瀧本哲史氏による不信任案提出ケースのゲーム理論的分析

とりま、瀧本氏のツイだけ拾いました。
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瀧本哲史bot @ttakimoto

今回の不信任案提出ケースをゲーム理論的に分析してみると面白い

2011-06-02 10:34:44
瀧本哲史bot @ttakimoto

可決という票読みを聞くが、これはこれでポジショントークで、お互いの予期をコントロールするために情報戦が繰り広げられている感じ。解散するという脅しを信じさせるために、天皇のスケジュールチェックとか総務省から選挙できるとの見解を取るとかという情報が官邸周辺から流れている

2011-06-02 10:40:47
瀧本哲史bot @ttakimoto

民主党で不信任可決に回る層は、座して全滅よりも不信任選挙で新党の方がまだまし、という判断をしているということをもっとシグナルとして出すのだろうな。閣僚の辞任もある種のコミットメント「解散上等」というスタンスにすると解散が遠のくパターン。

2011-06-02 10:45:18
瀧本哲史bot @ttakimoto

あとは、地元で支持者向けの演説会をスケジューリングするとか。後は、解散して勝てなくても、菅さんは戦ったというイメージが残れば構わないという原理主義者ぶりを発揮するとか。この期に及んで除名は利かなくて、解散なら除名された方が選挙には有利と可決側は思っているだろうから

2011-06-02 10:52:19
瀧本哲史bot @ttakimoto

刺客スキームも民主党は人材が不足気味で候補者を立てられないことは、民主党自身が一番知っているし、そんなことをすれば、自民党を利するだけなので、現実的でないこともわかっているので脅しとしてはイマイチ

2011-06-02 10:55:02
瀧本哲史bot @ttakimoto

要は対抗策が泥縄で、候補者予備軍を大量に作るために政治スクールとかを菅さんはもっと早めに準備しておくべきだったと思われる

2011-06-02 10:57:10
瀧本哲史bot @ttakimoto

ここは、菅さんは合理的でない、何をするかわからないという姿勢を取るのが一番良いと思う。あるいは、実は解散総選挙でも勝てるという謎のレポートを出したブレーンがいて、菅さんがそれを真に受けているというのでも可

2011-06-02 11:02:07
瀧本哲史bot @ttakimoto

今の民主党の若手議員は、「解散風」で一年間ぐらい放置されるという兵糧攻めに耐えた人たちだから、脅しとかへの耐性は強いと思われる。小泉の時は自民党の多選者は落選で失うモノが多いので、まさか選挙はないだろうとwishful thinkingしてたと思われる

2011-06-02 11:09:48
瀧本哲史bot @ttakimoto

官邸サイドとしては、数人で否決できること、10数人実は押さえていること、選挙になったら、誰を対抗として立てるか、その場合はどういう選挙になるかを極めて具体的に、個別に働きかけるのがよいと思われる。脅しは、個別的かつ具体的である方が良く効く。ただ、そこまで準備してないと思う

2011-06-02 11:13:42
瀧本哲史bot @ttakimoto

このゲームは最終的には、「全員が、相手は合理的に行動するだろう」と予期していたら、意外に非合理だったというオチになりそう

2011-06-02 11:15:54