@awajiya 江戸末期に描かれた日本画で、遠近法の使われてるやつみると、なんとも妙ちくりんな感じがして大変味わい深く、宜しいですよね。城郭風の屋根がついてる近代建築とか、日本刀を差してる近代軍のような、歴史の断層を垣間見るようでw
2011-06-05 03:42:06@awajiya 時代は前だけど、どちらかといえば『剣客商売』向きのキャラですね。田沼時代にも洋風画家っていたのかな。
2011-06-05 04:14:10江戸後期から明治にかけて描かれた 遠近法をつかった浮世絵は「浮絵」ですね 「くぼみ絵」とも呼んだらしい 大学の教養でとった美術の教授がその専門家で 90分みっちりとスライドで解説されたなあ http://bit.ly/kBfkov
2011-06-05 05:57:07@akira_isida 透視図法のない時代にも,人々は絵に「遠近感」を感じてた筈で,そういう環境で育って「浮絵」を見たとき,どんな感じだったんでしょうなぁw 「どこが立ち上がって見えるってんだべらぼうめ,ただ歪ん,…で, う…うへへ,こいつぁ気持ちわりいね.ケツが浮いて来らぁ」
2011-06-05 06:05:04@awajiya 「浮絵」で違和感を感じるとすれば 大きさの感覚もありそうで「なんで大座敷の向こう端は小人ばかり座ってんだ」とか 立体視の錯覚でSILO(Large In Small Out)という逆転現象があるそうで… (cont) http://deck.ly/~mUFkS
2011-06-05 06:26:33@akira_isida そういえば,大和絵には吹抜屋台というアイソメもどきの図法がありますが,中には奥に行くほど広がってるやつさえありますからなぁ.遠くなるほど小さく描く表現てのも図法の単なる約束事で,自明ではないってことですわなぁ.
2011-06-05 07:19:07@awajiya @akira_isida 奥に行くと広がる逆遠近法は中国絵画にも例がございます。南書(まぁ山水画)には三遠法てのがありまして、近遠は見下ろし、中遠はまっすぐ、望遠は見上げるって三つの視点を一つの画面に描いちゃうですね。異時同図法も使います...
2011-06-05 09:37:26@awajiya @akira_isida ...だから西欧的な遠近法とは違いますが、上見たり下見たり「この人は下に居た人が上って来たのかな」などとマンガのコマ割りがベタになってると思うと結構楽しいです。
2011-06-05 09:41:13@1sugi @awajiya 「三遠法」なるほどー勉強になります ここらへんも参考にしてます http://cardiac.exblog.jp/14228286/
2011-06-05 09:43:51@awajiya @akira_isida まぁ概略こんな事を解説したら富岡鉄斎を食い入るように見て離れなくなっちゃった中学生眼鏡女子がおりました。それみて好い事したんだか悪い事したんだかわからなくなりましたw
2011-06-05 09:44:27.@1sugi そういう画法で造られた「遠近感の持主」が,「パースペクティヴ」を経験した時の認知のズレに,私は興味があるわけですな.どれも自明ではない.言わば「制度」である.その制度の中で整合さえしていれば,人は「遠近感」を持てる.……という仮説に対して認知科学の成果は……とね.
2011-06-05 09:48:36