アメリカ宇宙政策演説速報＆所見

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

つまり、2030年代に約束しているのは火星軌道まで行くということだけ。おそらくはフォボス有人探査じゃなかろうか。火星に降りるなんて約束していない。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

And a landing on Mars will follow.　と続く。つまり「その後、火星着陸もやるかもね」ぐらいであり、これは探査というと月→火星というルートしか思いつかない一般に向けたリップサービスと見た。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

要するに昨秋のフレキシブルパス、今年2月の新宇宙政策の確認であり、アメリカとしては重力井戸の底に人を送り込むことが公約にならないように言葉を選んでいる。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

雇用不安を主張する向きへの配慮は、大型ロケット開発への追加投資だった。Next, we will invest more than $3 billion to conduct research on an advanced “heavy lift rocket”

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

ただし、それもresearchであることに注意。ヘビーリフター開発が一朝一夕には成らない(アレスが狙ったように)ことを認識している。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@nojiri_h 現状ではそうですね。2030年までに無人探査が進み、人間がどこにいくべきかが明らかになっていることを期待しているのだと思います。

🌈アムステルダムの大佐さん(50)🇳🇱 @dice_k_enomoto

シャトルのエンジン+固体燃料ブースターでしょうね。ブランみたいな RT @ohnuki_tsuyoshi: これ、ブースターエンジン開発が間に合わない感じがするけど大丈夫なんだろうか？ RT @nojiri_h: RT @kawango: 2015年にサターンより巨大なロケット。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

予算教書にあったブースターとは別物ってことですね。ロケットに合わせてミッションを組むなら現実的。 RT @dice_k_enomoto: シャトルのエンジン+固体燃料ブースターでしょうね。ブランみたいな RT @ohnuki_tsuyoshi: エンジン開発が間に合わない

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

ヘビーリフターはブランニューと断言。we want to look at new designs, new materials, new technologies

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura 遠いところに具体的目標を置くことで、当面の技術開発に要らぬ横槍を入れさせないようにしている感じがしました。中期目標を具体的にすると、目標のふらつきに短期計画が影響されるので。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura 運用コストは高いけど、手持ちリソースで手早く作れるヘビーリフターをちゃっちゃと用意、というのなら良いと思います。ペイロードはロケットに合わせて作ればいい。本格ヘビーリフターへ向けた、練習になります。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

しかも2015年までに設計を確定して開発に入る、と。これは余裕があるようでいて、基礎技術の開発まで考えると相当タイト。高圧燃焼技術だけを考えても、おそらく技術の完成を待たずに、実機開発が見切り発車になるぐらいのスケジュール。

林　譲治 @J_kaliy

@ShinyaMatsuura 基礎技術の確立と宇宙インフラの長期的な整備という華のない長期計画を策定するに当たって、根幹を揺さぶられないように、多少は彩りを加えたということですか。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

@J_kaliy その色彩は濃いです。RT 基礎技術の確立と宇宙インフラの長期的な整備という華のない長期計画を策定するに当たって、根幹を揺さぶられないように、多少は彩りを加えたということですか。

大貫剛🇺🇦🇯🇵З Україною @ohnuki_tsuyoshi

@ShinyaMatsuura ああ、2015年完成ではなく着手ですか。それにしても厳しいですよね。日本で言えば、LE-5開発開始からH-II着手まで5年と言ってるような勢い。雇用確保したいなら暫定ヘビーリフターが必要では・・・

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

オリオンを復活させるとは一言もいっていない。ISSのリターンンビークルに、オリオンの技術を使うといっているだけ。使うのは技術でオリオンそのものではない。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

And this Orion effort will be part of the technological foundation for advanced spacecraft to be used in future deep space missions. 　とね。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

物は言い様。こうやって反対派を説得していくんだな。In fact, Orion will be readied for flight right here in this room.

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

まとめると、ヘビーリフターへの30億ドル追加投資以外は、昨秋のフレキシブルパスから変化なし。ヘビーリフター予算は、2月時点と比べると2倍に増加ということだろう。おそらく今後5年で60億ドル(6000億円)。しかもこれは研究開発投資で、実機開発ではない。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

ここまでコンステーレーションに9億ドルを費やしていることを考えると、かなり堅実かつ現実的な投資じゃないかと思う。

松浦晋也 @ShinyaMatsuura

フレキシブルパスに、「大統領が演説した」という重みが加わった。特に2025年までに有人小惑星探査と明言したのは大きい。

yossi @nyossi

低軌道から衛星、惑星間に行けるオリオンのコンセプト温存か？、或いはアボート技術を含む有人カプセル技術の継承が目的か。

yossi @nyossi

そーいや、笹本さんの「彗星狩り」では有人往還機ダイナソアをそのまま使ってたけど、放射線暴露に対する研究予算付ける辺りも、その布石なのか？

yossi @nyossi

ああ、ダイナソアといっても、計画が実在したX-20じゃなくて、同様のコンセプトの軍用小型シャトル(空中発射可能)が、大量に放出されて、かつてのダコタやカーチス・ジェニーの様に民間で活用されてる設定。

yossi @nyossi

とゆー訳で、笹本祐一さんの「彗星狩り」(朝日ソノラマ)をお勧め。水を得る為に、民間で賞金を掛けて彗星を狩りに行くコンセプトは衝撃的でした、新装板が欲しい所。#scjbook