アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、ワンナウツ2話脚本:「勝負」に対する姿勢
- makimogpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 24 木野崎の回想が挿入される。怪我を心配する木野崎に対し児島は、これで迷いなく外角狙いに集中できると言う。 手から手への感情伝達は、数々の作品で目を引く。カイジ2期・おにいさまへ…(脚本)、宝島(演出)、MASTERキートン(脚本)と比較。 pic.twitter.com/E6xdv6p7qJ
2019-11-10 14:27:28#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 25 そして時は現在に戻る。渡久地は内角高めを攻め、児島の怪我は最初から見抜いていたと言う(先程のボールとバットの意味深カットが伏線)。彼は、次も内角高めだと宣言するのだった。投手が打者を威圧する場面は、グラゼニ(脚本)でも印象深い。 pic.twitter.com/4sQo59PZid
2019-11-10 14:28:48#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ1 いつもながら、煙草や手の描写が目立つ。絵に関与できない脚本なのに不思議なことだが、実際挙げればキリが無いほど色々な作品にある表現で、比較すると面白い。
2019-11-10 14:29:24#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ2 敗北後の児島の山ごもりは、空手バカ一代36話(演出)のゲストキャラ・セオロを思い出さずにはいられない。セオロの場合は、異種格闘勝負で相手を殺してしまったための山ごもり。セオロも児島も、己と向き合う。
2019-11-10 14:30:39前書いた、空手バカ一代36話についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/03/…
2019-11-10 14:31:12#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ3 己と向き合い、己を超えるというのは、ありとあらゆる作品で高屋敷氏が訴えかけるテーマの一つであり、今回もそこの強調が見られる。よくよく考えれば、このテーマは70年代から今日まで見られるもので、同氏の強い思いが感じられる。
2019-11-10 14:32:16#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ4 投手と打者の、心の読み合いの表現はグラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)でも上手い。高屋敷氏は実際の野球経験(元高校球児であり、高校野球部監督も務めた)があり、それも活かされているのではないだろうか。
2019-11-10 14:32:56#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ5 グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)では、打者の心理の裏をかいて、最後はド真ん中を投げ込む原武の技術を、同じ投手として見抜いた夏之介が原武からHRを打つ。渡久地の超スローボールは、投手なら打てるものなのかもしれず、そう考えると面白い。 pic.twitter.com/IUQam5gs5D
2019-11-10 14:33:51#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ6 また、今回も出て来たランプ描写(アニオリ)であるが、これも並々ならぬこだわりを感じる。蛾や蝶と絡めるあたりも空手バカ一代36話(演出)と大いに重なるものがあり、ゾクッとくる。
2019-11-10 14:34:37#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ7 そして、シリーズ全体の骨子になっている要素として「勝負」がある。 渡久地は、どこまでも「勝負」に厳正な男として描かれており、曰く「勝負をナメてる」児島が、勝負に対し真摯に向き合うようになったのを見て、再戦の申し込みを受ける。
2019-11-10 14:35:20#高屋敷氏脚本ワンナウツ2話 まとめ8 このような、渡久地の「勝負」に対する拘りは、本作(アニメ版ワンナウツ)最終回の伏線にもなっていて、シリーズ構成の妙に唸る。 高屋敷氏は、最初と最後をキッチリ揃える傾向があり、今回も最終回に向けての伏線が張られているのが改めてわかる回だった。
2019-11-10 14:35:57こちらも紹介: MASTERキートン8話(高屋敷英夫さん脚本)とグラゼニ(同氏シリーズ構成・全話脚本)17話の関係性―アドバンテージ無しからの作劇 - min.t (ミント) min.togetter.com/FlDJHEZ #グラゼニ
2019-11-10 14:36:52続きはこちらです: