フリーランスとして仕事を取る上で必要なことを語る流れ…「名刺は数配るより心に残れ」「セルフブランディング大事」など

わかる
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tsuyoshi azuma @azulblue

note.com/azulblue Game3DCG 3Dprint,leadart.「LORD of VERMILION 1、2のモデリング監修。Netflixアニメ「ソードガイ」武装魔デザイン。 弊社シナリオライターが「爆発侍」連載中

tsuyoshi azuma @azulblue

DMで「フリーランスで最初に仕事をどうやって取るのか」という質問がくることがあって。 通算5回目くらいになったのでちょっと書いておきたい。 普通は、というかもう今の時代、状況が千差万別過ぎて何が普通かわからない。

2020-01-22 10:14:44
tsuyoshi azuma @azulblue

たいていの人は一定期間会社員をやってからフリーランスになることが多い。 なので、会社員時代につちかった取引先との信頼関係を引き継いで仕事をもらうというのが定石だろう。

2020-01-22 10:14:53

記憶に残る大事さ

tsuyoshi azuma @azulblue

SNSや、お声掛けされる業界交流飲み会には出た方がいい。ただし、名刺をたくさん配ることより、できるだけ多くの人と話をすることに注力した方がよい。 名刺だけもらってもお酒も入っているような席では、人は5分で顔と名前を忘れる。

2020-01-22 10:14:53
tsuyoshi azuma @azulblue

後に残った名刺だけを見て、この人何だっけ?と思うのである。 それより話をして、何か情熱を持って語れる話題の方に振るのだ。 なるべく物語仕立てで話せ。 顔と名前は一度は忘れても面白い話は覚えているので、あの時話した面白い話の人で覚えてもらえるし、何なら仕事につながる可能性もある。

2020-01-22 10:14:54

営業の大事さ

tsuyoshi azuma @azulblue

僕の場合はゲーム作りに傾倒して大学を中退し、雇ってくれる会社もなかった。 なので初めから自営業になった。 僕の頃はバイト雑誌に会社が募集を出していたので、そこで半年くらいリサーチをした(ゲーム関係に限らず)

2020-01-22 10:14:55
tsuyoshi azuma @azulblue

すると募集を出す会社というのはだいたい決まっていることがわかってくる。 そういう会社をノートに書き写していく(いまだとエクセルとかスプレッドシートがいい)。 デザイン、出版、ゲーム、その他メディア関係。絵が必要そうな会社を100社くらいリストにする。

2020-01-22 10:14:56
tsuyoshi azuma @azulblue

次に片っ端から営業電話をかけて行くのだ。いまだと迷惑なのでやめて。25、6年前だとまだ行けた。 社交辞令もそこそこに要件をズバッと。 当然断られる。とにかくめげずに100社くらいそれをやる。7-10社くらいは話を聞いてもらえた。

2020-01-22 10:14:57
tsuyoshi azuma @azulblue

そこで約束を取り付けて、プレゼン資料持って会いに行くのだ。その中から仕事をもらえそうな2-4社くらいは出る。 3社くらいあれば悪くない選択肢だった。その中から自分がやれそうな、そしてやりたいと思った仕事を選んだ。

2020-01-22 10:14:58
tsuyoshi azuma @azulblue

ここで特にやりたくはないけど、お金は良い、みたいな基準で選ぶと、何かトラブルが起きてつらくなったときに嫌になってしまう。 なので選択肢があるなら、情熱が続くものを選ぶと良い。

2020-01-22 10:14:59

業績によるセルフブランディング

tsuyoshi azuma @azulblue

仕事を完遂したら、それを次のプレゼン資料に加える。 自分ができることをわかりやすく明示できるような演出を、嘘ではない範囲で加えるのも重要だ。

2020-01-22 10:14:59
tsuyoshi azuma @azulblue

あといまだと営業、エンジニア、アート問わずセミナーとか勉強会には顔を出しとくのが良い。 そもそも仕事って人の活動なので、人とつながらないことには話にならない。 この人いい仕事するかよりも、信用できるか、好きか嫌いかで仕事は振られる。 品質が問われるのはその次であることが多い。

2020-01-22 10:15:00

人を見ることの大事さ

tsuyoshi azuma @azulblue

ありがちなのは(あごで使える)子分を探してる者は多い。 最初から品質しか当てにされてない仕事は、同じ理由で自分じゃない人に振られる。世の中うまいやつは多い。 あと自分が心身共に常に万全の状態であることは少ない。 50%の出力でできる仕事を毎日するのがいい。

2020-01-22 10:15:01
tsuyoshi azuma @azulblue

そこで物事より人と向き合うのが良いみたいなことが言えるといいのだけど、考えものだ。 人と向き合った者は手を動かす時間が減るので、成果物は減るし数をこなさないので質が落ちる。 質が問われたとき、別の質を出せる人にやってもらえればいいけど、やってもらえなかったとき悲惨なことになる。

2020-01-22 10:15:02
tsuyoshi azuma @azulblue

物事と向き合った者は、人の輪から遠ざかる代わりに、自分の作業に没頭するので技術か、品質か、成果物のどれかが良くなる。 ただ人に背を向けて積み上げ方を間違えると、どれも大して良くならないということも起こる。個別の問題だろう。

2020-01-22 10:15:03
tsuyoshi azuma @azulblue

人と向き合わないと他人の溜飲の下げ方がわからなくなりがちなので、なるべく人の気持ちと向き合って生きていた方が健康に長くやれると思う。 この瞬間だけパフォーマンスが出れば良い、みたいな考えはフリーランスに不向きだと思っている。 生き残っていかないといけないので。

2020-01-22 10:15:04
tsuyoshi azuma @azulblue

質問の答えになっているかわからないけど、みなさん良いフリーランス・ライフを。

2020-01-22 10:15:05