観劇報告書2019(11月-Ⅵ)

収録団体は劇団バッカスの水族館です。
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【卒業式、実行】
【作品紹介】
とある学校の卒業式において国歌の斉唱をするのか?しないのか?、また国旗の掲揚をするのか?しないのか?を巡ってあくまでも教育委員会の指示なので実行すべしとする校長とそれは生徒の自主自律を謳う校風に反するのでやらないとする生徒会長が噛みつく格好で対立しまくった結果、とうとう式当日になってしまい、おいこれどーすんべ!?みたいな状態で式を執り行うことになってしまった卒業式当日におけるエピソード。
なお、作者はアガリスクエンターテイメントであり今回演じたのは劇団バッカスの水族館

MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾】 【卒業式、実行】(劇団バッカスの水族館) いやぁ、実を言うとかねてから観たかった演目なんですね。高校演劇なんかでもたまに演ってるみたいだけどなかなか生で観ること叶わずで。やっとこ観れました。 で率直な感想を言うと褒め言葉として→ #バッカス卒業式 pic.twitter.com/i4ZCO77JW9

2019-11-30 22:29:47
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今回これは高校演劇でもたま〜に演ってる様なので是非観てみたいと思ってました。オリジナルは未見なんですがアガリスクの作品なんでどうせタダでは返してくれないよなぁ?と覚悟はしてたのですがやっぱその通りでした笑。理論武装という名のまわりくどい上にまどろっこしいだけの小理屈の応酬、その小理屈に酔いしれる人たち、時おり水を指すかの様に突如入る茶々、そしてそれらが元で話が飛躍し更に面倒くさいことになってしまう卒業式、その果てに疲れ果てて、ほぼグロッキー状態の周り…とこの当事者そっちのけのこの儀式はいつ終わりをみるのかなぁ〜?なんて爆笑しつつ時おりニヤニヤしながら観てました、ええか おいwww

MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾】 【卒業式、実行】(劇団バッカスの水族館) →「ひでぇ〜」の一言。 ほぼ卒業式“実行”というより下手すると『卒業式半壊』なんじゃないかと笑。ほとんど意地と意地のぶつかり合いというか殴り合いなんじゃないかと。 それにほぼ周囲が→ #バッカス卒業式 pic.twitter.com/qQiWQ3Pe6e

2019-11-30 22:29:50
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もうほとんど場外乱闘状態ですのでそりゃあーた厳粛なる卒業式とは裏腹に進行の方はその面影なんか微塵もありゃしません。なんせ1プログラムごとに個人の面子だの建前だのと余計なプログラムが入るのですから笑。こうなると誰の為の式なのか?誰が主役なのか?サッパリわかりません笑

MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾】 【卒業式、実行】(劇団バッカスの水族館) →情け容赦なく巻き込まれて行くって感じなのがとにかく笑えて仕方なかったですね。 個人的には大昔に観たバッカスのナイゲン以来のインパクトじゃね?とか密かに思っちゃいました。観れて良かったです。#バッカス卒業式 pic.twitter.com/BBoK0yH3tg

2019-11-30 22:29:54
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ワタクシごとですが劇団バッカスの水族館の公演でインパクトあった作品がこのナイゲンでして、そこで初めてナイゲンという作品もアガリスクエンターテイメントという劇団のことも知ったのですね。

【登場人物①】
☆在校生側
★生徒会長 (演:明石沙織)
★高木 (演:高木和也)
★福田 (演:福田陽菜)
★梅田 (演:うめだ)
★棗 (演:棗)
★加藤 (演:加藤大雅)
(◇敬称と団体名は略してあります)

登場人物が多いので印象に残ったキャラのみ述べますね。

生徒会長は荒れまくっていた記憶ばっかで笑、まぁとにかくいかにも武闘派って感じで。理路整然と口上を立て板に水の如く述べ反論に対しては恫喝辺りで相手をやり込めてしまう所なんかは生徒会長というよりむしろどこぞの組長という印象のキャラでした。正直こんな面倒くさい生徒会長は嫌だ笑。
高木はしれっと茶々やツッコミ入れちゃうあたり良い仕事してました笑。結果、時に手痛い目にも合っちゃうんですけどね、この人笑。割とフランクなキャラだった気がします。
福田は板挟みの役回り。ほぼ出ずっぱりの所含めて苦労が絶えません。時おり顔をしかめつつ、また真っ赤になりがらの必死の対応が大変だなぁと思わず同情したくなるキャラでした。場面としては先輩のことになるととかく表情が緩んでしまう所が好きでした。総てを赦した目をするなよ笑。
梅田は最初は先輩の後ろあたりに付いてる大人しめなキャラっぽい印象でした。もっともそれだけに最後キレて帰ろうとするのがかなり怖いのですが笑。
加藤はこれまた完全に自分の世界に酔ってるというか浸りきってるというか、別の意味で暴走がヒドイという印象でした笑。まっミュージシャンなんでw
棗は美術部なんですがどうみてもヤンキー入った土建屋さんっぽい笑、好きだわ、こういう能天気キャラ。開き直りと諦めが早い所も含めて。もう切迫感が皆無なのだからそりゃ周りが呆れるのも無理はない笑。おいおい寝るなよ、アーティスト笑。

【登場人物②】
☆教職員側
★長谷川先生 (演:まーぼ春雨)
★岡田先生(演:岡田知華)
★校長 (演:さとし)
★市川先生(演:市川諒馬)
★小塚先生(演:小塚良太)
(◇敬称と所属団体名は略してあります)

長谷川先生は眼鏡と上から目線な所がツンとしたお局先生って感じでした笑。でも過去をOBの伊藤にヤンチャな過去をバラされた時の狼狽ぶりというか顔の崩れ方とのギャップが…笑えました。
岡田先生はひたすら災難な人なんですが、生徒会長に丸め込まれた場面では無類の天然ぶりを発揮してた気がします笑。ちなみに演者は劇中でも書いてましたけど字は上手い方だと思います。
校長は最も教育者って感じでピンと伸びた背筋も含めて威厳ある人物って印象でした。生徒会長との口論が一歩も引かない両者って感じで観ていて楽しいのですが苦悩も多い様で…大変そうです。
小塚先生は変人という意味でインパクトありました。前置きだの余談だのと意味のないことを思慮深そうに述べる所が物事を、ものすごく考えてそうで実は何も考えてない人の様に思えるキャラでした。

【登場人物③】
☆その他の人々
★伊藤(OB) (演:鳥遊)
★PTA副会長 (演:くのう)
★保護者 (演:小藤琴)
★山本先輩 (演:山本慶)

PTA副会長は気弱な頼りない控えめな感じなんですが、挨拶を巻物で持ってきたり、いきなりキレるなどやることが極端すぎるなので別の意味で面倒くさいキャラだと感じました笑。
保護者…この人はもろヤベーヤツって感じでしたね。親切の押し売りみたいな高圧的な物言いがなんともウザい笑。しかも言ってることかなり左寄りだしw
山本先輩…現れるタイミング悪すぎ笑。福田との第2ボタンの件は夫婦漫才かと笑。ニブすぎでしょうに笑。あ、でも最後はオイシイとこ持ってっちゃいましたね。