一木支隊戦史に関する呟き 2020年1月11日

あずLOVE@晴れの国で戦史研究！ @nakachandaisuki

陸海軍間の情報共有化が出来ていたかどうか、の批判があるが、大本営陸海軍部ではある程度の情報共有がなされていたことは、一次史料から推察できる。ミッドウェーの敗北についても、大損害が発生した時に陸軍側は何かあったらしいことは感じていたし、翌日には海軍側から敗北を知らされている。

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大本営陸軍部機密日誌には、敗北の三日後に海軍は敗北した、という記述がある。陸軍省は海軍に対し見舞い品として鋼材を譲渡したりしている。

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ところが、海軍内ではミッドウェーの敗北について知らない部署があった。第四艦隊はミッドウェー敗北の情報を知らず、編成前まで主要メンバーが軍令部にいた第八艦隊と南東方面の米軍状況判断にかなりの温度差があった。

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南東方面に米軍が何らかの行動を起こすかもしれない、という情報が伝えられた際、第四艦隊は楽観視していた。ところが第八艦隊は真面目な反攻が開始されるかもしれないと警戒するよう促す。両者の見解の違っていた。