組織について

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光岡英稔 @McLaird44

組織について感じていた。肯定派、否定派、属すことの意味、属さないことの意味、本来の意味、間違った理解の仕方、利点、欠点などなどと考えていた。 一つ言えることは肯定派にせよ、否定派にせよ、その自分が肯定/否定している「組織」が何を指しているかが明確でないことが伺える。

2020-02-14 01:07:10
光岡英稔 @McLaird44

例えばだが組織の語源はtela; textus; system; texture; organization; construction; tissue; formation; structure、などの何れかが上げられる。 おそらく、下記のことから考えると組織の語源は【Organization、Organize と Tissue】ではないかと考えられる。

2020-02-14 01:07:22
光岡英稔 @McLaird44

※世界大百科事典 第2版、1種類または数種類の細胞からなる有機的細胞集団を組織という。英語のtissueはラテン語texere由来のフランス語tissuから派生したもので,織物の意味。あたかも多数の緯糸・経糸からなる織物のように,組織をつくる細胞間には有機的な連絡がある。

2020-02-14 01:07:22
光岡英稔 @McLaird44

この【Organization、Organize と Tissue】が語源なら「組織」とは人間の身体、社会構造、社会形態における有機的な連絡が取れる多数の織物の網目のような関係性を指すことになる。

2020-02-14 01:07:23
光岡英稔 @McLaird44

世界大百科事典 第2版の解説では【そしき(組織 tissue)生物における細胞集団。多細胞生物においては発生が進むにしたがい細胞が形態的・機能的に分化する。これらの細胞は雑然と混合しているのではなく,多くは同じ種類の細胞が集合し,一定の配列をなしている。→

2020-02-14 01:07:23
光岡英稔 @McLaird44

このように1種類または数種類の細胞からなる有機的細胞集団を組織という。tissueの語はラテン語texere由来のフランス語tissuから派生したもので,織物の意味。あたかも多数の緯糸・経糸からなる織物のように,組織をつくる細胞間には有機的な連絡がある。】

2020-02-14 01:07:24
光岡英稔 @McLaird44

ブリタニカ国際大百科事典の解説では、【組織(そしき)=tissue。生物学用語。多細胞の生物体において起源的に同じで形態も似た細胞が,互いに集って一定の作用を営んでいるものをいう。しばしばこれらの細胞は,その生産した物質 (細胞間質など) によって連絡されている。→

2020-02-14 01:07:24
光岡英稔 @McLaird44

動物には上皮組織,筋組織,神経組織,結合組織などがあり,植物には表皮組織,柔組織,繊維組織,通道組織などがある。動物の血液やリンパなどの体液は,細胞間質が流動性をもっている結合組織として取扱われている。組織は組織系を構成し,また何種かの組織が集って器官を形成する。】

2020-02-14 01:07:24
光岡英稔 @McLaird44

もちろん社会の中の構造としての「組織」もある。→

2020-02-14 01:07:25
光岡英稔 @McLaird44

世界大百科事典 第2版の此方の解説によると【組織(そしき) organization=組織とは,企業体,学校,労働組合などのように,2人以上の人々が共通の目標達成をめざしながら分化した役割を担い,統一的な意志のもとに継続している協働動行為の体系と定義することができる。→

2020-02-14 01:07:25
光岡英稔 @McLaird44

すなわち,分化した機能をもつ複数の要素が,一定の原理や秩序のもとに一つの有意義な全体となっているものの意であるから,広義には,動物や植物の場合にもひとつひとつの細胞が集まって成り立つ場合,細胞組織とか人体組織というように用いられる。】

2020-02-14 01:07:26
光岡英稔 @McLaird44

と言うことは、ここにあるよう「2人以上」は組織として定義されるなら、武術/武道の集まりで2人以上になれば其れも組織の定義に当てはまることになる。

2020-02-14 01:07:26
光岡英稔 @McLaird44

組織嫌いな否定派に多く見られる傾向は「自分がグループや集まりの中心になりたい“自らの組織が欲しい派“」か「いま所属している社会形態や社会構造が嫌だから他の組織を求める派」などに分類されるように見える。

2020-02-14 01:07:27
光岡英稔 @McLaird44

結局のところ組織を否定しつつも自分の組織(集まり、集団、グループ)が欲しかったり、自分の欲求と組織の欲求が合っている時は不満なく欲求が合わなくなったら組織の否定派になる現象などがある。

2020-02-14 01:07:27
光岡英稔 @McLaird44

また、個人的なある組織に属していたころの経験を「組織」と結びつけて嫌な思い出を感情的に組織と繋げ苦手になる人も少なくない。 以上のことから【組織】なる其れを考えた時と、あと日本の文化性/身体性を考えた時に、三つの根源的な苦手の理由が考えられる。

2020-02-14 01:07:27
光岡英稔 @McLaird44

一つは近代化で生じた日本人の身体性と文化性の変容から来る西洋的な意味と定義を元とする【組織=Organization, Tissue】なる言葉に対する文化性の不一致(西洋的身体観/文化性と日本的身体観/文化性の不一致)から来る違和感。

2020-02-14 01:07:28
光岡英稔 @McLaird44

あと一つは私たちが江戸時代から離れ近代化を望んだ気持ちと【組織=Organization, Tissue】なる言語と意味、定義を文化的に受け入れられる土壌としての身体性を変えてしまった心境と行動に対する嫌悪感から組織を嫌う心理と身体観が構築されたと考えられる。

2020-02-14 01:07:28
光岡英稔 @McLaird44

また、もう一つ要因を上げるなら、そもそも【組織=Organization, Tissue】が何を指しているのかでさえ分からない日本人の組織の意味や定義に共感できない牧歌的な「分からなさ」が自分に取って不透明である故に「組織」を抽象概念化し、その「不透明さ、分からなさ」を嫌っている所も見受けられる。

2020-02-14 01:07:29
光岡英稔 @McLaird44

組織に対する否定派にせよ肯定派にせよ、そもそも自分が何を否定や肯定し、そうしている【組織】が何を指しているのかを分からず否定したり肯定しているように見受けらる。

2020-02-14 01:07:29
光岡英稔 @McLaird44

例えば社会の組織構造を考えてみると下記の世界大百科事典 第2版の解説のように、共通目標、相互関係、役割、関係性、伝達、統制の過程、「グループの組織化はある集まりにおける個々の役割分担が決まること」とされている。これは自然界にも起きる事で人間社会のみに組織がある訳ではない事となる。

2020-02-14 01:07:30
光岡英稔 @McLaird44

【ブリタニカ国際大百科事典の解説によると、組織(そしき)=organization 集団成員間の相互交渉の結果として生れてきた集団全体としての成員相互関係,つまり役割,地位の体系および各成員の行動規準や伝達および統制の過程の総体を意味する。→

2020-02-14 01:07:30
光岡英稔 @McLaird44

ときには組織化された体系としての集団,つまり組織体のことを組織と表現することがある。しかし一般には,集団の内部の構造化そのものを組織という。

2020-02-14 01:07:30
光岡英稔 @McLaird44

集団が自然発生的に生じてくるような場合,その成立の初期には組織分化度は低く,明瞭性を欠き,また各成員の受持つ役割,地位,行動規準は変化しやすく,安定性を欠いているといえるが,集団が長く持続していくに従って,次第に安定し,場合によっては,必要以上に固定化してくる場合もある。

2020-02-14 01:07:31
光岡英稔 @McLaird44

集団の組織化は,大別して2つの側面に向って行われる。 D.カートライトによると,その一つは,集団の共通目標に適応する方向に成員の行動を引起す機能であり,他の一つは,集団の統合を維持,強化する方向に働く機能であるとされる。→

2020-02-14 01:07:31
光岡英稔 @McLaird44

集団の組織はその内部に同時的にインフォーマルな組織とフォーマルな組織をもつ。】→

2020-02-14 01:07:32