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【告知】 昨年に引き続き、今年も東京に千坂恭二氏を招いて講演会を開催します! 千坂恭二講演会「イデオロギーの地平へ」 11/24@文京区民センター3-A会議室 予約不要 入場料1000円 pic.twitter.com/zwBrmlSfcj
2019-10-21 22:57:12

千坂「今日はありがとうございます。今回は少し高い位置ですね。こういう風に高いところで話した経験は学芸会と、運動の時の演説」
2019-11-24 18:36:48
学者の文章は古美術鑑定人みたいもの、批評家は説教みたいもの。イデオローグはある意味ではホラ吹きみたいなもの。
2019-11-24 18:40:39
批評家は是々非々、誰が言っても良いものはいい、悪いものは悪い。しかしイデオローグは党派性である。他党派が言うものは良くても悪い、自党派が言うものは悪くても良い。
2019-11-24 18:42:40
今は思想が面白くない。なぜならイデオローグがいないからだ。今は思想を書いてるのは学者がジャーナリスト。どうしても現実的になってしまい、良い意味での未来に対するホラを吹く人がいないからである。
2019-11-24 18:44:24
それは大きな物語が消失して、フェミニズムなどといった小さな物語の方が現実性を帯びてしまう。また、現代ではイデオローグが飯を食えなくなっている。党派がなくなったり、総会屋雑誌がなくなってしまった。
2019-11-24 18:45:56
近代資本主義、20世紀資本主義、21世紀資本主義が違う、それがイデオロギーを困難にしている原因なのではないか。
2019-11-24 18:47:54
私(千坂恭二氏)は二十歳そこそこの関西出身のアナキストで関東に流れてきた。廣松渉に面白いと思われた。マルクス主義者以外の人間でマルクスを批判する人間が現れたぞ、ということで評価された。
2019-11-24 18:50:15
『情況』に誘われた時に「マルクス主義をどんどん批判して良いぞ」と言われた。また、『映画批評』でも評価された。
2019-11-24 18:51:54
航思社から増補で追加した『歴史からの黙示』の「無政府主義」で当時のアナキズムを全批判する文章を書いた。それが『映画批評』の松田政男氏に評価された。
2019-11-24 18:53:44
当時は新宿クリスマスツリー爆弾事件などテロや暴力的な活動が批判されるようになった。しかし私は一貫して暴力的なものを肯定する文章を書いた。
2019-11-24 18:54:55
本を読む際に、一人称をどう読むかと言う問題がある。古代の人間の一人称と、中世の人間の一人称と、近代の人間の一人称を同じ風に読んで良いのか。そうではあるまい。シュティルナーのIchとは、英語のIなのか、フランス語のJeなのか、どうなのか。
2019-11-24 18:56:44
イデオローグは先に自分の言いたいこと、主張したいことがある。そのためにネタを集める。研究者はネタありきでそれをどう考察するか。
2019-11-24 19:01:17
現実で運動してる人は「あいつは口ばっかりだ」とか「机上の空論じゃないか」と批判するが、それは思想はわかってない。思想は現実化しないと意味がないとしたり顔で言うが、思想は現実化してはいけないのだ。思想が現実の処方箋になってはいけない。
2019-11-24 19:02:27
市民社会的な現実からもっともだなと思われていても、歴史的に正当化出来なかったから大したものはない。大事なのはどんなに荒唐無稽な考えでも、歴史的に正当化出来るかどうかが問われる。
2019-11-24 19:04:09
最近「超訳ニーチェ」とか「1時間でわかるマルクス」とか「分かりやすいヘーゲル」とか溢れてるけど、そんなのマルクスとかヘーゲルとかが読んだら泣きますよ。
2019-11-24 19:05:33
太田竜は「辺境最深部に向って退却せよ! 」とか「爬虫類人類」とか言っている。その中で『世界革命』という本がある。これが太田竜の本質である。
2019-11-24 19:08:05
もし国境を取り除き、食えない人間を食わせなければいかんとするが、そうすると既存の食える人間が食えなくなる。また、食えない人の「食えない」というのは所詮「食える」人たちの「食えない」でしかない。
2019-11-24 19:10:57