アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、ワンナウツ5話脚本:我の強さが生む共通性
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makimogpfb
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まきもgpfb
@makimogpfb
カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの担当作を追うシリーズの続きやります。 今回は、ワンナウツ5話脚本について。 前回はワンナウツ4話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/11/… ↑のtogetter版: togetter.com/li/1434438 他: togetter.com/id/makimogpfb
2019-12-01 14:00:55
まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 1 アニメ・ONE OUTS(ワンナウツ)は、甲斐谷忍氏原作の漫画をアニメ化した作品。謎めいたピッチャー・渡久地東亜の活躍を描く。監督は佐藤雄三氏(カイジ監督)で、シリーズ構成が高屋敷英夫氏。 今回の演出・コンテは佐々木奈々子氏で、脚本が高屋敷氏。
2019-12-01 14:01:45
まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 2 詳細は、ブログに書きました: ワンナウツ5話脚本:我の強さが生む共通性 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/12/… #はてなブログ 私のブログの、ワンナウツ関連記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2019-12-01 14:04:12
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 3 今回の話: 渡久地(謎めいた投手)の活躍・暗躍や、色々な選手の奮起により、リカオンズ(渡久地が属する球団)はイーグルス(楽天がモデル？)に大逆転勝利する。そして、最強のマリナーズ(ロッテがモデル？)との三連戦が始まる。
2019-12-01 14:05:44
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 4 彩川(謎めいた投手・渡久地が属するリカオンズのオーナー)が金で飼っているはずの吉田(リカオンズ遊撃手)の活躍もあり、遂にリカオンズは逆転。 及川(広報部長)は密かに喜ぶ。カイジ2期(脚本)における石田広光等、影で主人公を観察するキャラは、しばしば設定される。 pic.twitter.com/Rqvj3f32uX
2019-12-01 14:07:08
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 5 ベンチ裏にて渡久地は吉田に声をかけ、吉田と彩川の関係に気付いていると告げる。 吉田は素直にそれを認め、先程の好プレーは、渡久地の言葉が堪えたからだと語る。 背中を見せて話すのは、グラゼニ(脚本)にもあり(どちらも原作改変)、気になるところ(他作品にもある)。 pic.twitter.com/v2RbmD6xe0
2019-12-01 14:09:17
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 6 かつて将来を嘱望される投手だったが早々に挫折し、そんな折に八百長を持ちかけられ、それが彩川にバレてからは彼の犬になったと吉田は語る。 回想場面でグラスの「間」がある。こういう「間」は多い。グラゼニ・RAINBOW-二舎六房の七人-・めぞん一刻(脚本)と比較。 pic.twitter.com/SutaP100sR
2019-12-01 14:10:08
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 7 球数が限界を超え疲労した渡久地は、わざと危険球を投げて退場。他の投手がいない状況なのだが、投手ならいる…と渡久地は三原監督と冴島コーチに告げ、彼等は唖然。 高屋敷氏は、中高年キャラの愛嬌を表すのに長ける。グラゼニ・太陽の使者鉄人28号(脚本)と比較。 pic.twitter.com/AvdryuarFG
2019-12-01 14:11:06
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 8 それを受け、ショートの吉田が登板。 9回裏一死満塁、B3-S0と苦しむ吉田に対し、他の野手達は心の中で応援する。「頑張るんだ」という今井(三塁手)のモノローグがアニオリで追加されている。グラゼニ(脚本)でも、「頑張れ」という後輩のモノローグが追加されている。 pic.twitter.com/RDfqYt7rvJ
2019-12-01 14:14:56
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 9 勝手にマウンドを降りたペナルティとして、吉田が失点する毎に2億円貰う約束を渡久地と交わした彩川は、一球一球に一喜一憂。特大ファールを見て悔しがる彼の姿はアニオリ。 ここも、中高年キャラの愛嬌。宝島(演出)、ルパン三世2nd(演出/コンテ)と比較。 pic.twitter.com/3HPKLi06dO
2019-12-01 14:16:05
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 10 いつの間にか客席に移動した渡久地から、自分の為にだけ投げろと言われた吉田は奮起。グラゼニ(脚本)でも、野球は自分の為にやるものだ…と夏之介がチームメイトの樹に熱く語る。どちらも原作通りだが、「自分とは何か」がテーマの一つである高屋敷氏とマッチしている。 pic.twitter.com/ycpLonkBQb
2019-12-01 14:17:08
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 11 吉田の投球は、打者のバットを折る。本塁フォースアウト、一塁アウトによって、リカオンズは勝利。 その後吉田は退団し、米国での再起を決意。 グラゼニ(脚本)でも、以前説教したチームメイト・樹の同点HRで夏之介が救われる話があり、原作通りだが共通するものがある。 pic.twitter.com/DHZoBUlU7s
2019-12-01 14:20:57
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 12 後に彩川は、契約の追加条件を渡久地に提示し、渡久地はそれを快諾。 「心配する及川をよそに」というアニオリのナレーションがあり、見守りキャラの強調がある。カイジ2期(脚本)、ベルサイユのばら(コンテ)、グラゼニ(脚本)にも同様の立場のキャラがいる。 pic.twitter.com/GGaXbUnDQ2
2019-12-01 14:24:30
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 13 次の対戦相手は、リーグ最強のマリナーズ(ロッテがモデル？)。 マリナーズ選手についての説明がナレーションでまとめられている(アニオリ)。高屋敷氏は、ナレーションを上手く活用する。監督作の忍者マン一平でも、実況やナレーションを行うキャラが活躍する。 pic.twitter.com/ocGAq9wnpk
2019-12-01 14:26:08
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 14 試合前練習で、先発の渡久地は寝転がる。原作通りだが、ど根性ガエル(演出)の野球回で、試合中に選手達が寝転がる場面と重なる(画像1)。 マリナーズの強打者・ブルックリンはリカオンズを煽る(台詞内容改変)。高屋敷氏は煽り文句を考えるのが好きかもしれない(画像2)。 pic.twitter.com/jR7BwEZNKl
2019-12-01 14:30:48
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 15 出口(リカオンズ捕手)はマリナーズのデータを渡久地に渡すが、彼はそれを破り捨てる。原作通り/アニオリともに、紙を破る場面は多く、興味深いところ。カイジ2期(シリーズ構成)、エースをねらえ！(演出)、じゃりン子チエ・チエちゃん奮戦記・F-エフ-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/f5cR6GsXvg
2019-12-01 14:31:54
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 16 渡久地はマリナーズを細かく観察しており、今までのマリナーズではなく、今現在のマリナーズを見る事が大事だと言う。児島(リカオンズ強打者)はそれに賛同。児島の台詞はアニオリ。彼はどことなく父性があり、他の皆は子供っぽい。アニメならではの肉付けが感じられる。 pic.twitter.com/5VQKKEUt8Z
2019-12-01 14:33:51
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 17 渡久地は1番・2番を敬遠し、クリンナップとの勝負を選択。この奇策に彩川は驚愕するのだった。彩川のリアクションはアニメの追加。 グラゼニ(脚本)でも、夏之介の意外な行動・言動に驚く球団側が強調されており、通じるものがある。 pic.twitter.com/7Q5rqAixbB
2019-12-01 14:34:46
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まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 まとめ1 話の圧縮技術が光る。この技術は、1980年版鉄腕アトムやF-エフ-、おにいさまへ…などの脚本でも大いに発揮されており、何十年もの経験が感じられる。毎度毎度、22分前後に収まっていることが信じられない構成。
2019-12-01 14:35:31
まきもgpfb
@makimogpfb
#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 まとめ2 あと、渡久地を見守る及川の存在がクローズアップされている。カイジ2期(シリーズ構成・脚本)における石田広光と同じく、主人公の一挙手一投足への反応と物語の進行が連動しているシリーズ構成は見事で、これはグラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)でも見られる。
2019-12-01 14:36:08
まきもgpfb
@makimogpfb
#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 まとめ3 吉田についてだが、前回4話からの蓄積もあり、キャラ立てがしっかりしている。 しかも、それが短い尺の中で行われているのが凄い。これは、おにいさまへ…最終回で4人のエピソードを捌ききった手腕を考えれば不思議ではない。
2019-12-01 14:36:59
まきもgpfb
@makimogpfb
#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 まとめ4 また、引き続き中高年キャラの愛嬌が見られる。今回は特に、彩川に可愛げがある。一方で彼の腹黒さも描かれており、この二面性はカイジ(シリーズ構成・脚本)の兵藤会長にも適用されている。 人間の色々な側面を描きたいという高屋敷氏のポリシーが出ている。
2019-12-01 14:38:03
まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 まとめ5 渡久地の言葉で吉田が奮起するくだりは、原作に沿いつつ「自分とは何か」という、高屋敷氏がよく提示するテーマも乗っている。原作つき作品でも、アニオリ作品でも、ここは確かに強いメッセージ性が見られ、同氏の担当作を追う上で面白いところ。
2019-12-01 14:38:44
まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ5話 まとめ6 吉田が渡米を表明するところも、「自分で決めた道を行け」という長年の高屋敷氏のテーマを、原作に沿いつつ上乗せしている感じがする。奇しくも、あんみつ姫(脚本)には渡米する青年を描いたエピソード(27話)があり、そちらにもこのテーマが出ている。
2019-12-01 14:39:41