【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第249話「驕兵の計」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第14巻に収録されています。
1
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」01】 第249話です。黄忠が5つの陣を奪られ葭萌関へ逃げたため、至急援軍を、という孟達からの使者の報告を聞いた玄徳。やはり黄忠では無理だったのか、と消極的になります。しかし、孔明は厳顔の様子を尋ねます。

2019-11-19 12:41:22
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」02】 厳顔がどこにもいないと聞いた孔明は、そうだろうと笑いながら言います。玄徳に何も案ずることはない、これは黄忠の驕兵の計だろうと言います。厳顔が別行動を撮っているということは何か策があってのことと言います。

2019-11-19 12:42:39
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」03】 それでも、厳顔も老人だから、と心配顔の玄徳。孔明はそれほど心配なら援軍を差し向けてもかまいませんが…、と言います。誰が行っても構わないというような言い方の孔明。玄徳が援軍の将に選んだのは劉封でした。割と便利に使われる劉封。

2019-11-19 12:44:58
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」04】 一軍を引き連れ葭萌関に向かった劉封。迎えた黄忠は、何ゆえ兵を伴って来られたのか、と尋ねます。黄忠の苦戦を心配したという劉封に対し、これは驕兵の計じゃ、と黄忠。軍師もそのように言っていたと劉封が言うと、黄忠は孔明も気づいていたか、と。

2019-11-19 12:46:56
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」05】 自分が5つの陣を捨てたのは、その陣を的に貸してやるつもりであり、敵が陣に食糧を運び込んだら一気に敵を蹴散らそうと考えていたと。それが丁度今夜行う予定だと黄忠。せっかくだから劉封も見物しろと黄忠は高笑い。唖然とする孟達らです。

2019-11-19 12:48:59
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」06】 その夜、黄忠は5千の兵を引き連れ、門を出て出撃。敵が油断しているところを襲います。勝ち戦で油断していた魏軍は大混乱。夏侯尚も韓浩も自分の馬も見つからず、寝間着のまま徒歩で逃げ出す始末。

2019-11-19 12:50:50
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」07】 勢いに乗った黄忠軍は追撃の手をゆるめず、次々と陣を取り戻します。陣にため込まれた食糧や武器については、孟達に葭萌関に運び込ませます。大変な戦利品だという孟達に、なあに、こんなものではない、もっと大きなことを考えていると黄忠。

2019-11-19 12:53:16
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」08】 再び進撃すると黄忠。兵を休ませないのか、と劉封が言いますが、虎穴に入らずんば虎子を得ずという格言を持ち出し、身を捨ててこそ手柄も巧妙もある、と黄忠。息をついてはならぬ、と黄忠以下5千の精鋭は飛ぶように進撃を開始します。

2019-11-19 12:54:47
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」09】 一方、犠牲の大きい魏軍。とりあえず山中で傷の手当と当面の防御を行いますが、食糧も武器も失い、このままではまともに戦えません。夏侯尚は天蕩山に行けば食糧も武具もあると言いますが、張郃は天蕩山の存在は敵も知っているはず、と危惧を覚えます。

2019-11-19 12:58:00
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」10】 張郃は、天蕩山が敵の手に落ちれば漢中はたちまちにして破れると夏侯尚に注進します。夏侯尚は、天蕩山は兄の夏侯徳が10万の兵で守っている、と言います。そして、天蕩山へ行き、兵を借りて再び陣屋を奪い取ろうという方針を立てます。韓浩も同意。

2019-11-19 13:00:38
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」11】 天蕩山を守る夏侯徳は、ボロボロの姿になった夏侯尚らを迎えます。兵を貸してくれという願いに、一軍を回そうとと答えます。張郃は、自分はここをしっかりと守った方がいい、と主張しますが、夏侯尚はいつから臆病者になりさがったのか、と叱責します。

2019-11-19 13:02:17
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」12】 今度の負け戦は奇襲のせいだという夏侯尚。正攻法でやれば必ず勝てると踏んでいます。しかし、と食い下がろうとする張郃ですが、そこに危急を知らせる銅鑼の音が。黄忠の軍が攻め寄せてくるという報告に、迎え撃てと夏侯徳。

2019-11-19 13:03:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」13】 黄忠は智勇ともに備えた武将、あなどられますな、と張郃は忠告しますが、夏侯徳は、蜀軍は遠路終夜軍を進めて疲労がはなはだしいはず、それを軽々しくなお軍を進めすのは兵法を知っている者のやることではない、と言います。侮ってますね。

2019-11-19 13:06:01
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」14】 韓浩は、自分に三千騎与え給え、これより黄忠軍を蹴散らし、白髪首を取ってまいります、と言います。あくまで打倒黄忠に燃えています。韓浩は武者震いをして三千の兵を引き連れ山を下ります。

2019-11-19 13:07:37
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」15】 韓浩は黄忠を発見、兄の仇、と槍を出しますが、このようななまくら腕で黄忠が斬れると思うてか、と一騎打ちで応戦。一度槍をあやせますが、つづく一撃で韓浩をドカっと討ち取ります。

2019-11-19 13:10:05
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」16】 韓浩が討たれたと知った夏侯徳は、許せぬ、と自らも出撃葭萌関では両軍入り乱れての乱戦となります。この時です。山上よりにわかに鬨(とき)の声が起こり、あちこちの陣所より火の手が上がります。

2019-11-19 13:11:51
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」17】 何事か、と夏侯徳。敵の一団がどこからともなく現れ、あちこちに火を放っているという報告に、敵の数を尋ねますが、よくわからないという返答。慌てて陣に戻る夏侯徳。見ると燃え盛る陣の中から、厳顔が現れます。

2019-11-19 13:13:42
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」18】 観念しろという厳顔。こしゃくな、と一騎打ちを挑む夏侯徳。しかし、武芸では厳顔に軍配が上がります。夏侯徳は首を飛ばされてしまいます。

2019-11-19 13:15:06
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」19】 夏侯徳が討ち取られたと聞いて驚愕する夏侯尚と張郃。こうしているうちにも、火は峰を焦がし、谷に満ちます。夏侯徳、韓浩の二将が討たれた上に猛火です。

2019-11-19 13:16:46
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」20】 火に囲まれ恐怖にかられた魏軍は我先にと天蕩山を捨てて逃げ出してしまいます。 こうして、黄忠・厳顔による驕兵の計は、蜀の大勝利となって結実します。

2019-11-19 13:18:17
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座249「驕兵の計」21】 天蕩山を奪取したことで、蜀は漢中に向かう足がかりができたことになります。はたしてこのまま漢中を取ることができるのか…。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-11-19 13:19:37