茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第2381回「日本の将来を考えた時、文科省の当事者能力のなさを深く憂う」

まとめました。
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茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート2381回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

2019-11-24 06:14:16
茂木健一郎 @kenichiromogi

日本には天然資源がない。唯一の資源といえるのは、私たちの耳の間にあるもの、つまり日本人の脳だけである。その脳を成長させるのが教育である。これからのAI時代に必要な、ユニークな発想、独創性をはぐくむような教育でなければならない。しかし、文科省にはそれがなかなか実行できないようだ。

2019-11-24 06:15:25
茂木健一郎 @kenichiromogi

英語の民間試験の導入や、記述式試験についてのゴタゴタを見ていると、文部科学省に、果たして、これからの日本の教育を担う「当事者能力」があるのかと疑わざるを得ない。Too little too lateと言う言葉があるけれども、日本を発展させる教育のあり方を考える上では、英語民間試験も記述式も足りない

2019-11-24 06:16:41
茂木健一郎 @kenichiromogi

明治維新のとき、西洋に追いつけおいこせで日本が設計した教育は大成功だったと思う。有為の人材を欧米に派遣して最先端の教育を学ばせ、日本の大学にも西洋の人材を高給で招いた。一方、西洋の学問の概念を日本語に翻訳することで、日本語でも最先端の学問ができるように環境を整えていった。

2019-11-24 06:18:17
茂木健一郎 @kenichiromogi

経済、権利、人権、自由など、当時生まれた和製漢語が学問を行う言葉として定着し、中国でも使われている事例があると聞く。外国から招いた識者が大学で教鞭をとった時代から、日本人が教授になる時代への転換もうまくいった。夏目漱石の頃が、ちょうどその過渡期であった。

2019-11-24 06:19:36
茂木健一郎 @kenichiromogi

明治維新の頃の危機感、それをのりこえるために当時の日本政府が行った施策のスピード感と劇的な転換に比べて、今の文科省が進めている教育、入試改革のスピードとスケールは、あまりに遅くて不十分で、先に書いたように、果たして文科省に日本の未来の教育を担う当事者能力があるのかを疑わせる。

2019-11-24 06:20:51
茂木健一郎 @kenichiromogi

英語の民間試験や記述式を導入しても、ペーパーテストの点数は所詮AIでコモディティ化、陳腐化する能力に過ぎない。ハーバードはFランク大学だと以前に書いたが、点数、偏差値のような陳腐な指標ではなく、小学校からそれぞれの能力を伸ばして切磋琢磨するような教育課程をなぜ導入できないのだろう。

2019-11-24 06:22:08
茂木健一郎 @kenichiromogi

文科省は、戦後、日本の津津浦浦まで標準的な教育を行き渡らせることには成功したが、それ以上のビジョンが組織として体現できていない。何よりも世界を見渡したときの教育のベストプラクティスが理解、実装できていない。日本の将来を考えた時、文科省の当事者能力のなさを深く憂うのである。

2019-11-24 06:23:35
茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート2381回「日本の将来を考えた時、文科省の当事者能力のなさを深く憂う」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

2019-11-24 06:25:11

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