろ」返す紫音の気配が明らかに変わる。あの黒鬼と対峙した時より更に激しい圧迫感に空気がピリピリしてあやかし達がどよめく声。「売られた喧嘩は買い取ってやるが、後悔するなよ」　#魔王奇譚_異聞

九十九 一 @tukumo_fast

@maoh_TL 一人にすると無茶をしそうなのはあったけど、子供達を放っては置けず、紫音を置いて走り去る眞白さん。それを見送り周りを無数のあやかしに囲まれながらも紫音に慌てる気配はない。『一人残るとは愚かな選択を』「お前達の狙いは船守の足留めだろう？」淡々と返す。　#魔王奇譚_異聞