有機農業連続セミナー第16回「小さな農業が地球を救う 世界で進む小農と家族農業の再評価」2019.12.15報告

使い捨て時代を考える会の主催する有機農業連続セミナー。小農学会の松平尚也さんのお話し会。
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くうのる @kuunoru

松平氏>企業的農業が大きいアメリカでも、外から費用だけ入ってくる農業は地元の文化に打撃を与えるという研究がある。京都の中山間地では、大規模企業が九条ねぎを農薬多消費で栽培、地域の水路整備などには対応しない。耕作放棄地は獣害深刻、当たり前の農業ができない。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:08:12
くうのる @kuunoru

松平氏>10年に1度の農業計画を改定、ヒアリングに来ている。しかし農水省は小農と家族農業についてあまり理解していないと考えている。仲間たちと政策提言で外務省や農水省にかけあっているが、外務省はやりたくない(海外への開発援助の関係)、農水省は外務省の影に。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:10:08
くうのる @kuunoru

松平氏>日本では小農と家族農業に明確な定義がない。権利はすべて守られているだろうというのが農水省の経営局の認識。政策課題として認知されていない。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:11:17
くうのる @kuunoru

質問>岐阜で小さな農業を増やそうという取組をしている。自給ができれば生活がハッピーになるだろうと考えている。未来のビジョンを教えてほしい。 質問>来春より新規就農。どうやって地域で続けるかアドバイスを。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:14:35
くうのる @kuunoru

松平氏>岐阜の方が取組は進んでいると思う。うちの地域は、農業だけでストイックに生きるのは難しい。自給のお裾分けとして、都市農村交流、民泊などしている。多様な農家が生きていける、都市との関係性がないと。新規移住者はまずは農村との闘いから始まるし。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:16:40
くうのる @kuunoru

松平氏>海外の方が、自立したやり方ができそうと注目されているようだ。東アジアは飢えと共に生きてきた歴史から、皆で協力しないといけなかったから、周囲との関係性維持が大変かも。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:18:30
くうのる @kuunoru

質問>滋賀で自然栽培の農福連携をしている。機械は使えないが人力は強い。そのあたりのつながりは? 松平氏>農福連携に補助金が出ている、今は過渡期。日本自立センターで介護の仕事をしていて、障がい者の自立運動に関わった。農作業の価値とその人々の価値をリンクさせて #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:22:21
くうのる @kuunoru

松平氏>障がい者と言われる人は、一人でできないことでも二人なら別のものが生み出せる可能性。 質問>四季を楽しめるように、今後どのような動きを? 松平氏>これからの農業・農村を考える上で再考必要。1960年代から近代化で風土にあった農業がなくなってきた。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:25:06
くうのる @kuunoru

松平氏>70年代から工業の所得に農業をあわせる政策。アメリカの余剰作物を輸入しそれは日本では作らないようにしたり、作物に合わない土地での生産を推奨したり。そこを見直していく必要。 質問>経営面から見ると補助金頼り、家族農業は足を引っ張っているという意見あり。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:27:24
くうのる @kuunoru

質問>農協の役割は? 政府の下請けではないはずだが、地域の農業者は農協の改革はできないのか。 松平氏>農協は共済が黒字、農業指導は赤字。共済はマーケットが大きく、経済界はやめさせたい意向。日本は戦前、困窮から逃れるためお金も共同化で乗り切ってきた。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:30:37
くうのる @kuunoru

松平氏>共生、共販が野菜の産地で大きな力になった。日本では予算で一番大きいのは、農業土木。農家の個別所得補助金(民主党)は画期的だった。ただし海外から見ると一桁足りない。家族農業と企業経営がまだ分別できていないが、家族農業に補助金は落ちていない。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:33:37
くうのる @kuunoru

松平氏>海外では小農は農地を持っていないのが基本。日本では戦後の農地解放で小農が土地を持っている。小農天国でもあり。それが経営的に見るとどうかというと評価は難しい。重要な問いなので考えていきたい。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:34:53
くうのる @kuunoru

質問>福井県から。春から家庭菜園を始めた。私も小農?(そうです) 私たちのような者は、農業者としてどのように評価? 自分で作れないが安全なものを手に入れたいがどうすれば。 質問>獣害対応に自衛隊の活用をしてはどうか。京都府下で動きはあるか。外国では? #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:39:27
くうのる @kuunoru

松平氏>自分の移住したころも農的暮らしを求める人が多かった。お米を無農薬だと夏は草取りに負けていく。昔の子は除草機で草取りしてからでないと遊びに行けなかった。獣害対策には災害隊のようなものを行政的に対応してほしい。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:43:38
くうのる @kuunoru

質問>小農のネットワークは? 松平氏>小農学会の会員は設立から2年で200-300人。もとは九州で活動していた団体が母体に生まれた。家族農業年プラットホームで計画が必要だが農水省が立てていないので、対応するネットワークができている。小農学会はほぼおじいちゃんたち。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:46:12
くうのる @kuunoru

松平氏>この20-30年の取組のネットワーク。一緒に本を書いたのは九州のおじいちゃん、外務省とやりあっているのは若い農家、メンバーは重なっていない。 #小さな農業が地球を救う

2019-12-15 15:47:38
くうのる @kuunoru

#小さな農業が地球を救う、終了。福井、岐阜、長野と遠くから参加がありました。 農文協が2018年12月号の主張で「新しい小農の時代を展望する」を公開されています。ruralnet.or.jp/syutyo/2018/20… 松平さんら小農学会の皆さんが11月に出版されたのがこちら「新しい小農」創森社。shop.ruralnet.or.jp/b_no=05_883403…

2019-12-15 20:38:11
くうのる @kuunoru

セミナー後のミニ交流会にて。使い捨て時代を考える会のイベントでは安全農産供給センターのおいしくて安全なほんもの食材を使ったお料理が出るのでうれしい。国産有機大豆のおからコロッケ、大根と紅芯大根のサラダ3種、紅玉りんごとヤーコンのデザート。 pic.twitter.com/kOadSaqmC4

2019-12-15 22:46:05
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