おしぐちたかし氏自身による明治大学米沢嘉博記念図書館「おしぐちたかしコレクションに見る海外マンガ展」前期原画展示アーティスト解説
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【本日より】「おしぐちたかしコレクションから見る海外マンガ展」OPいたしました! ビル・シンケビッチなど90年代ペイント系作家を中心に50点以上の原画が展示されています。 開館時間は14:00-20:00。 前期は12月9日(月)までです。 meiji.ac.jp/manga/yonezawa… pic.twitter.com/j4TdFDOyws
2019-11-15 14:27:27あまりわかりやすい場所ではないので、お越しになる際には参考にしてください。 米沢嘉博記念図書館Google Map maps.google.co.jp/maps?q=%E7%B1%…
2019-11-22 18:11:05本日から始まりました。 「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 ■期間:2019年11月15日[金]~2020年1月27日[月] 前半はペイントアート中心です。 カラーの原稿は見応えはあると思います。 lhttps://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-oshiguchi.html pic.twitter.com/ZVG12DXjty
2019-11-15 21:07:18「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 ビル・シンケビッチの原稿は、カラーからモノクロまでけっこうな点数を展示しています。モノクロは、インカーも自ら行っているので、そのタッチが堪能できます。思えばいつかシンケビッチに会いたいと願い、10年ちかくコミコンに行ってました。 pic.twitter.com/bVT6ZsG5Rl
2019-11-16 13:27:48「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 ケント・ウィリアムスとジョン・J・ミュースには、90年にはじめて行ったコミコンであっさり会えた(笑)。 『Havok & Wolverine: Meltdown』の原稿が無造作に積んであるのには感動よりも驚いた。しかもデカくて重たかった。 図版は「The Mystery Play」 pic.twitter.com/NgDwse1LPk
2019-11-17 11:50:01「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 「Batman vs. Predator」「Wolverine: Killing」「Wolverine Inner Fury」のカラーリスト、シェリル・ヴォルケンバーグは、ケント・ウィリアムスの奥さん。 ケントたちの原稿の横に「B vs.P」が置いてあって、シェリルの仕事だとわかった。 pic.twitter.com/PiKFRV3FzQ
2019-11-18 13:06:18カラーリングは一見、雑に色を置いてあるように感じるけど、スミ版のフィルムを重ねると、鮮やかな色合いになる。カラーリングが単なる塗り絵ではないことを痛感した。たしか「Killing」では、ケントの色調を意識したカラーリングを心がけていると、ケントの顔を見ながら答えてくれた。
2019-11-18 13:07:44あわせて、ケントの「Killing」と、シンケビッチ「Inner Fury」の原稿も、最初に選ぶことができた。 自分が気にいったページを指名して購入できる滅多にない機会だった。
2019-11-18 16:30:10「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 ジョージ・プラットは、ケントたちと同じ「Allen Spiegel Fine Arts」というエージェント所属。 最初に行ったコミコンで、よくわからないまま『Enemy Ace: War Idyll』にサインをもらったのが最初。 pic.twitter.com/CVl6QJ4Nmp
2019-11-19 17:39:20赤い万年筆で描くサインは、背景を水でにじませたり、いろんなテクニックを披露してくれた。 第一次世界大戦の複葉機のパイロットが主人公の『Enemy Ace: War Idyll』は、もう芸術の域だった。 アメコミの懐の深さを知った。 本人自身が寡黙で学者然とした風貌だった。
2019-11-19 17:40:55「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 スコット・ハンプトンは、『Batman: Night Cries』で出会うまで知らなかった。 ケントやシンケビッチのようなエージェントを持たず、作家個人としてブースをかまえていた。 品の良いやさしい色調が印象的だった。 pic.twitter.com/vEOZdYEUOV
2019-11-20 18:44:25印刷では、スコットの彩色センスをなかなか再現できていない。今回の展示で一番見て欲しい原稿だ。 うちの奥さんはメビウス以外、海外コミックに関心のない人なのだが、スコットだけはお気に入りだった。 おかげで奥さんへの土産に購入したりして、けっこうな点数を所蔵することになった。
2019-11-20 18:54:52スコット・ハンプトンは、ペイントアート以外もバットマンなどのコミックブックのペンシラーの仕事も手がけているが、残念ながら入手していない。 夫婦そろって『魔女の宅急便』の大ファンで、絵コンテ集を土産に持っていったらすごく喜んでくれた。 現在は「MTG」のイラストをてがけているそうだ。
2019-11-20 19:01:21「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 クリストファー・モレロも、作家個人としてブースをかまえていた。 映画「ロケッティア」の世界観をもっとミニタリー色を濃くした『Rocketman: King of the Rocketmen』は、渋い色使いの先鋭的な画風が印象的だった。 pic.twitter.com/R838EZX6Qd
2019-11-21 22:52:43日本人が自分の作品を知っていることにとても喜んでくれた。 彼は時間があれば、即興でアクリル画を描いていた。その見事な手順と完成度の高さには目を見張るものがあった、 後年「MTG」のイベントで来日した際、「コミッカーズ」編集部で、そのテクニックを披露してもらい、記事にした。
2019-11-21 22:53:44「コミッカーズ」の帰り、水道橋の「とんかつ屋」で食事をしたのが、良い思い出。 わざわざアメリカの出版社経由で「会いたい」と連絡をくれた。ありがとう。 そういえば、バットマンやスーパーマン、JLAメンバーの巨大ロボットで暴れまわる「JLA Classified: Cold Steel」 pic.twitter.com/aijUHvM44v
2019-11-21 23:29:20メカ好きなので1ページくらい購入しようと話したら、ひとりのコレクターが1冊まるごと買い取った、とこっそり教えてくれた。 コレクターの本懐だね。 ぼくにはそんな財力も根性もなかった(笑)
2019-11-21 23:35:35「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 ジョン・ロミータJr.は、あのカリカリッとしたタッチが好きで、見かけたらコミックブックを買っていた。 残念ながら当時の日本のアメコミ流通事情では、毎号は入手できなかったが。 コミコンで原稿を手にしたとき、実直な仕事ぶりに感心した。 pic.twitter.com/bOg2SWP6r0
2019-11-22 23:30:40モノクロだと特徴的なタッチが余計際立った。 まあ「Ghost Rider/Wolverine/Punisher Ⅰ」の茨のシーンはやりすぎ(笑) インタビューしたい作家のひとりだったが、 Jr.はMARVEL専属なので、交渉に一苦労。 pic.twitter.com/IjNvWwT3bA
2019-11-22 23:32:44終日MARVELブースでサイン会を行っていたので、インタビューは、結局サイン会の休憩時間に、ブースの裏手で行った。 当然、父ジョン・ロミータSr.の話も聞いたが、ちょうど離婚したばかりで、実家(ジョン・ロミータSr.家)に居るんだ、と聞いて、うらやましいと思った(笑)。 pic.twitter.com/dZuPa2HjVv
2019-11-22 23:35:35コミコンでたくさんインタビューをしたが、大手の作家はともかく交渉が大変。 アレックス・ロスのときはめちゃくちゃ大変だった・・・と、この話はまたの機会に。 今回、ロスの絵は展示していないし。
2019-11-22 23:38:43「おしぐちコレクションから見る海外マンガ展」 ジョン・ヴァン・フリートは、「X-FILES#0」で注目していた作家。 アメコミには珍しい、独特の色気にひかれた。 1999年に『Batman: the Chalice』のプロモーションで、個人でブースを構えていた。 個性あふれるバットマンコミックとの出会いだった。 pic.twitter.com/aiC4Cq9b0F
2019-11-23 18:56:41なんといってもキャットウーマンの妖艶さ! マスキングを多用しエアブラシで描いているのかと思ったら、手描きだった。 コミコンで知り合った内藤泰弘さんとわいわい言いながら原画を選んだ楽しい思い出が。 pic.twitter.com/YBdEUUdjxk
2019-11-23 18:57:59もちろん「X-FILES#0」もお目当てだったページを購入できた。 自慢のコレクションのひとつ。 プレゼントしてくれた版画もなかなかいいセンスだった。 今どうしているのかな。 pic.twitter.com/Ml8XkJmb8Z
2019-11-23 19:11:05