おしぐちたかし氏自身による明治大学 米沢嘉博記念図書館「おしぐちたかしコレクションから見る海外マンガ展」後期展示アーティスト紹介
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しかもかなり安かった。 コミックの原稿の1割か2割はインカーがもらえる、と聞いた。真相はともかく、当時すでにトラビスの原稿を入手するのはかなり困難だったから運が良かったと思う。。 トラビスが相性の良いインカーと組んで、マンガの原稿を描いていた時代の傑作だとぼくは誇らしく思っている。 pic.twitter.com/1Zmnl9jn02
2020-01-09 19:10:32「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 ジム・リー(Jim Lee)にはずいぶん世話になった。インタビューを何回も行ったし、 サンディエゴの近郊にあったWILDSTORMのスタジオにも訪問させてもらった。 なんといっても97年3月には、渋谷のまんがの森でトラビスとのサイン会を開催できた。 pic.twitter.com/hSaErndRpf
2020-01-10 18:48:43主催のメディアワークスのおかげだが、ジム・リーほどの人気作家のイベントは快挙だった。 ジム・リーに関してはいっぱい良いエピソードがある。 1月18日の夏目さんとのトークショーでリクエストがあればお話しします。 で、ジム・リーの原稿は持っていない。 pic.twitter.com/7roMp53KXW
2020-01-10 18:50:13確か「自分の原稿はあまり売りたくない。」と語っていたことと、 X-MENからWILDSTORMへその人気、注目度が急上昇していた時期で、 ハードルが極めて高かったというのが、持っていない理由。 スケッチは何枚描いてもらった。 「WILDC.A.T.S」のvoodooは、コミコンで描いてもらったものだが、 pic.twitter.com/rxa9KYovhY
2020-01-10 18:51:36丁寧な描き込みから察するとインタビューの折、スケッチを依頼して翌日渡されたものだと思う。 「GEN13」はサイン会の合間、気分転換に描いた落書き。 「80」はファンからプレゼントされたガチャを見て。ポージングから撃沈する軍艦まで、これだけの世界観をその場でもらったガチャだけで描いた。 pic.twitter.com/vsQ9dcF1t4
2020-01-10 18:59:07「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 アレックス・ニーニョ(Alex Nino)は、ぼくと同世代のクリエイターにファンが多い。 ぼくはスタージョンの『人間以上』が印象深い。 一度「ニーニョがハルク(Rampaging Hulk)を描いてる!」と喜んで買ったらペンシラーはJim Starlinだった(笑)。 pic.twitter.com/2G1MBIzDMa
2020-01-11 19:42:23作品を乗っ取ってしまうニーニョ独特の個性的なタッチ。 このスケッチからも個性的なタッチがうかがえる。 このスケッチは何かの折に本人からもらったもの。 ニーニョは『ポポロクロイス物語』で有名な田森庸介さんの知人で、そのおかげでぼくも親しくさせてもらった。 pic.twitter.com/nKLTnluPIz
2020-01-11 19:59:05ゲイリー・タラオック(Gerry Talaoc)の“Cloak & Dagger”は、ニーニョと同じ画商のところで売られていた。 元々“Cloak & Dagger”が好きだったことと、タラオックの色気のある画風が気に入っている。 pic.twitter.com/nM6dsABYRb
2020-01-11 20:00:48「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 ぼくは、サイモン・ビズレー(Simon Bizley)の91年12月に発売された「Batman/Judge Dredd: Judgment on Gotham」のカバーアートの原画を、91年2月にロンドンのコミックショップで見かけている。 人物部分だけ切り抜かれたもの。 pic.twitter.com/nrMTeq0Fw2
2020-01-12 20:49:57マントを大きく広げたバットマンが迫力たっぷりに描かれた原画だった。 かっこいい!と思ったが、どこに使われた原画だかわからない。そりゃそうだ。1年も先に発売されるコミックのカバーなんてわからない。ローカルのコラボ企画かと思った。 買えないこともない値段だったが原画の大きさに断念した。
2020-01-12 20:52:54後年、コミコンでビズレーのカラー原画を10点くらい預かって、まんがの森渋谷店で1年間販売したが、ほとんど売れなかった、 日本のアメコミファンには、原画を購入する習慣がなじめなかったのかも。 今はどうなんだろう。 スケッチは原画を預かったとき、おまけにもらったものだと記憶する。 pic.twitter.com/MkQKcgrAB4
2020-01-12 20:54:48「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 メビウス(Moebius)のマンガの原稿は『SILVER SURFER: PARABLE』1点のみ。 メビウスのアメリカでの代理店Starwatcherで、販売していた。 イラスト関連は売られていたが、マンガ原稿はアメリカではあまり出回っていかった。 pic.twitter.com/O9tuFIHM7a
2020-01-13 20:31:15やはり価格も同時代のアメリカの作家よりもかなり高額だった。 メビウスが手がけたスパイダーマンやデアデビルなどの原画は、1点5000ドルだった。 原稿のサイズが、B5判にも満たない小さなサイズにも驚いた。 pic.twitter.com/M14LaqZhfB
2020-01-13 20:33:17「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 アラン・デイヴィス(Alan Davis)といえば、Captain Britainに代表されるUK系ヒーローものの第一人者。 長きにわたってMARVEL DCのスーパーヒーローを描き続けている。 ともかく描く女性に品のある。 pic.twitter.com/kTp9An5gEZ
2020-01-14 22:58:42そんなディヴィスなので記念に購入したのが、この原稿。 Excaliburの主要メンバーが描かれている。 個人的には、初期の「Adventures of the Outsiders」が好き。 どことなくショタ的なセンスがちらほら見られて。 pic.twitter.com/jdsCsitqsh
2020-01-14 23:00:00ピカード・フランカード(Picard Francard )は今回唯一のBDの作家。「JEEPSTAR 1Rêves de fantôme#1」(シナリオ:Giordano) 92年にアングレムでたくさんの新人をインタビューしたひとり。翌年アングレムで偶然再会し、彼の自宅までお邪魔した。窓からエッフェル塔が正面に見える素敵な部屋だった。 pic.twitter.com/JQSl4N3oLv
2020-01-15 23:24:09ピカードは聴覚障碍者で、絵が得意だったので建築の専門学校に入学し、そこで知り合ったゲームライターの友人のシナリオでBDを描き始めたそうだ。 消息を調べたらしっかりキャリアを新作を発表している。 自分の障害を心配する母を早く安心させてあげたい、という言葉が印象に残っている。 pic.twitter.com/BQPhav950r
2020-01-15 23:30:26「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 ガイ・デイヴィス(Guy Davis)に関しては詳しくはないが、当時手がけていた「Sandman Mystery Theater」は、 往年の探偵漫画の雰囲気が好きで毎号買っていた。そうしたらこの原稿と遭遇。 渋いペンタッチが印象的!うまいなあ。 pic.twitter.com/6zgIk4mU7I
2020-01-16 18:54:34「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」後期 アヴェンチャーズは子供の頃からミーハーチックに好きだった。最初キャラを知らないからカービィの描く得体のしれないヒーローたちに想像力をかきたてられた。 デヴィッド・ロス(David Ross)の『Avengers West Coast』はそんな思いから購入した。 pic.twitter.com/Sqougs5owN
2020-01-17 19:19:40