ローマ教皇ベネディクト十六世、既婚男性の司祭に反対表明 バチカンに衝撃

教会の栄光 @glory_of_church

「ここで次の事も付け加えなければならない。教父達と教会博士達が明確に教えてきているように、童貞性は、われわれがそれを「天の国のために」受け入れるのでないかぎり、キリスト教的徳ではないのである。

教会の栄光 @glory_of_church

すなわち、われわれがこの生活様式を、天国をより確実に得るため聖なる事項により自由にわれわれ自身を奉げることができるようになるために、そして勤勉な努力によって他の人々を天国へより容易に導くために受け入れるのでないならば。」

教会の栄光 @glory_of_church

「異邦人の使徒（聖パウロ）は、聖なる霊感のもとに、この点について次のように述べている。「独身の男性はどうしたら主に喜ばれるかと主の事に心を配る。…独身のままでいる女性や未婚の若い女性は身も心も聖なるものとなろうと主のことに心を配る」（１コリント７：３２、３４）」

教会の栄光 @glory_of_church

「それゆえこれが、キリスト教的童貞性の第一の目的であり中心的意義である。ただ神的なことのみを目指し、心と霊魂の全てをそれに向けること、あらゆることにおいて神をお喜ばせすることを望み、常に神のことを考えること、肉体と霊魂を神のために完全に聖別することである。」

教会の栄光 @glory_of_church

「教会教父達はイエス・キリストの言葉と異邦人の使徒の教えを常にこのような仕方で解釈してきた。教会の最初期の時代から、彼らは童貞性を、神へ奉げられる肉体と霊魂の聖別と考えてきた。

教会の栄光 @glory_of_church

聖キプリアヌスは処女達に、「ひとたび彼女達が肉の快楽を放棄することによって自身をキリストに奉げたならば、彼女達は肉体と霊魂を神に献上することを誓ったのである。…そして彼女達は主のためだけに自らを飾り、主をお喜ばせすることだけを求めるべきである」と要求している。

教会の栄光 @glory_of_church

ヒッポの司教は更に次のように言う。「童貞性は、それが肉体的完全性であるゆえにではなく、それが神に捧げられたものであるゆえに、讃えられるのである。…われわれは処女を処女であるゆえに称揚するのではなく、愛のある節制のうちに神へと捧げられた処女であるゆえに讃えるのである。」 pic.twitter.com/3WaT9iC8s0

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

「…アウグスティヌスは処女達に向けて書いている。「人の子らの中で最も美しいかのお方（キリスト）を、あなたがたの心の全てをもって愛しなさい。あなた方は自由です。あなた方の心は婚姻の絆によって拘束されていません。

教会の栄光 @glory_of_church

夫に対して大きな愛情を持たなければならないのであれば、その方のために夫を持たないことをあなた方が望んだ方に対しては、どれほど大いなる愛情を持たなければならないことでしょうか。十字架につけられた方を、あなた方の心にしっかりとつけなさい。」

教会の栄光 @glory_of_church

…オリンポスの司教、聖メトディウスは次の美しい言葉を処女の口に置いている。「ああ、キリストよ、あなたは私の全てです。あなたのために私は貞潔を守り、輝く灯を高く掲げてあなたに会うために駆けていきます、私の配偶者よ。」

教会の栄光 @glory_of_church

まさしくそれは、天の配偶者をより容易に妨げなく観想し愛するため修道院の壁の内に身を引き、生涯そこに留まるよう処女を駆り立てるキリストへの愛であり、彼女の隣人のための慈悲の業に彼女の人生と力を費やすよう強く彼女に促す同じその愛なのである。

教会の栄光 @glory_of_church

「女によって汚されておらず、童貞である」男達については、使徒ヨハネは「彼らは小羊の行く所にはどこへでもついて行く」（黙示録１４：４）と断言している。 pic.twitter.com/CSDNPqk0TN

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

アウグスティヌスがこの部類の全ての男達に与えている勧告について黙想しよう。「あなた方は小羊に従いました。なぜなら小羊の身はまさしく童貞だからです。正しくあなた方は心と体の童貞性において小羊の行く所にはどこへでも従います。

教会の栄光 @glory_of_church

なぜなら、従うことは何を意味するのでしょうか、倣うことでないとすれば？キリストは私達のために苦しみ、模範を残されました。「その足跡をたどるように」と使徒ペトロが言うように（１ペトロ２：２１）。」

教会の栄光 @glory_of_church

それゆえこれら全ての弟子達とキリストの配偶者達は、童貞の身分を受け入れたのである。聖ボナヴェントゥラが言うように、「配偶者であるキリストに似た者となるために、なぜならその身分は童貞を彼に似た者にするからである。」 pic.twitter.com/xQGYcyqy3T

拡大

教会の栄光 @glory_of_church

彼らのキリストに対する燃える愛は愛情の絆で彼と結ばれることでは満足できず、彼の徳の模倣によって、そしてとりわけ、人類の利益と救済のために全面的に捧げられた彼の生活に倣うことによって、この愛は自らを表現せねばならなかったのである。

教会の栄光 @glory_of_church

司祭、修道士、修道女、その他何らかの仕方で自らを神聖なる奉仕へと捧げた人々が完全な貞潔を守るとすれば、それは彼らの神なる師が彼の人生の全てにわたって童貞のままに留まったというまさにその理由のためである。

教会の栄光 @glory_of_church

「これが神の独り子、そしてまた処女の独り子、全ての聖なる処女の唯一の配偶者、聖なる処女性の実、栄光、賜物。その方を聖なる処女性は肉体的に生み出し、その方と聖なる処女性は霊的に結婚し、その方によって聖なる処女性は実りあるものとされ、

教会の栄光 @glory_of_church

不可侵のものとして保たれ、その方によって彼女は飾られ、永久に美しいものとして留まり、その方によって彼女は冠を受け、栄光のうちに永久に統治する。」と聖フルゲンティウスは叫んでいる。

教会の栄光 @glory_of_church

「尊敬すべき兄弟達よ、われわれはここで、なぜキリストへの愛は寛大な霊魂達を結婚を控えることへ動かすのか、童貞性とキリスト教的愛徳の完全性の間にある神秘的なつながりはどのようなものか、より完全に解明しより注意深く説明することが適切であると考える。

教会の栄光 @glory_of_church

先に言及された主の御言葉から、この結婚の完全な放棄は人をその重大な義務から解放するということが既に暗示されている。神的霊感によって、異邦人の使徒はこの自由の理由を次の言葉で述べている。

教会の栄光 @glory_of_church

「私はあなたがたが心配事を持たないことを望んでいます。…しかし妻がいる者は、どのようにして妻を喜ばせようかと世の物事に心を配り、心が二つに分かれています。」（1コリント７：３２－３３）

教会の栄光 @glory_of_church

しかしながらここで使徒は妻の事を気に掛けるゆえに男達を非難しているのではないし、夫を喜ばせることを求めるゆえに妻達を非難しているのでもないということを指摘しておかなければならない。

教会の栄光 @glory_of_church

むしろ彼は、彼らの心は神への愛と配偶者への愛によって分かれており、煩わしい心配事に付きまとわれており、彼らの結婚状態の義務によって、神的なことを自由に観照することがほとんどできなくなっているということを明確に述べているのである。

教会の栄光 @glory_of_church

なぜなら彼らが拘束されている結婚生活の義務は、明確に次のように要求しているからである。「彼ら二人は一体となる」（創世記２：２４）夫婦は、喜びにおいても悲しみにおいても相互の絆で互いに結ばれている。